ACCA13区監察課 P.S. 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 13区に分かれた世界の安全を守る組織「ACCA」。その監察課の副課長を務めるジーン・オータンは,各区を訪れる中でクーデターの噂を耳にする。しかもその中心人物として自分の存在が噂されることを知るのだが......。組織内の心理力学を魅力的に描いたとして高い評価を得ている作品です。作者は,『GENTE』等でも知られるオノ・ナツメ。

    (それこそ大きな組織で働いている一員として)こういうこそこそ感ってあるよねと思いながらページをめくる手が止められませんでした。どろどろとしたものが感じられる中で,主人公となるジーンの人物像が飄々としておりとても心地よいのが最高。「えっ!?」と思わず声が出てしまった物語の結末も,どこまでも気持ちの良いものでした。

    ちなみにこのアニメ版の主題歌『Shadow and Truth』から入ったんですが,これもまた最高です☆5つ

    ※本レビューは第1巻〜第6巻を通してのものです。

  • タイトル通り。PSなACCA。五長官になる前の物語。蛇足っぽさはある。ジュモークのパインとマホガニーの関係が一番ぐっときた。「人生に勝ち負けはないが置かれた立場としてならもうひとつあるだろう」常に目の前にいるパイン。追い越せたのは身長だけ。と思い込んでる節があるマホガニー。比べるものでもないが、なんかひっかかるんだろうな。本部に行くか、区長になるか。お互いに認め合ってる二人には些細なこと。であってほしい。「外の人間に対し、顔を隠す。勝負にならん」ギャンブラースペード長官は新生五長官にどうカードをきるのか。

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著者プロフィール

2003年『LA QUINTA CAMERA』 でデビュー。『さらい屋五葉』(全8巻/小学館)『リストランテ・パラディーゾ』(全4巻/太田出版)『ACCA13区監察課』(全6巻/スクウェア・エニックス)など映像化作品も多数。
「モーニング・ツー」では『Danza』(全1巻)『COPPERS』(全2巻)『つらつらわらじ』(全5巻)『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』(全4巻)を連載。

「2023年 『ザ・ゲームスターズ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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