プラージュ (幻冬舎文庫) [Kindle]

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著者 : 誉田哲也
  • 幻冬舎 (2017年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (356ページ)

プラージュ (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • フィクションなのにこの街のどこかに本当にありそうな気がしてしまう小説。最後は「プラージュ」という店名にも納得。
    主人公が「プラージュ」店主の潤子ではなく、一番癖のない貴生なのも読者としては読みやすかった。
    夏にはドラマも放送されるし、発表されてるキャストもイメージにぴったりで非常に楽しみだ。

  • 「プラージュ」
    訳あり住人の再生は。


    (敬称略)残念ながらWOWOW非加入であるため、星野源、何より石田ゆり子を見えないのが非常に悲しい。


    主人公は、星野源。仕事も恋愛もうまくいかないサラリーマン貴生。気晴らしに出かけた店で、勧められるがままに覚醒剤を使用し、逮捕されてしまう。更に、執行猶予中ではあるが、住居は火事になってしまう。そんな中、貴生が見つけたのは「家賃五万。掃除交代制。仕切りはカーテン。美味い飯付き」のシェアハウスだった。カーテンが引っかかるものの、貴生には有難い物件に見えたが、どうやら住人は皆訳ありで。


    これは、犯罪者のその後に焦点を当てた小説です。メインキャラクターは7人おり、其々が犯罪を犯したり、身近で犯罪者がいたり。犯罪は、許されない中、犯罪を犯した人間はどう生きるのか。生きるべきか。


    貴生には、隙があり、時に気弱で、でも実直である。犯罪者の特異な空気はない普通の男性。そんな男が、仕事で色々あって、覚醒剤を一回使っちゃう。貴生の場合は、キャラクター上全く悪い奴に見えないため、なんでしてしまったんだと言う思いが湧いてきます。


    特異なのは、小池美羽。壮絶な過去を持つ少女。この少女を中心に物語が展開されていきます。貴生が緩い分、美羽で重くなる。


    踠きながら前に進もうとする再生記録。

  • 引き込まれてどんどん読み進めた。

    シェアハウス、北風と太陽、前科者・・・・
    気になるワードがたくさんあると、物語に入り込んでしまう。
    特に寝る前はまずい…眠くなって本を閉じたのに、夢で続きを読もうとするという経験をした。

  • 20171008

  • 前科者たちが共に住むシェアハウスの住人たちと悩み、暮らすことを通して更生、立ち直るストーリー。
    章によって、話し手や時系列がかわっているので、頭の整理が必要だった。
    最後の展開に驚いた。

  • アパートの上階が火事になり、焼け出された貴生。ちょっとしたきっかけから使用した覚せい剤のために捕まり、前科持ちとなっていたために新たな住居を探すこともままならない彼は、相談した不動産屋から紹介された、1階はカフェ、2階は扉のないシェアハウス『プラージュ』で生活をはじめることになる。
    何かしらのワケを抱えている風変わりな住人たちに囲まれて、貴生の再出発がはじまるが、一度「マエ」がついた人間に世間の風は思いのほか冷たい。

    個性的な住人たちの群像劇、合間に挟まれる、逆転無罪となった殺人犯を追いかけている記者の独白がミステリー調で面白い。

    貴生がへたれで臆病でおよそ根性のない感じのする青年なんだけれど、そのしょうもなさが妙にリアルでどこか憎めない。文庫解説にもあるとおり、こんな風に特に思い入れも何もなくするするっと罪を犯してしまって、再起が難しくなる人、案外世間にいるんじゃないだろうか、なんて思ってしまう。

  • 468

    2017年では102冊目

  • 脛に傷を持つ人々がシェアハウスで織りなす日常を描いた小説。
    筆者が本書で言いたかったと思われる「過去に事件を起こした人が出所しても、日本という社会規範では阻害、迫害され、まっとうに生き直すのは難しい。しかし、そのルールの中で生きていく」というものを、様々な人物像から描いている。
    終始一貫した主張で描かれているため、内容はズレも無く読みやすいが、謎めいた書き方をしている部分や結末がイマイチ。

  • 久しぶりに一気読み!面白かった

  • 自分が何かの拍子に犯罪者になることがあるのかもしれない。そうなったら、貴生みたいな気分なのかな。冤罪だったら、友樹みたいになるのかな。
    犯罪者の気持ちは当の本人にしかわからないし、十人十色の背景があるんだろう。登場人物の感情を推測することはあっても、感情移入することが全くない本という点で、私にとっては新鮮でした。
    読み手の固定概念や先入観によって、読み方が変わってくる本ですかね。

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