LOGAN/ローガン 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

監督 : ジェームズ・マンゴールド 
出演 : ヒュー・ジャックマン  パトリック・スチュワート  リチャード・E・グラント  ボイド・ホルブルック  スティーヴン・マーチャント  ダフネ・キーン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.65
  • (23)
  • (33)
  • (36)
  • (5)
  • (4)
本棚登録 : 203
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142284914

感想・レビュー・書評

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  • ウィルヴァリンが主役の前二作はいまいち。
    でも今回は...いい!とても良い!
    『Xメン』シリーズは全作観てるが一番好きかもしれない。

    テレビCMでも強調していたのが、「アメコミを越えた」「大人の『Xメン』」という「今までみたいに子供の映画じゃないんだぜ」というイメージ。

    ブライアン・シンガー監督の第一作の日本公開が2000年度なので、もう17年も前なのか。古くからのファンも中年、老年化している。
    我らがウルヴァリン=ローガンも体の衰えを隠せない。
    目がかすみ、薬のラベルも読めず、老眼鏡を掛けるようになる。眠れないし、アルコールが手放せないでいる。
    そして、プロフェッサーX=チャールズはアルツハイマーを患い、‘世界で一番危険な脳’のコントロールができなくなる。
    人目を避けるように、街から離れた場所で、もうひとりのミュータントと男三人で暮らしていた。
    ある日ローガンは女と出会ってこう頼まれる。
    「命を狙われている。私と娘のローラを友達の待っている安全なところに連れていって欲しい」
    一度は断ったローガンだが、共振能力のあるチャールズが断言する。「あの娘は我々と同じミュータントだ」
    もう一度女の元に行ってみると女は殺されていた。
    家に帰ると追っ手が娘の行方を探してやってきていた。
    なんとかやり過ごしたが、次の追っ手が来て仲間のミュータントが捕らえられてしまう。ローガンとチャールズ、そしてローガンと同じ能力を有していると分かったローラは命からがら逃げ出すが...。

    中年の孤独な男と障害を負った車イスの老人と言葉をしゃべらない野性的な少女とのアクション・ロードムービー(乱暴なまとめ方(笑))
    いろいろ身につまされます。
    数年に一度観る『Xメン』シリーズはまるで遠い友人の近況のようで、「ああ、主人公変わったな」と思ったり、「やっぱ変わってないや」と思ったり。

    ヒュー・ジャックマンの鍛えぬかれた肉体も良いけれど、目を見張るのはローラ役のダフネ・キーン。アクションシーンは格好良く、人を射るようなそのまなざしは、ローラの背負っている重いものを感じさせられる。パトリック・スチュアートの錯乱シーンは若干ショックを覚えた。「ああ、マカヴォイ(彼の若い頃を演じた)が未来はこうなるのか、と。

    ちょっとアルフォンソ・キュアロン監督の『トゥモロー・ワールド』を思い出した。

  • 現代のハードボイルドはウルヴァリンとともに消えゆく定めなのかもしれない。そんな風に思える。大好きなシリーズの最後にふさわしい素晴らしい出来だった。

  • 2017年 アメリカ
    監督 ジェームズ・マンゴールド
    ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ボイド・ホルブルック

    X-MENシリーズの10作目。ウルヴァリンシリーズとしては3作目。
    時は2029年。もう新しいミュータントの誕生がなく絶滅危惧種になってるそうな。
    そしてローガンはよぼよぼのしがない運転手。
    おいおい、ローガンて不老不死ちゃいますのん?
    まぁ、説明によると、ローガンの能力は傷口を早く治すだけで、酷使すれば能力も衰えるということらしいが、ヒュー・ジャックマンがいくらなんでももう、そろそろシニアなのでこの役はつらいってことでしょうね。

    てなことで、遺伝子上ローガンの娘であるローラを安全な場所(カナダとの国境)に連れてくお話。

    チャールズもすっかりよぼよぼになっちゃい、最後はお亡くなりになりましたので、チャールズとローガンはもう出ない
    X-MENシリーズもこれで終わり?????

    と、思ったらまだまだ続くみたい。
    ニュー・ミュータンツってなってるからあの子供たちかなぁ?

    でも、ローガンとチャールズのいないX-MENってのもなぁ、何だかなぁって感じですよね。若いチャールズもかっこいいけど(笑
    今まで少し中だるみだったことを考えれば本作はなかなか面白かった。

    最後の戦いの部分がイマイチ盛り上がりには欠けてたけど、ローガンお歳だし、仕方ないのよね(そんな問題か?)

    おまけも含めて★4

  • シリーズものらしいけれど、ほとんど何も知らずに見た。どうやらローガンはうらぶれたヒーローらしい。そんな彼が、生命力の最後の一滴を絞りきって娘を守ろうとする。
    まあお決まりの展開ではあるのだけれど、途中、西部劇『シェーン』の映像が引用されていて、何よりその場面に胸をつかまれた後だったので、次の劇中のセリフが最後の最後でふたたび引用されるに及んで、深く揺さぶられた。

    「人間は人生を変えることができない。たとえ正しい行いをしていても、人殺しをした烙印からは逃れることができない。だから家に帰ってママに伝えなさい。谷から銃は去ったと」

  • 前作がアレだっただけに、今回最後でちゃんと良い映画だったからびっくりしました笑。
    他の方が『レオン』って書いててそれも間違いじゃないけど(監督が他の色んな映画とともに参考にしたって言ってる)、ベースになってるのは『子連れ狼』と、あと一番近いのは『炎の少女チャーリー』なんじゃないかと思う。『子連れ狼』の原作と、若山富三郎の映画版がアメコミ界とバイオレンス映画界に与えた影響は大きいですね。

    元々、ジェームズマンゴールド監督って、シリアスな作風の方が持ち味だと思う。『コップランド』とか『3時10分、決断のとき』とか。だから前作の『SAMURAI』がなんであぁなっちゃったんだろうと笑。

    ひとつはレイティングのせいもあって。元々、フランクミラー達がアメコミに革命を起こしてバイオレンスやセックス描写を入れてったけど、映画ではなかなかできなかった。そういう状況で『ダークナイト』や『キックアス』みたいなのが出てきたからみんな面白い面白いってなった。

    今回はレイティングが上がっていいからバイオレンス描写をちゃんと入れたと。だから、マンゴールド監督がようやくちゃんとやってくれたなって感じです。

    それと、脚本がマイケルグリーンさんですね。『ブレードランナー2049』もほんとよくできてました。『オリ急』とか色々と引っ張りだこですね。『オリ急』はまあ、劇場には行かないけど。もしかしてめちゃくちゃ改変してたりして笑。

    あと、この女の子って原作では人気キャラ。だから出たとき、うぉー!ってなった笑。演じてるダフネキーンちゃんがまた演技が上手い。Dr.マーチン履いてるのもポイント高い。

    チャールズがボケ老人で介護する話ってのがこれまた面白い。車椅子に仕込み槍とかマシンガンとかついてたら面白かったのに。(シリアスな作風って話はどこへ…)

  • XーMENシリーズは ずっと観てる気がするけど
    ウルバリァンがこんなふうに末裔を送るとは?最初の頃のXーMEN がやはりHERO物としては面白かった。
    忘れてる部分も沢山あるけど…色んな傾向からストーリーを作ってるんだね。ミュータントと人間の共存も難しく 能力あるミュータントがこんなふうになるとは悲しい
    ウルバリァン自体は あまり好きなキャラではなかったけど、昔の映画のシェーンの名言に喩えながら HEROだけではなかったと本人自身も思ってること でも、やはり 正義貫くところ守るべきものを守るところが Mメンを彷彿させる 不死身だと思ってたローガンが死んじゃうのは悲しかったけど、娘が親を愛おしい気持ち そして親が娘を、想う気持ちを最後に知れて良かったと、思う
    娘ローラがお墓を作った十字架をラストでXに置き換えるところが とても良かった

  • 近未来。ミュータントはほぼ絶滅してしまい、優れた治癒能力を持っていたローガン(ヒュー・ジャックマン)も今やその力を失いつつあった。
    そんな彼に年老いたチャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)から最後のミッションが託される。
    それは、絶滅の危機に瀕したミュータントに残された唯一の希望である少女ローラ(ダフネ・キーン)を守ることだった。
    強大な武装組織の襲撃を逃れながら荒れ果てた地を行く3人。その先には、想像しえぬ運命が待ち受けていた。
    X-MENシリーズの人気キャラクター・ウルヴァリンの最後の戦いを、マーク・ミラーの「オールドマン・ローガン」と「デス・オブ・ウルヴァリン」を原案に描いた傑作バイオレンス映画。
    その身に埋め込まれたアダマンチウムに蝕まれ、ヒーリングファクターを失いかけた老いたウルヴァリンことローガンが、自分の遺伝子を継ぐミュータント少女ローラとミュータントの子供たちを守るために老骨に鞭打ち最後の戦いに挑むストーリーを、かつての仲間のミュータントも死に絶え金を貯めて船で余生を過ごすことだけを目的に生きるローガンと自らの能力をコントロール出来ないエグゼビアの苦悩や孤独、かつて愛した者が死んでしまったトラウマから孤独に生きるローガンと野良犬のようなローラが父子のような絆を育てていく疑似親子関係、出会った農民と安らぐ時を過ごす中でずっと求めていた家族を守り戦い生きることを思い出してローラたち未來ある子供を守るために自らの命を最後の戦いに燃やし尽くすローガンの熱い生きざまを絡めて、ハードボイルドに「シェーン」「許されざる者」のようなウェスタンタッチで描き、クライマックスのミュータント兵器を養成するトランシジェン社の傭兵にローガンとローラが鋭い爪で立ち向かうバイオレンスアクションなど骨太なアクション満載で、ウルヴァリンの戦いを締めくくるに相応しい渋い傑作バイオレンスアクション映画に仕上がっています。
    クリント・イーストウッドのような渋い存在感のヒュー・ジャックマンと可憐なルックスと裏腹なローラを演じたダフネ・キーンが、印象的です。

  • 痛い!痛い!ピストルよりも鉄の鉤爪の方が痛い感が増しますね。それを子どもと敵も使うのでトリプルで痛い。治癒力があるので少しくらいなら傷つけられても平気ということになっていてグサ、グサやられてしまう。ローガンはドラマ中ずっと痛そうな演技をしている。
    15Rということでマーベル社のものにしては重量感のあるアクション、ストーリーで浮ついてないのは好感が持てるが、ローガンに特に思い入れのないので重さが退屈さにつながってしまう。ラストの見せ場も死ももう少し見せ方に工夫があってもいいような気がした。すぐに蘇るので墓の中に入っても石ころがカサッと動くなんてエンディングかと思ってしまったがそれはナシでした。

  • う〜ん…もう少し期待して観たんですけど、はっきり言ってイマイチだった。
    ウルバリンって確か第一次世界大戦前から生きてたはずだから、100年余りを生き抜いて来たはず。他の誰かと関わることがその人達に不幸を呼び寄せてしまう。安息も平穏も何処にも見つからない不毛な人生の終わりを切に願うローガンの心中を描いているんですけど、何かにつけて自棄っぱちな振る舞いを続けるも、ある種の線を越えることまでは出来ず、泣く泣く関わってしまう…そんな姿を見ても共感する気にもなれないし、カッコ良さを感じることも有りませんでした。
    不老不死っていろんな物語で描かれたり、歴史的事実として時の権力者から追い求められてきたある種の究極の一品だと思うんですが、不老だから見かけが変わらないので一つ所に定住するのは難しいだろうし、そうすると近隣住民との交流も難しいんだろうね。自分の存在を近隣が疑問に思うようになった瞬間から次の世界へ逃げ回る準備が始まる。そんな悪循環に段々と辟易として、耐えられなくなってしまう。「インタビューウイズヴァンパイア」とか「ビザンチウム」とか所謂吸血鬼系作品でも永遠の生を得た事で、それが幸福に繋がっていない描かれ方をしていますよね。結局自分一人が不老不死出会っても、愛する人や友や家族がいない人生なんてのは、不毛でしかないんだろうね。
    まぁローガンはやっと死ぬことができたんだろうけど、マーベルだけにいつ復活してもおかしくない感じ…だな。成長したローラの新しいウルバリン…そんな作品も観てみたいですね(^.^)

  • 制作年:2017年
    監 督:ジェームズ・マンゴールド
    主 演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、リチャード・E・グラント、ボイド・ホルブルック、スティーヴン・マーチャント、ダフネ・キーン
    時 間:137分
    音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日:ドルビーデジタル5.1ch


    近未来。
    ミュータントはほぼ絶滅してしまい、優れた治癒能力を持っていたローガンも今やその力を失いつつあった。
    そんな彼に年老いたチャールズ・エグゼビアから最後のミッションが託される。
    それは、絶滅の危機に瀕したミュータントに残された唯一の希望である少女ローラを守ることだった。
    強大な武装組織の襲撃を逃れながら荒れ果てた地を行く3人。
    その先には、想像しえぬ運命が待ち受けていた。

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