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感想・レビュー・書評
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時には男性か女性かすらも分からずに読んでいるような作家達の対談、エピソードを知ることで、人間味を感じ距離が近づき、その人達の作品をもっと好きになることができた。対談ごとにオススメ本の紹介もあり、新しい本や作家にも出会える。
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「小説家って面白い!無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、20人の作家たちが“自分のルール”を語りつくす。大人気番組、ついに書籍化!]
目次
異世代の人が納得しあうのにオススメの一冊 朝井リョウ×西加奈子
憧れの人やスーパースターにまつわるオススメの一冊 長嶋有×西加奈子
ネットとの付き合い方がわからない人のためのオススメの一冊 朝井リョウ×長嶋有
変態の気持ちがわかるかもしれないオススメの一冊 加藤千恵×村田沙耶香
肩の力を抜きたい人にオススメの一冊 平野啓一郎×山崎ナオコーラ
夫婦で読むのにオススメの一冊 佐藤友哉×島本理生
世界の実相を掴みたい人にオススメの一冊 羽田圭介×藤沢周
悩める二十代の道を照らすオススメの一冊 海猫沢めろん×白岩玄
自意識をなんとかしたい人にオススメの一冊 中村航×中村文則
猜疑心に苛まれる人にオススメの一冊 窪美澄×柴崎友香
ズルしたくない人にオススメの一冊 角田光代×西加奈子
他人に寛大になりたい人にオススメの一冊 尾崎世界観×光浦靖子 -
オードリー若林さんと作家との対談集。朝井リョウさんの“安易に弱者の味方をしない” 長嶋有さんの“全部完璧なセンスをしている部屋を信用しない” などのマイルールが面白かった。若林さんの“相手に絶対わかってもらいたいって思うと言葉が角ばってきちゃう”という言葉にも納得。
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まあまあ
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映像でも見ていて、内容は憶えていないものの面白かったおぼえだけはあって読んだ。
若林「仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると、「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う技術や、人間力への自信がない。そこから来る強迫観念かもしれませんね」
若林「今日コイツを変えようと思ったら失礼なこと言っちゃうし、自分が言ったことが種みたいなもんだと思って。自分が植えたもんが十年後かもしれないし、一か月後かもしれないけど、いつかわかってくれるといいな、っていう風にしないとね。(後略)」
西「今日この人を変えようと思うと、爆弾みたいなこと言っちゃうもんね。即効性のあることばっかり言っちゃう」 -
今日わかってもらおうとすると口喧嘩になる 若林
自分に湧き上がった感情、特に負の感情は、頭の中で分析し、原形がなくなるまで研究して遊ぶ 村田沙耶香
自分磨き 春日 -
小説家の知られざる一面が見られて面白かった。おすすめな本はむしろおまけで、小説家の実態を知るための本。