熊が人を襲うとき [Kindle]

著者 :
  • つり人社
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感想・レビュー・書評

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  • クマからの「正しい襲われ方」を解説する本です。

    まず、文章としては新聞記事の引用が度々入るからなのかものすごく読みにくい(笑)
    僕の意見としては、最初に「クマの生態」などとして、クマの行動の癖などを体系的にまとめ、その後実際のケースを解説していくという構成の方が読みやすいのではないかなと思いました。


    解説されるクマへの対処法は実用的なものもありますが、根拠や情報量が今一つという印象でした。
    根拠に関してですが、いくつかの新聞記事の引用だけで「この対策は軽傷で済んだから有用かもしれない」という書き方なので、いまいち信頼が置けない感じです。

    そして情報量についてはもう少し詳しいところを知りたいなという印象でした。
    例えば、「クマに遭遇した時にはクマの目そのもの視線を合わせず全体像を把握して次に取るべき対処に備えている」という記述がありますが、具体的に「クマがどんな仕草をしたらどういう意味合いなのか」といったところは書かれていません 。
    クマが示すボディランゲージの意味合いや、取るべき対処についてはもう少し詳しくわかりやすく図解などを使って解説して欲しいところでした。

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著者プロフィール

1948年青森県十和田市生まれ。秋田大学教育学部卒業。秋田県庁生活環境部自然保護課勤務。86年同庁を退職しフリーの熊研究家となる。多数の助成により国内外で熊に係わる研究・活動を行う。島根、山口、鳥取県からの委託によるツキノワグマ生息状況調査(00~04年)のほか、環境省のもとでも調査を行ってきた。十和田市民文化賞受賞(98年)。日本・毎日新聞社/韓国・朝鮮日報社共催「第14回日韓国際環境賞」受賞(08年)。

主な著作に『山でクマに会う方法』(山と溪谷社)、『クマは眠れない』(東京新聞出版局)『クマ追い犬 タロ』(小峰書店)、『クマを追う』(丸善出版)、『絵本 おいだらやまの くま』(福音館)ほか多数。

NPO法人日本ツキノワグマ研究所理事長。

「2017年 『熊が人を襲うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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