データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 良い本なのかもしれないが、事例と内容が古く既に陳腐化しており、実践的でもない
    施策を会計として評価するのは分かるが、どう施策実行時の売上をシミュレーションするかは松竹梅だし、LTVも過去分は考慮せず未来の推定値を現在価値に割り引くなど、それどうすんねんみたいな部分が多い
    評価指標もいろいろ登場するが顧客ライフサイクルとの関連性が薄く、個人的には西口本の方がより洗練されており実践的という印象を受けた
    総じて読んでいてつらい本

  • 出版年は少し前ですが、一貫してマーケティングに役に立つ情報が満載だったので個人的には時代遅れだと感じませんでした。

    “適切なオファーを、適切な顧客に提供することでマーケティング効果は大幅に向上する。”
    “まずは小さく始めて検証する。うまくいけば拡張し、失敗したならやり直す”
    など、当たり前のことですがほとんどの会社ができていないことを、事例を通じて
    それが必要な理由と、具体的な進め方が記載してあり、読了後の納得感がかなりありました。

    ただ他の方が記載されているように専門用語がかなり出てくるため、中級〜上級の方におすすめです。

  • 【15の重要なマーケティング指標】

    ①ブランド認知率
    ブランドは財務系指標では測れないため、アンケートで「認知率」や「好感度」を取ったりなどの、非財務指標で測定する
    ②試乗(お試し)
    車の試乗のように、お試しのアクションを顧客に踏んでもらえるか
    ③解約(離反)率
    サービスを顧客が解約する率
    ④顧客満足度(CSAT = Customer Satisfaction)
    顧客がサービスにどれくらい満足しているか?
    ⑤オファー応諾率
    企業からのキャンペーン等のオファー(依頼)に対して顧客が応じる率。マーケティングキャンペーンの運用効率を評価するために必要
    ⑥利益
    「売上高−費用」で算出する。キャンペーンを打って割引したり、プロモーション費用をかけて告知した結果、売上、利益に貢献していたか?
    ⑦正味現在価値(NPV = Net Present Value)
    「PV(現在価値)−費用」
    それぞれのキャンペーン施策を比較するときに利用する。それぞれの施策の価値から、キャンペーン費用を引いたとき、実質何が収益性が高いのか
    ⑧内部収益率(IRR = Internal Rate of Return)
    キャンペーンや施策を実施する場合の投資利回り
    ⑨投資回収期間
    投資したコストを回収できるまでの期間。短ければ短いほどよいとされる
    ⑩顧客生涯価値(CLTV = Customer Lifetime Value)
    顧客の価値を測定する必須の指標。サブスクリプションやSaaSなどのビジネスモデルでは顧客が月額1万円のサービスを平均3年で解約してしまうとしたら、その顧客のLTVは1万円×36ヶ月 = 36万円となる。
    顧客によってLTVの高い顧客、低い顧客がいるため顧客によって特別扱いと普通扱いをうまく調整できると吉
    ⑪クリック単価(CPC = Cost Per Click)
    Web広告が1回クリックされる単価
    ⑫トランザクションコンバージョン率(TCR = Transaction Conversion Rate)
    トランザクション=ECサイトの購入のこと。
    ユーザーがサイトへ流入してから、実際にECで商品を購入してくれる率
    ⑬広告費用対効果(ROAS = Return of Advertising Spend)
    ROI(Return On Investment、費用対効果)の広告版のようなもの
    ⑭直帰率
    Webサイトへ流入したユーザーが、他のどのページにもいかずに離脱してしまった率
    ⑮口コミ増幅係数(WOM = Word of Mouth)
    インターネット上の口コミがどれくらい発生したかの係数

  • 需要喚起(短期で収益を得るクーポンやイベント)
    ・認知向上とブランディング
    ・CRM(ロイヤルティプログラム)
    市場形成
    ・ITインフラ及び組織能力強化
    BtoBは・の3つに力を入れる。
    BtoCは認知向上とITインフラ。

  • アマゾン社員の教科書と書かれているため入門書のように感じるが、難易度は高めで、マーケティングの入門書ではない。また表現も平易ではなく、入門は他の書籍を当たるべし。特にマーケティング、会計の最低限の知識や考え方は必要。
    ただし、実際にマーケティング活動やサービスの現状を評価、数値化していく際にはこの書籍に載っている指標を参考にすべきと言える。

    会計知識の必要な部分は、経営や事業判断をする人への説明には必須で、この考え方を理解して数値化、説明ができるかが、ビジネスマンとして重要であることは間違いない。

    紹介されているダウンロードできるスプレッドシートはすでに参照先のURLが存在していないようなので、その点は残念。

    【参考】15の指標
    ① ブランド認知率
    ② 試乗(お試し)
    ③ 解約(離反)率
    ④ 顧客満足度(CSAT: Customer Satisfaction)
    ⑤ オファー応諾率
    ⑥ 利益
    ⑦ 正味現在価値(NPV: Net Present Value)
    ⑧ 内部収益率(IRR: Internal Rate of Return)
    ⑨ 投資回収期間
    ⑩ 顧客生涯価値(CLTV: Customer Lifetime Value)
    ⑪ クリック単価(CPC: Cost per Click)
    ⑫ トランザクションコンバージョン率(TCR: Transaction Conversion Rate)
    ⑬ 広告費用対効果(ROAS: Return on Ad Dollars Spent)
    ⑭ 直帰率
    ⑮ 口コミ増幅係数(WOM: Word of Mouth、ソーシャルメディア・リーチ)

  • マーケティングにおける重要KPIをベースにして例を交えながらデジタルマーケティング分野を解説した中級〜上級者向けの本。

    NPV, IRR等会計に踏み込んだ投資効果KPIも出てくるので、基本的な概念を抑えた上でこの本は読んだほうがいい。

    実際プロジェクトまたは部署でマーケティングをガッツリ関わることになった場合はこの本を再度熟読したいと思った。

  • 15のマーケティング指標

    (1)ブランド認知率
    (2)試乗(お試し)
    (3)解約(離反)率
    (4)顧客満足度(CSAT: Customer Satisfaction)
    (5)オファー応諾率
    (6)利益
    (7)正味現在価値(NPV: Net Present Value)
    (8)内部収益率(IRR: Internal Rate of Return)
    (9)投資回収期間
    (10)顧客生涯価値(CLTV: Customer Lifetime Value)
    (11)クリック単価(CPC: Cost per Click)
    (12)トランザクションコンバージョン率(TCR: Transaction Conversion Rate)
    (13)広告費用対効果(ROAS: Return on Ad Dollars Spent)
    (14)直帰率
    (15)口コミ増幅係数(WOM: Word of Mouth、ソーシャルメディア・リーチ)

  • スッと頭に入ってこなかった。
    マーケティングの実務を担当したことがないからだろうか。

    本の内容が悪い、というより、自分の土台不足。
    もう少し経験を積んでから再読すると、グッとわかりやすくなる、はず。

    入門的な感じで読もうと思ったけど、他の本で頭を作ってからにした方が良さそう。

    気合入れればもう少し速く読めたかな、というのは反省。

  • 本書はマーケティングにおけるKPIの教科書とも言える本である。予想に反して結構かったりした内容だが、どれも役に立つ情報ばかりで読む価値のある一冊だと思う。昨今マーケティングではデータ解析などが盛んだが、このように一つ一つの現存するデータから意味を見出すことは重要であると思う。

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