3月のライオン【前編】 DVD 通常版

監督 : 大友啓史 
出演 : 神木隆之介  有村架純  倉科カナ  染谷将太  清原果耶  佐々木蔵之介  加瀬亮  伊勢谷友介  前田吟  高橋一生 
  • 東宝
3.44
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本棚登録 : 401
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104107992

感想・レビュー・書評

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  • お姉ちゃん役が倉科カナなのを知らず、思わず★5にしようかと思ったけど、なんとか踏みとどまった。笑

    『3月のライオン』の映画、原作未読だけどかなり面白かったです。評価が低いのは漫画原作で、映画としての独自の良さは感じられなかったため。
    ここのところはかなり難しいですよね。私は原作をぶち壊しても面白い映画になってれば良い派なんですが、原作がすでに一定の評価を得ている場合、そうすると原作ファンの方たちに認められるものにはならないでしょうし。

    地上波『鶴瓶の家族に乾杯!』で神木くんがゲストの直後にBSで『3月のライオン』放映…しかも元NHKの大友監督という笑。
    神木くんは彼が7歳の頃の『涙をふいて』から好きで、もはや親戚のおじちゃん目線で見ています笑。相米作品の常連だった鶴瓶と、相米作品に影響を受けた『桐島』の神木くんという素敵コラボ。
    だいたいこちら側、オタク側の線の細いナヨっとした役多い。好きだけど演技が上手いかというとそうでもないと思う。

    『3月のライオン』前編は零くんが主役というよりも、佐々木蔵之介さん演じる島田がどう考えても主役。原作未読なのに、蔵之介さんが出たときに「なんじゃこの人!」と圧を感じてしまった。『20世紀少年』かよ!と笑。調べてみると、蔵之介さんが島田のモデルにもなってるそうな。
    そこは良かったんだけど、零くんが島田の研究会に入って、師匠みたいになるくだりの描き方が若干弱かったと思う。

    話としては、王道少年漫画、スポーツ漫画。羽海野チカだから先入観かもだけどスラムダンクとか、私世代だとキン肉マンや北斗の拳など。塀内夏子や羅川真里茂先生などなんでも良いが…。個性的なライバルたちの群像劇。たぶん原作だともうちょい各キャラの描き込みがされてるはずだけど、映画では尺の都合が。それプラス、ベタなメロドラマ。

    将棋を漫画で描くのも難しいと思うが、映画になるとより難しいと思う。盤面をあまり映さずに顔面ばっか映す。笑
    あまりよくなかったのは、羽海野チカがモノローグを多用する(少女漫画的表現)のを、けっこうトレスしててモノローグが多い点。映画でされると気に入らない。

    私は原作未読だけどハチクロは全巻持ってて、『3月のライオン』は1巻出てすぐ買ったけどその後漫画自体をあまり読まなくなっちゃったので追いかけなかった。
    それがもう10年以上も前なので、藤井聡太くんでここ数年将棋ブームになってるのが、先見の明があるのか?とすごいと思った。
    登場人物も、二海堂が村山聖、宗谷が羽生がモデルなのかなぐらいは、将棋に疎い私でもなんとなくわかる。

    私は子どもの頃、囲碁はやってたんだけど将棋は全くできない。大学生の頃、親友が将棋部だったので遊びに行ってやってみたんだけど、二歩を指して笑われたぐらい疎い。
    しかし将棋部は当時ほんとに不人気マニアックな部活だったなあ…将棋、あとスポーツでいうと卓球、クイーン…などなど、世間の手のひら返しってひどいなあと思う時がある。笑

    私がこの映画に感情移入できたのは、将棋やアート、なんでもいいのだけどやってる人間からしたら常に孤独との闘いだったりする。周囲の人には全く理解を得られない。やってる人間同士じゃないとわかり合えない世界だから。鑑賞者の大半は、川本三姉妹目線だと思う。
    私もプレッシャーに激弱な人間なので、島田が胃が痛くなるのは泣ける。あんな立場になったらどれだけ辛いかと思う。

    話戻って、有村架純ちゃんが悪村架純いやエロ村架純だったのが面白かった。零くんと香子ってヤってんのか?ヤってないんか?というのが気になる。つまり零くんは童貞か否か。私は普通にヤってんのかなと思った。原作読んだらわかるのかなー。

  • 原作は未読。いかにもマンガ原作なファンタジー設定が気になる部分がありますが(あの3姉妹とか、有村架純のキャラとか)、登場人物には魅力があります。特に佐々木蔵之介のキャラが秀逸。主人公に蹴散らされるだけの脇キャラかと思いきや、主人公に大きな影響を与えるメンター的存在になるとは意外でした。

    将棋のルールが全然わからなくても楽しめるように工夫されているし、ひとまず次作への期待をつなぐには十分な内容かと。

  • 2017年 日本 137分
    監督:大友啓史
    原作:羽海野チカ『3月のライオン』
    出演:神木隆之介/倉科カナ/清原果耶/新津ちせ/有村架純/染谷将太/佐々木蔵之介/加瀬亮/高橋一生/伊藤英明/中村倫也/豊川悦司

    幼い頃、交通事故で両親と幼い妹を亡くし天涯孤独になった桐山零(神木隆之介)父の友人で棋士の幸田(豊川悦司)に引き取られたが、零の才能が幸田の実子二人を凌駕してしまったことで義家族は不和となり、すでに棋士デビューしていた零は中学3年生で一人暮らしを始めた。あるとき先輩たちに飲みに誘われ酔い潰れた零を助けてくれた縁で、零は川本家の三姉妹と知り合い…。

    原作は既読。というか愛読中。なので、どうしても、まずは各キャラクターのキャスティングに目が行ってしまい、映画として純粋に評価するのが逆に難しい。全体的には、将棋という難しい題材を扱っている原作の、細かい心理描写、それぞれ背景を持つ登場人物の背景の描き方の取捨選択など、頑張っていたように思う。酷評するほどひどくはないけど、原作が好きすぎるので、どうしても点数辛くはなってしまうけれど。

    まずキャスティングについて。神木くんの零ちゃんと、佐々木蔵之介さんの島田さんは、もう見た目も演技も100点!マンガから抜け出してきたみたい。中盤のダークホース的キャラである島田さんの深み、存在感が素晴らしい。エピソードは省かれてたけど、スキンヘッドの順慶さん=奥野瑛太もとても良かった。

    三姉妹は、ひなちゃんの清原果耶ちゃんが、ぴったりですね!今や朝ドラヒロインだけど当時はまだ新人。よい抜擢だったと思う。モモちゃんについては幼児なのでそこまで多くは求めないけど、新津ちせ、新海誠監督の娘さんだそうで…。そしてあかりさん、倉科カナだとなんかちょっと違う…。あかりさんのあの包み込むような母性と内に秘めた繊細さが全然表現できてない。ただのパキパキしたお姉さん。きつすぎる。あかりさんはもっとふんわりしていてほしかった。そして、おじいちゃんはまだしも美咲おばさん(板谷由夏)の出番が多すぎ。キャラもなんか違うし、三姉妹だけでいいのに。

    私の推し二階堂くんは、染谷将太が特殊メイクで。松ケンみたいに太れとは言わないけど、特殊メイクにしてまで染谷くんが演じる必要あったのかなあ。無名でもぽっちゃり体型の俳優さん探せなかったのだろうか。原作の二階堂くんの可愛らしさが薄れていたというか、熱いキャラを意識するあまり口の利き方が乱暴でガサツになっていて、晴信おぼっちゃまはもっと上品で礼儀正しいのに、とモヤモヤ。

    将棋関係者、スミスの中村倫也は良かったけど、一砂の尾上寛之はなんか違う。そして一番サイアクだったのは、零があかりさんに拾われる前、先輩に飲まされて酔いつぶれるのだけど、これ原作では別の人たちなのに映画では一砂とスミスにされちゃってたこと。あの二人はそんなことしないよ!だからこそその後あかりさんのお店に行く展開になるのに…。これだけは心底不満。

    伊藤英明の後藤は最低で最高ですね!!加瀬亮の宗谷は、当初はなんか違う…って思ってたけど、実際見てみたらさすがに演技力でカバーされてました。でもやっぱり個人的には林田先生の高橋一生と役を交換したほうが良かったような気がするけれど。

    あとは家族。有村架純ちゃんの香子は想像してたより良かった!意地悪で、小悪魔で。ただね、彼女の出番、とっても多いんですよ…。もちろん零ちゃんの孤独な半生を描くために彼女らの過去エピは大事だけど、三姉妹より出番多いのってちょっとどうなんだろう。芝居はとても良かったし、零ちゃんとの危うい関係もよく表現されてたけど、無駄に出番が多すぎて、大人の事情を勘ぐってしまった。幸田父トヨエツはイメージは違うんだけど、あれはあれで悪くはなかった。

    ストーリーは、零ちゃんが順慶と戦う新人王と、島田さんと宗谷さんの獅子王戦まで。個人的に原作は、将棋の緊迫感と、三姉妹とのスイーツな場面との緩急がキモだと思っているので、孤独だった零ちゃんが棋士として成長しつつ、人間としては三姉妹に救われるという二つの軸のバランスが大事だと思うのです。映画はちょっと、三姉妹との人間的な関わり部分が薄かったのが物足りなかったかな。とはいえまだ前編。後編に期待。

  • 羽海野さん特有の川本家の温かさなどが半減しており、男性映画だなぁという印象でした。
    キャストがめっちゃ豪華。

  • 退屈な時間が多くて長く感じた・・・。

  • キャスティングが絶妙で安心していたのだけれど、特にあかりと香子については原作以上の魅力を感じた。

  • 両親を事故で失い東京の下町で一人暮らしをする桐山零は、中学生でプロ棋士としてデビューする。

    キャストがしっくりくるって素晴らしい。いろんな人が出ていたのねぇ。

  • 漫画原作の実写化をしないともはや映画作れない時代なのかもしれない。
    神木隆之介はがんばったよ…

  • 知らない人がいないくらい豪華キャストだった。
    れいくん以外の棋士は役者の無駄遣いレベル。もっと見たかったな。
    有村架純ちゃんは違くない?って思ってたけど良くてびっくり。

  • 佐々木蔵之介 胃痛 加瀬亮 難聴 神木隆之介 前田吟 兼銀座のホステス兼実家の和菓子屋手伝い 隅田川沿いの賃貸マンション 千駄ヶ谷の将棋会館 染谷将太=二階堂 努力している奴がいる 小3の時に両親が交通事故で逝去 豊川悦司 A級の壁 中村俊哉 高橋一生は将棋好きの高校教師 有村架純

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