新八犬伝 転 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (251ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018/12/15読了。
    原作からだいぶ離れて筋書きがオリジナルなものになってきたが、原作の本質は外していない。つまり、犬士たちが日本中を旅して会ったり離れたりしながら、行く先々で玉梓の怨霊や舟虫に操られた悪いやつらと戦って、伏姫や役行者の加護を得て勝つ、というエピソードが延々と繰り返され、親兵衛がいつまで経っても出てこない。下手なやり方で短くまとめたダイジェスト版などよりも、よほど原作のエッセンスを残している。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1959年のNHK『ピエロが泣いた』でテレビのシナリオ作家としてデビュー。1971年、筒井康隆の『時をかける少女』を原作の少年ドラマシリーズ第一作『タイム・トラベラー』が好評を博す。その後、オリジナル続編を執筆し、自身で『続・時をかける少女』として小説化。ついで1973年、NHK人形劇『新八犬伝』のシナリオを担当、これが大ヒットとなる。1977年にはNHK時代ドラマ『鳴門秘帖』、1979年人形劇『プリンプリン物語』のシナリオを担当、『ラーマーヤナ』。SF的発想と独自の楽屋落ちに才腕を揮ったが、58歳で死去。

「2017年 『新八犬伝 結』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石山透の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×