芸術新潮 2017年 07 月号

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  • 新潮社 (2017年6月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910033050773

芸術新潮 2017年 07 月号の感想・レビュー・書評

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  • アルチンボルド特集。谷口ジロー追悼。川久保玲のニューヨークメトロポリタン美術館展覧会ルポ。

    ・アルチンボルド特集
    フルーツや野菜や魚、火や木などを組み合わせて、人の顔を描く。
    海外の美術館に行って、アルチンボルドの作品に出会うと、「おお、また会ったね」と旧友にあった気分になる。私にとって、何年経っても、変わらず特徴のあるからすぐ見分けがつく同級生という感じ。

    この時代は、世界の珍しいものを集められることが王族の威力を表すことができる。海外の宮殿見学で当時の王族が集めた部屋とかあるけれど、ある意味アルチンボルドの書く細密な絵は博覧的な意味も大きく持つものだったのだろう。

    本文にあるように、遠くから見ると人間の顔に見え(マクロコスモス)、近寄るとフルーツや魚に見える(ミクロコスモス)の二つの要素がまじりあっていることが王様を惹きつけたのでしょう。そして、それは王様の肖像がであり、宇宙を表した壮大なヨイショでもある。

    ただしコンセプトだけではなく、すべては圧巻の筆力によるところが大きい。

    ・谷口ジロー追悼
    劇画時代から始まり、フランスのBDのフルカラー漫画に発展するまでの谷口ジローの歴史が記載されていてなかなか興味深い。

    フランスでの谷口ジローの大きさにびっくり。日本よりも全然大物として扱われている。亡くなった時も新聞(ルモンド)の1面で取り扱われたとか。やはりフランスは芸術的な感性の高さに惹かれるのだろうか。

    谷口自体BDというフランスの漫画(メビウスなど)に影響を受けて成長していったところから、手塚治虫にとっておディズニーのような存在なのでしょう。最後は本家から評価される。

    ・川久保玲展
    ニューヨークメトロポリタン美術館で企画展特集。
    すごいですね。ファッションに対して、常に変革をしていく姿勢(既成概念に否を突きつける)はまさにアートなのですね。

  • 借りたもの。
    『アルチンボルド展』を踏まえて、アルチンボルド特集。
    展覧会に出展されている絵画の殆どを網羅し、解説している。
    同時期開催『ベルギー奇想の系譜』来年開催『神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展』の紹介まで。
    これらは密接に関係し、共鳴しあっている。
    他、漫画家・山口ジロー氏特集。SF、ハードボイルドなど、その多様な作品について。
    ヤマザキマリ、とり・みき氏の『画家職人伝』がとても面白い。

  • アンチンボルドは解説が詳しくて絵もたくさん掲載されていた。「追悼!谷口ジロー」も読み応えあり。

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