彼らが本気で編むときは、 [DVD]

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監督 : 荻上直子 
出演 : 生田斗真  柿原りんか  ミムラ  小池栄子  門脇麦 
  • ジェイ・ストーム (2017年9月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580117626356

彼らが本気で編むときは、 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • よかった。リンコのママ好き。

  • 泣きまくった

    私が見てきた生田斗真との違い
    女を感じる、綺麗、美しい
    桐谷くんもいつもと違う弱い感じ
    でも凄く愛を感じた

    小池栄子のこと好きだから
    こういう嫌な役似合っちゃうのが悲しい

    現実はまだまだで、わたしもきっとそう見てるとこあるんだろうな

    受け入れてみんなが幸せになれたらいいのに

  • 観終わった後久しぶりに気持ちがハッキリと変化し自分の性を意識して大切に生活しようと思った。この監督は「バーバー吉野」と「かもめ食堂」しか観ていないけれど、明確に「LGBT」をテーマにしているせいもあり、どちらの作品よりも圧が強く波風の立つ作品で一番好きになった。桐谷健太の姪っ子役の女の子が大人びてるけど大人じゃない微妙なラインを巧く表現していて素晴らしかった。ちなみに生田斗真はこのくらい演るだろうラインで、桐谷健太は久々最後まで役を掴み切れないまま終わってる印象、笑。

  • 姓は男と女だけじゃない

  • 2017年

    リンコの人柄が素晴らしすぎて。
    苦労した上での賜物なのか、元々なのか、その両方なのか。
    とにかく人として見習う所が多々あった。
    でも、それはマキオ然り、トモ然り、リンコの母然り。
    それぞれが素敵な人達。
    リンコの母の理解のあるマキオと出会えて(それも両親の反対の心配がない)「つくづく強運だよね。ラッキーよ」というような台詞。
    それは理解のある母の元に生まれた時点でラッキーだったのかも。
    むしろマキオの事に関しては巡り合わせの点ではラッキーなのかもしれないが、その後の関係に繋がったのはリンコ自自身の人柄だろうなぁ。
    こういう表現は適切じゃないかもしれないけど、母親の資質があるのに子供を授かれない女、母親の資質がないのに子供を授かる女。
    これは現実でもよくある話なので、何とも皮肉だなぁと。
    話は変わって、トモがリンコに性器を取った時の話を聞いた時の「すぅげ〜」にエコーがかかってて笑った(笑)
    温かいんだけど、切ない…そんな映画だった。
    そして無性に編み物がしたくなる。

    “『かもめ食堂』の荻上直子監督が生田斗真主演で描いた人間ドラマ。優しさに満ちたトランスジェンダーの女性・リンコと、彼女のすべてを受け入れる恋人・マキオ、そして母親に育児放棄された孤独な少女・トモ。3人の奇妙な共同生活が始まり…。”

  • (2017.09.08)
    あいち国際女性映画祭2017にて。
    生田斗真くん演じるリンコさんの所作がとっても女性らしくて。「私、、負けた…」と白旗です。
    ガタイも良いはずだから、大変だっただろうな。とにかく綺麗でした。
    色々な親子のかたち。母親のかたち。日常のささやかな問題。幸せのかたち。考えさせられます。

    上映後、監督とはるな愛さんの40分間のトークショーがありました。
    監督、20代の頃にロサンジェルスで映像を8年間学んでいたそうです。その時周りにはゲイの方やトランスジェンダーの方等たくさんいた。でも、日本に帰って来たら全然いない事に違和感を感じていたそう。
    私も海外在住経験あるから納得。個性の1つって認識。

    はるな愛さんが、今でも本名である男名を言うことがあるのは、ネタって訳ではなく、「今までの人生も大切にしたいから、両方の名前が好きなの」って言ってたのが印象的だったな。

    あと、監督曰く、生田斗真くんは顔立ち綺麗だから良い女性にすぐ化けるかと思ったら、ガタイが良くて、特に肩幅がすごくて苦労した、と。服は8割このために作成。
    この点は、はるな愛さんも「オネェが集まると、どこで服買ってる?って情報交換してるから、どこで調達したのか気になったの」っと言っていました。

  • 荻上直子監督の作品って独特ジャンルではあるので、多分好き嫌いはっきり分かれると思います。ただしこちらは私が今まで観た荻上作品のどれとも違う、ポワポワしてないし、もたいまさこさんも出てこない、全く新しいジャンルでした。

    内容はトランスジェンダーのリンコさんとその恋人まきおくんの家に、母親にブチネグレクトされた、まきおくんの姪っ子ともちゃんが転がり込むことから始まった不思議な疑似家族の物語。

    ちょっとだけ、「チョコレートドーナツ」みたいですが、あれを日本の文化に合わせて描いた感じ?
    とにかくこの作品、脚本がしっかりしているので、感情論だけじゃなくロジックとしてしっかりしているので、荻上さんらしい、ちょっとシュールな演出もありながらも、現実味があり、身近にリンコさんたちのような人が居ない私でもストンと心に入ってきます。

    母になりたくてもなれない女。
    母に抱きしめてもらえない娘。
    娘の愛し方が分からない母。
    親に理解してもらえない少年。
    なりたくてもそこに到達しない人たちが、それを少しずつ享受していくのを見届けなきゃいけなくて、なんか最後まで悲しくてちょっと苦しい。

    メイン3人だけじゃなくて、それを取り巻く人たちの人間像がしっかりと生きて描かれているおかげで、この映画の中では描いていないその奥にあるかもしれないストーリーも想像できてきて、それも含めて劇中何度も泣かされました。(普段、荻上作品を観ない主人でさえも結構泣いてた。)

    リンコさんがよくしている編み物をしている理由も編んでいたものの正体も、ちょっと笑えてちょっと切ない。おかげで春先なのになんか今からなんか編みたくなってきた。

    桐谷健太の演技だけは気になってしょうがなかったけど、生田斗真が演じるリンコさんは役は思ったよりは違和感ありませんでした。 むしろゴツいけど、ちょっときれいな人に見えるそのギリギリのラインは絶妙かも。
    ともちゃん役の女の子も初でしたが子どもすぎないクールな感じが自然で好感持てました。

    確かに特殊なストーリーなんですが、全ての人の立場をちゃんと荻上監督が考えて、リサーチもして構成されたのが伝わってきて、監督の持つ母性に溢れた作品でした。

  • 2017年 日本 127分
    監督:荻上直子
    出演:生田斗真/桐谷健太/柿原りんか/ミムラ/小池栄子/門脇麦/柏原収史/込江海翔/りりィ/田中美佐子
    http://kareamu.com/

    小学5年生のトモは母のヒロミと二人暮らし。しかし男にだらしない母親はある日トモを置き去りにしていなくなってしまう。そんな事態にも慣れているトモは、淡々と一人でコンビニおにぎりを食べ、淡々と叔父のマキオの所へ。しかしマキオの部屋ではマキオの恋人でトランスジェンダーのリンコさんが一緒に暮らしていた・・・。

    トモ役の女の子がツンデレでとても可愛かった!「母親である前に女」とか自分で言っちゃう母親は完全にネグレクト、甘えることをしないクールなトモは、それでも平気な顔で日常をおくり、学校でもそれなりに上手くやり、仲良しの幼馴染男子カイくんが「ホモ」と苛められていても学校では無視、自分の身は自分で守る生き方を小5なりに心得ているかに見える。そんな彼女が、トランスジェンダーゆえにありあまる母性愛に溢れているリンコさんの温かさに接しているうちに変わっていく過程がとても愛おしい。個人的になぜか疑似家族ものに滅法弱いので、序盤ですでに涙腺ゆるゆる。

    リンコさんを演じた生田斗真は、もとが整っているから女装しても美人なのだけど、体型のそれなりの男性ぽさは否めないので、出はじめこそ「女装した斗真」だと思ってしまうのだけど、だんだん「リンコさん」にしか見えなくなってくる。仕草とか立ち居振る舞いとか女性に見えるように相当研究したのだろうなという印象。リンコを全面的に受け入れているマキオ(桐谷健太)の懐の深さというか器の大きさというか揺るがない愛情のありかたも良かったなあ。もちろんリンコさんが素晴らしい女性だからこそだけど。

    この映画には、いろんなタイプの母親が出てくる。トモを育児放棄している駄目母ヒロミ(ミムラ)、裕福だけど過干渉で息子を追いつめるカイくんの毒母(小池栄子)、そしてトモの祖母でヒロミとマキオの母(りりィ)もまたヒロミにとっては良い母ではなかった。逆に女の子になりたいというかつての少年リンコを全面的に肯定した豪快母(田中美佐子)もいて、母のありかたは様々。でもやっぱり、この母に育てられたリンコさんはトランスジェンダーゆえに悔しい思いも沢山しただろうに愛情たっぷりだし、トモの母親は自分の母親に愛されなかったからトモへの愛情の注ぎ方もわからないのだろう。

    わかりやすい伏線だったけど、ホモの少年カイくんに対して「学校では話しかけないで」と言っていたトモが、リンコさんの愛情を受けるうちにまた一緒にカイくんと遊ぶようになり、終盤、毒母に追いつめられたカイくんを励ます言葉を言うシーンは胸アツ。成長して強くなったトモは頼もしかった。

    だからラストは前向きな別れで、マキオがトモに言った言葉もそれを象徴していたと思う。あの母親よりトモのほうがもう大人なんだよなあ。きっと彼女は駄目な母親を支えてめげずに強く生きていくのだろうし、これからは学校でカイくんが苛められたら助けてあげるんだろうし、ときどきはリンコさんとマキオにも会いに行って一緒に編み物をしたりするのだろうし、そういった明るい未来を想像させる良い終わり方で、良い映画だった。

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