たかが世界の終わり [DVD]

監督 : グザヴィエ・ドラン 
出演 : ギャスパー・ウリエル  レア・セドゥ  マリオン・コティヤール  ヴァンサン・カッセル  ナタリー・バイ 
  • ポニーキャニオン
3.39
  • (8)
  • (11)
  • (9)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 122
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013374898

感想・レビュー・書評

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  • 12年ぶりに故郷に帰ってきた34歳の作家ルイ(ギャスパー・ウリエル)。それは、死期が迫っていることを家族に伝えるためだった。母(ナタリー・バイ)はルイの好きな料理を用意し、妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)はいつもより着飾り、そわそわしながら彼の帰りを待っていた。
    そんな二人とは対照的に、兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)は彼をそっけなく迎える。アントワーヌの妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)は、ルイとは初対面だった。
    ぎこちない会話が続く中、ルイはデザートの頃には打ち明けようと決意。
    しかしアントワーヌの激しい言葉を皮切りに、それぞれの胸の内にあった感情が噴出する。
    今までの作品でも家族という一番近くて遠い存在との愛憎関係を描いてきたグザヴィエ・ドランだが、今回は久しぶりに再会した家族との食事の中で、お互いに秘めていた感情が剥き出しになりぶつかり合う舞台劇のような展開が、余計に血が繋がっていても理解し難い近くて遠い家族同士の確執と愛憎関係がシンプルに描かれていて、より突き刺さる内容になっています。
    家族同士だからこそ遠慮なくぶつかり傷つけ合う理解しようとしても、感情の糸がもつれてしまう。
    そんな家族のドラマが、痛切に描かれています。

  • 印象的な音楽で始まるイントロから引き込まれる。

    クローズアップの続く、緊張感ある居心地悪さ。
    家族なのに分かり合えないもどかしさを抱えながらも、
    繋がっているどこかを探りながら、
    確信できない答えを求め感情がぶつかり合う。

    ドラマ、という言葉が似合う。
    人生の哀しい切ない一場面を丁寧に描く。

    そこには後悔という言葉では収まりきれない
    やりきれない想いが、永遠に続くことが示唆される。

    家(ホーム)に飛び込んだ鳥は、息絶え絶えに
    絶望に散っていった。死からは逃れることはできない。

  • 兄嫁はあの兄となんで結婚したんだろうな…とかそっちばっか考えちゃったよ、あの家族は地獄、兄は狂ってる、全員話を聞く気はゼロ、地獄、帰ってくることにメリットはなし、地獄、という感じでした
    たかが世界の終わり、嫌いになれないモヤモヤが残ってあの場面はこうだったら、とかあのキャラがこうだったら、とかいろいろ考えて話に出してしまう時点で我々の負けなのだ、本当につまらない嫌いな映画はもう感想を共有するのも嫌、思い出すのも嫌となる
    突然のノマノマイェイ!はわろた

  • 公開初日、劇場視聴

    家族と言えども他人で、決して理解は出来ないけれども、しかし誰にも奪えない程に愛しているという悲しさにやるせなさ、優しさ‬

    ‪ルイの告げようとした事に誰か気付いていたのかと考えるとまた…‬
    ‪抉られました‬

    ★3.8

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