ど根性ガエルの娘 3 (ヤングアニマルコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 白泉社
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感想・レビュー・書評

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  •  タダ読み(3の3)( ´ ▽ ` )ノ

     さて、問題の「第15話」だけど……(´ε`;)ウーン…
     正直肩透かし、「あれ?」てな展開。世間で言われてるほどのショックは受けなかった(>_<)
     エグい話が続きすぎて感覚が麻痺?
    「もっともっと不幸話を!」と、無意識のうちにやらしい意地汚さにどっぷり浸かっていた自分を嫌悪(>_<)
    (「『あの人』に土下座させた!」っていうから、てっきり貝塚ひろし先生とかジャンプ元編集長とかに!?、と勝手に思いこんでた(>_<))

     が、そんなふうに読者の感情を煽り続けている(白抜きで「それがすべての始まりだった」とか)作者の創作態度にも問題……まあ、冒頭に「フィクションです」と断り書きしてるからあくまでも作り物として書いてるんだろうけど、こういうの100%真に受ける人(含この自分)もいるからなあ……罪作り……(´ε`;)ウーン…

     たしかに過去家庭に問題があったのは事実なんだろうけど、こういう「(ビジネス?)ドラマチック暴露女」さんの一方的な感情吐露がどこまで信じられるものか?……(´ε`;)ウーン…
     屋上に上がって跳び下りた、というのはただの幻想でしたとか……(´ε`;)ウーン…
     包丁握ったところでいったん過去話、少し間を開けて現在シーンに戻ったら、頭に縫い跡のあるやすみんが病院にいる!、とか(ゆうこりんが斬りつけてそうなったのだと、あえて一瞬誤読するように描かれてるのが何とも……)……(´ε`;)ウーン…
     週刊誌的・扇情的な構成が上手いってことは確かだけど……(´ε`;)ウーン…
     
     まあ、作者さんが多かれ少なかれ心に問題を抱えているのは間違いないんだろうけど(最初の掲載誌に打ち切り食らったのも、そこに原因があったんじゃないのか?)、本書に描かれているあれやこれやがどこまで「真実」を「正確」に綴ったものなのか、かなり疑問(>_<)
     母ちゃんが一時期お祈りさんにハマったって話も、てっきりアッチ系のやつかと思ってたら、正統派のキリスト教だったんじゃん(>_<)――むしろ本気で信心してたら家庭問題もあるていどは緩和されてたんじゃないかって気すらした(>_<)
     なんだかんだいっていい大人になって独立結婚した後も父母と交流してるし(むしろ通常の家庭よりべったり度が高いようにも思える)、何よりタイトルにちゃっかり「ど根性ガエル」ブランドを利用させてもらってるし、もう過去も現在もどこまで事実なんだか、まるきり作り話なんだか、まともに考えると頭がおかしくなりそう(>_<)
     
     とまれこういう恨み節は語れば語るほど胡散臭くなってくもの(Twitterのあれやこれみたいに)。何が真実か何が虚構か、物理・科学的に確実な証拠なんてもとより挙げようもないんだし、信じるも信じないも読み手の気持ちしだい。自分的にはこの第3巻まで読んでこの作者さんとはもうお付き合いしたくない(信用できない)なって結論に達した(>_<)
     ゆえ、続きはもういいや( ´ ▽ ` )ノ
     タダで読めてよかった( ´ ▽ ` )ノ
     有料版を購入してたら、このレビューももっとずっとひどいこき下ろしになってたと思う( ´ ▽ ` )ノ
    2020/08/09
    #1103

     

  • 作者が「他の人よりも一番下」など差別的な言動を受けながら、更に「言い返さないお前が悪い」と言われてしまう場面「ああ、分かるなあ」と首がもげるほど頷きたくなる。本当に差別や問題を作り出す張本人は何か言うと反撃してきたりして面倒なので何もお咎めなく、弱そうな被害者に「言われる方が悪い。強くなれ」と言う事で何か良い事をした気になる偽善者。学校にも会社にも家庭にもいるよね。そして作者は母親にも同級生にもそういう目に遭わされてしまうのだ。

    出版社の内情を暴き、再生なんてされない家族を描き、一番読んで欲しかった父は本作の連載中に脳梗塞で倒れ、再びギャンブル依存が酷くなっていた事が明かされる。救いの見えないリアルな、でもだからこそこの物語を読んだ事で「ああうちと同じような、安易に感動物語にならない家族がいる」ときっと一定数の読者に共感や救いを与えただろう物語。

  • ネットで話題だったので読んでいたのだがだいぶ間が空いた。
    初読だと思ったらだいぶ覚えがある。
    これもWEBで読んだんだっけ?
    親の負のはけ口にされることによって人格が色々崩壊していくよな。
    作者はギリギリ立ち直れたからいいものの、立ち直れず崩壊したままの人もたぶん世の中にはかなりいるであろう。
    かなりキツいマンガだなあ。
    そして次巻が最後か。
    どこまで書いてくれるのか。

  • アスキーから移籍した事で暴露されることになる家族の再生ストーリーは家族不全、崩壊した家族によって受けた内情を今もなお存在することを描き、ヒリヒリした痛み、行き場のない怒り、虚無感、無情さが濁流のように襲い掛かり、それにあてられる。
    漫画として読み物としてはある家族に起こった不幸話であり、他人からしたら見たくもない覆いたくなる現実がただただあるだけで物語性は皆無だ。
    でも、漫画家として、そして、家族から呪縛を受け、今も囚われ続ける作者の生身の叫びが、闘おうとする意思表示というより宣戦布告が漫画の紙面を走らせ、鬼気迫る創作物として体をなしている。
    そのバランスで読ませるのが何とも言い難い。

  • 表紙のホラー感が・・・。たまに、作者への信頼がゆらぐこともあるけど、例えば「自分のどこが特別と思っているかわからない」とかのエピソードがはいってくることで、また向き合える。
    わたくしも、推しは岬太郎くんです!

  • 噂の15話を読んだが、衝撃的ではあったが、言われてるようなすべてひっくり返したショックみたいなのはなかった
    あるていど予備知識があったせいかとも思ったが…やはりずっとずっと不穏な雰囲気は変わらなかったと思う

    …ただ、一回読んだ後2周めを読んでしまった
    書かれてる内容が、頭に入っている内容が15話よりも前なのか後なのか判然としてないのかもしれない
    2013年に自殺を考えたとかも気になるが…実家に関係する悩みでないのなら描かれないいだろうし、関係するのならいつか描かれるんだろう

    実際今も活躍してる大島やすいちの娘はともかく、なんでこの人は漫画家になろうと思ったんだろう
    絵も漫画もそばにあった、というのはわかるが普通は弟の結論の方が理解しやすい
    それがスゴイしそれは感謝すべきことなんだろう(この人の絵は好きだ)

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