バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) [Kindle]

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  • 光文社 (2017年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (504ページ)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • ブログっぽい文章でくすくす笑いながら読めるのに、最後には「いいものを見せてもらった…」とじんわり感動してしまう、おもしろ生物読み物。子供の頃はファーブル昆虫記のフンコロガシ編を何度も読み、集団になると凶悪になるバッタがいるらしいということにもロマンを感じていたくちなので、とても面白く読んだ。

    - 21世紀になってもサバクトビバッタの生態は驚くほど解明されていない
    - 筆者の失敗と再挑戦の繰り返しに心が浄化される
    - とは言えアフリカまで緑の全身タイツを持っていくのはやはり頭がおかしい
    - 頭がおかしくても社会性が高く、やはり成し遂げる人は人類に対する信頼感が高いのだなと痛感
    - ポスドクを活用しきれていない日本には「もったいないでしょ!」と叫びたい。自分の頭で考えられる、知的な人達がたくさんくすぶっているのはおおきな損失だと思った

    笑っちゃったのはサソリに刺されたときの現地の治療法と、バッタの代わりに研究した虫の雌雄の区別のつけかた。笑っちゃうポイントは読む人みんなちがうと思うので、言い合いっこしたい。

  • 真っ直ぐに生きているひとは面白い。真っ直ぐに生きているとこんな風に周りの助けが得られるのかと思う。羨ましい。

    本を読むときはあまり色々考えずに感情移入しながら読むほうなんだけど、初っ端「バッタに食べられたい」でドン引きした。最後まで読めたのは、バッタ研究に対する真摯さと、それが素人にも十分伝わるユーモア溢れる文章、そしてたくさんの写真のおかげ。飽きさせない。

    個人的なハイライトは、白眉プロジェクト最終面接のシーン。松本前京大総長からの言葉に感動した。カッコいいなあ。

  • 今日本屋に行くと、表題の本が平積みされていた。

    蝗害とはどういうものなのかを知りたくて先日読んだバッタ本がチョイスミスだった(飛蝗の種類に関する本だった)こともあり、即購入!

    で、さっそく読んでみた・・・のだが、

    これは面白い!
    まず著者が面白い!

    バッタアレルギーなのになぜかバッタの研究者になったという著者の夢は、
    バッタに食べられること。

    意味わからない(いい意味で)!

    で、その夢をかなえるためにアフリカまで行ってしまうのだからまたすごい。

    バッタの話も面白いが、それ以上に普段関わりがないアフリカでの生活や食文化が知れるルポタージュとして面白い!

    挿絵が多く現地の様子がわかるのもよい。
    バッタが空を埋め尽くし、向かってくる写真は圧巻!

    内容はそんなに重くはないのでさらっと読めるので、気になった方は通勤通学の合間にでも読んでみてください。
    あなたの知らないバッタとアフリカの生活がそこにある。

  • 新書だから研究結果の最前線を期待していたが、いい意味で裏切られた。研究の最前線。そのひたむきさが素晴らしいよね。前野博士のこれからの活躍に期待。研究成果も是非読んでみたい。オススメの一冊

  • 小さい頃の夢、バッタに食べられてみたい、という夢を叶えるためにバッタ研究者となった筆者。バッタ被害に苦しむアフリカの状況に対抗するため、単身モーリタニアに渡りバッタ研究に没頭するルポルタージュ。
    普段関わりがないアフリカでの生活や食文化がリアリティを持って描かれている。愛すべき研究所のスタッフや所長との人間関係や、バッタへのこだわりが面白おかしく描かれている。内容的にはとても面白い。筆写自身の表現力の豊かさもあるのだろうけど、笑いあり、感動ありと納得のいく内容だった。
    普段はノンフィクションものはあまり読まないけど、これは読んでよかった。ほかに代わりがない良書。

  • バッタ博士の新刊。アフリカのモーリタニアで行ったフィールドワークの記録がメイン。サバクトビバッタの生態よりも前野ウルド浩太郎の生態について詳しくなれる。

    砂漠の地という日本とかけ離れた環境において、どのように暮らし、研究していくのか。著者の研究者として生き抜く術は、読んでいて感心してしまう。最初の頃は給料や賄賂をぼったくられたりしていたが、終盤になるとヤギで調査チーム う買収することでスムーズに研究を進めるなど成長の様子が伺える。

    ともあれバッタに対する愛と執念は驚くべきものであり、分野は違えど見習いたいものがある。

  • 好きなことを仕事にする強み、発信力の重要性、そしてポスドクの悲哀…

  • 「私は「バッタを捕まえてきたらご褒美をあげる」とは言ったが、「生きたバッタに限る」とは言ってなかった。」

    面白い。
    異文化での経験はもちろん、日々の生活も面白い。
    ゴミダマの話が特に面白い。

  •  小さい頃から夢見ていた昆虫博士になるべく勉強をし,その夢を果たしていく著者。しかし,その道は,決して楽なものではないのです。
     このように書くと,なんか,教訓めいた成功物語のお話のように思ってしまいますが,本書の内容は,決してそうではありません。

     サバクトビバッタに魅せられた著者は,わずかばかりの貯金を頼りにアフリカのモーリタニアへ研究に出かけます。しかし,そこで待ち受けていたのは,さまざまな困難でした。しかし,バッタ好きの著者は,そんな困難を自嘲的に笑い飛ばしながら,砂漠での研究を進めていくのです。
     バッタに恵まれない毎日が綴られるかと思えば,雇い人に払う給料を高く取られてしまったり…。地元の子どもたちにバッタを集めてもらおうと,バッタと引き替えにわずかばかりの小遣いをやるという方法を取ったところ,予期せぬことが勃発して…。
     決してスムーズに進まない研究の様子がおもしろくて,次はどうなるのだろうか,本当に研究ができたのだろうかと,ぐいぐいと読み進めてしまいました。
     文章表現も面白くて,まるで椎名誠のリズム? 現代の寺田寅彦になれるかも…。
     バッタに全く興味のない方にも,面白く読める,研究ドタバタ物語です。超お薦め。
     というか,サバクトビバッタの研究結果なんかは,ほとんど出てきません(^^;;

  • こういうニッチな研究を応援したい。

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