週刊東洋経済 2017年8/5号 [雑誌] [Kindle]

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  • 今回の特集は「金融大淘汰」。
    銀行が稼げない時代において、これから金融業界はどうなっていくのか、という話である。

    だが残念ながら、あまり銀行に関わるような人生を送ってこなかったので、さほど思うところはなかった。
    いい歳して恥ずかしいが、銀行マンも大変だなあ、くらいの感想しか持てなかった。

    ただ、フィデューシャリー・デューティ、つまり「金融業界は顧客本位の運営をすべし」という指摘があった事には驚いた。
    ビジネスにおいて当たり前のことを、今更、さも重要なこととして指摘されているということにである。
    金融業界がいかに異質かを思い知らされた。


    他には、「知の技法 出世の作法」で、『型』の大切さを問いているのが良かった。

    世の中にはマニュアルで対応できない問題が多い。
    しかしそんな時に、いきなり「型破りな発想が必要だ」というのは飛躍し過ぎである。
    型(基本)をしっかり身につけておかねば、本当に型破りな対応をすることはできない。
    型破りと出鱈目は、似ているようで全く違うのだ。
    とのことである。

    この指摘は、実に的を射ていると思う。

    しばしば、マニュアルに陥らないために「あえて」基本を学ばない、という人を見かける。
    しかしそれは上っ面の努力だけで、本当に型破りなことをしたいなら、やはりきちんと基本を学び、その上でそれを超えていくべきだろう。

    基本とは、先人たちの知恵や経験の結晶である。
    その大切さをしっかりと心に留めておきたい。

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