反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 [Kindle]

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制作 : 望月 衛  千葉 敏生 
  • ダイヤモンド社 (2017年6月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (405ページ)

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反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方の感想・レビュー・書評

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  • いまこのタイミングでこの本と出会えたことに感謝したい。数年前にはたぶんこの本の価値は半分もわからなかった。文章のはしばしに記憶を呼び覚まされ、それまで無関係だった点と点がつながり、シナプスが結合して「ああ、そういうことだったのか!」とあちこちで発火する、まったくレアで刺激的な読書体験だった。2017年は「反脆さ」と出会った年として、深く記憶されるだろう。
    それにしても「アンチフラジャイル(反脆さ)」という言葉の扱いにくさに、翻訳者も編集者も頭を抱えたのではないか。「ブラックスワン」に匹敵するシンボリックな例がないか、読みながらずっと考えてしまった。この本にも「黒鳥」がいれば、きっともっとずっと話題になったのではないかと思うと、それが残念でならない。

  • 「脆い」の反対の特性とは何なのか。それは生物の持っている特性である。つまりダメージを受けるたびに耐性を持ち、強靭となるような特性である。この本ではこの「反脆い」特性を獲得することがいかに重要か、主に経済の視点から説いていく。

    「反脆い」の概念は、会社員とタクシードライバーの比較が分かりやすい。一般的には会社員の方が安定していると言われる。しかし「反脆い」のはタクシードライバーであるとされる。なぜなら自営業のタクシードライバーは収入に細かな変動はあるものの、急激な変化は起きにくい。一方で会社員は日常的な変動は無いものの、クビになった瞬間に収入は0となる。このような場合、タクシードライバーの方が「反脆い」存在であり、むしろ安定した立場と言えるのだ。

    こういうのを読むと、では脆い存在である俺はどうするべきか、とちょっと考える。とりあえずバーベル戦略(極端な選択肢を組み合わせる戦略)を使うところから始めてみるか。

  • 経営学者のウィリアム・スターバックは、計画に効果がないことを暴く論文をいくつか発表している。計画を立てることで、企業は計画どおりの行動しか取れなくなり、オプション(選択肢)に対して盲目になるからだ

    これ言われてしまうと打つ手なしですよね。計画立てないと、誰もその行動に同意が得られず、お金も落ちて来ず、計画を実施できません。

    逆に無計画だと、リスク不透明ということで、これまた、お金が落ちてきません。

    八方塞がりな気がします。偉い人のエイヤという直感に頼るしかないのでしょうか。それとも、多少は漠とした計画を了承し得る組織体制の構築が必要なのでしょうか。

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