政と源 (集英社オレンジ文庫) [Kindle]

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著者 : 三浦しをん
  • 集英社 (2017年6月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (237ページ)

政と源 (集英社オレンジ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。
    語りが源二郎だったら、また違った物語になるんだろう。

    職人と勤め人、幼馴染でなかったら付き合っていなかったと思うほど違う個性のふたりが、それぞれのいいところや弱みをうまく使いながらの長年の付き合い。安心して読むことができた。

    清子が家を出ていった経緯はよくわからないが、人生の後半、夫と距離をおいた生活をするという選択肢に気づかされた。

  • 直木賞、そして本屋大賞の受賞経歴を持つ人気作家、三浦しをん。
    自分もその作品の発表を楽しみにしている読者のひとりです。
    その三浦しをんの作品が文庫化されているのに気づき、電子書籍版を探して読んでみることにしました。
    舞台は東京の下町。
    主人公は子供の頃からこの町に住む、ふたりの「じいさん」国政と源二郎。
    73歳の幼なじみの”政と源”。
    政は元銀行員、源は子供時分から働き出し、今も現役のつまみ簪(かんざし)職人。
    いっぽうは几帳面でお固い性格、かたや乱暴とも言える奔放な性格。
    訳あって今はそれぞれ、ひとり暮らしをしています。
    悶々と考え込んでしまう政と、弟子(20歳)を迎えてにぎやかな生活をしている源。
    まったくタイプの違うふたりですが、子供の頃から今まで、家族のように付き合っています。
    そのふたりの日常を追いながら、源の弟子の結婚や政のぎっくり腰などの騒動が、6編の連作短編集の形で描かれています。
    その描写を楽しむのが、この小説の味わいかたなのだと思います。
    それに加えて、高齢になってひとりで生きることはどういうことなのか、家族とは何なのか、悠久の時間の流れの中で人の一生とはどういうものか、などなど、多くのことを考えさせてもらいました。
    軽快に読めて、ずしりと残る。
    さすが、三浦しをんの作品だなと感じました。
    今後も作品の発表を、楽しみにしたいと思います。

  • ちょっと有川浩の三匹っぽい雰囲気があった。
    人の状況をうらやましく思うことってよくあることだと思うけど、私からしたら、そんな年齢になっても気兼ねなくいれる友がいるってことは、相当に羨ましい。

  • 73歳のおじいさん二人が主人公なのにこんなにさわやかな読後感!さすが三浦しをんさん。某経済新聞の最終面の連載で財界の重鎮みたいなおぢがさんざん自分の栄光を語ったのちに「仕事ばかりで家のことはすべて妻に任せきりだったが3人の子供たちは立派に育った。感謝してもしきれない」とか2行くらい書いてお茶を濁しているのがつねに腹立たしいわけだが、それと同じような人生を歩んできた政さんが最後に奥さんにほんのちょっとだけ許されるのが泣ける。

  • 江戸っ子爺さんコンビのドタバタ劇。
    いや、BL扱いするには燻銀過ぎるでしょ。

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