現場で役立つシステム設計の原則 〜変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法 [Kindle]

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  • 技術評論社
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感想・レビュー・書評

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  • 主にDDDの考えから導かれる考え方を現場で使えるノウハウという形で示したもの。まずは現場でDDDのエッセンスを取り込んでみようというときには良いと思う。ただ、逆にDDDとして体系化はされていないのでDDDを学ぶには別の本を読む必要がある。

  • オブジェクト指向言語を用いたアプリケーション開発に携わるエンジニアなら必ず読むべき。特にドメインモデルの設計について書かれた4章が参考になった。腹落ちするまで何度も読み返したい。

  • オブジェクト指向やドメインモデルの入門としてなら、1~5、10章は参考になる部分もあるかなと思いました。
    ただ、以下のような点があるので、実業務に展開する場合には悩んで手が止まりそうと感じました。
    ・問題点や、こうしたほうがよいという提案をしている点に、ソース例が無い箇所がある。
    ・画面入力→DB→画面表示まで一連の処理を考えた時に、説明が無いスキマ部分がある。
    ・1章の値オブジェクト・コレクションオブジェクトはどの項目レベルまでやればよいのだろう?入力項目や出力項目の1つ1つ全てで作るのかな。読んでも書かれていない。

  • 勉強になりました。

    オブジェクト指向言語を実務で利用した経験はありませんが設計方法としてとても参考になる本です。

    傍に置いておいて、何度も読み返したい本ですね。
    たまにVBAくらいは書いたりするので、この本を参考にドメイン駆動設計っぽいコード作ってみようと思います。

    本書記載のおすすめ本も読んでみようと思います。

  • 非エンジニアが読むとコードの部分は分からないが、設計の考え方はとても参考になる。

  • 業務システム向けの設計プラクティス本と思わせて、実はみんな大好きDDDの本。
    エヴァンス本をあまり理解できていないのではっきりしたことは言えないけれど、業務システム向けソフトウェアは長期間に渡ってメンテしやすい状態を維持するために必要な要素を抜き取って実業務に照らし合わせながら解説してくれていて、まさに現場よりの本だと思う。
    そのため、自分の経験や普段からの悩みに対して回答をくれているように思え、非常に頭に入ってき易かった。
    DDDをどこまで極めるかは人それぞれだし、エヴァンス本を理解できるまでチャレンジしないというのもまた違うので、この本を片手にチャレンジしてみるのは全然ありだと思う。
    そう思わせてくれる程度には良い本だと思う。
    私もこの本を片手に既存のソフトウェアを改良してみようと思います。

  • 同僚に薦められて読んだ本
    JavaかつSpring+RDBMSで業務システムを構築するときに参考にするには良い本
    とても読みやすく書かれているため、ダレる部分も少ないのもポイント

    ただ関数型プログラミングを前提として読んだ場合に違和感を感じるところはところどころある。

    2014年にJava8でstream APIが利用できるようになって既に6年がたっているが、オブジェクト指向以外の選択肢、関数型プログラミングについても言及してほしいところではある。
    手続き型か関数型かなどの議論もあるが、他の主要言語(Kotlin、swift、javascript)が関数型を採用していて、Springもwebfluxなどで関数型xリアクティブプログラミングにシフトしている。
    この本の大部分はわかりやすく、参考できる内容が多いだけにもったいない、関数型の概念で紹介できればよりよいものになったと思う。
    また、DDD≒オブジェクト指向という理解になりがちなところだがそうではないというところも一言あってもよかったのではと思う。

    この他気になったところ

    - CHAPTER6のデータベースの設計については懐疑的な記述が多い
    * RDBMS前提のような記載
    * DBの制約に頼りすぎるのはどうなのか、要件変更時の弊害にもなる(特に外部キーはいる?)
    * カラム追加のたびにテーブルを追加するのは悪手
    * UPDATEは使わないは、極端すぎる

    - CHAPTER8のアプリケーション間連携
    protobufやGraphQLについての言及があってもよかったと思う
    さすがにXMLは古すぎる

  • 刻々と変わりゆくビジネスに追従するためのシステムを構築するという視座を与えられた書籍だと言える。

    ・変更する箇所を一つにまとめる。
    ・一度目的を持って生成したものは、変更できないようにする。

    言われてみるとなるほどと思うこと。
    そして、プログラムと設計を繰り返してビジネスを言語化することに取り組んでいるのだなと思った。

    言語化することで改善やイメージの共有を行うことで新しいことにチャレンジすることができると思った。

    テストコードやその他のツールが成熟したからこそ、こういったチャレンジを実戦レベルで行うことができるのだなと思った。

  • オブジェクト指向でコーディングするメリットを徹底的に解説した一冊。
    サブタイトルにある通り、変更を楽で安全にするためのノウハウが詰まっている。

  • DDDをベースにしたソフト設計の本。個人的にはそれなりにためになったかな。

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