- Amazon.co.jp ・電子書籍 (127ページ)
感想・レビュー・書評
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評判は散々だけど、僕はとっても面白く読んだ。読み終わった後、そのまま初めから読み返したくなる。メールのやり取りだけで進むので、文章の巧みさや情景描写などは隠されているが、生々しいドラマ然とした出来事が過去の二人を結び付け掘り下げ、最後すべてが暴かれる。
サスペンスやミステリーは普段読まないが、一気読みで面白かった。
17.7.22 -
むむっ、まるごと無料キャンペーンとは、よほどの自信と見た。って、ことで読んでみました。おもしろかったし、うまかったです。ただ、読む前の期待がふくらみすぎてたせいか、案外、普通という感じでした。
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2017/7/19読了。
まだ刊行前の作品の草稿を電子書籍として無料公開し、キャッチコピーを読者に考えさせるというキャンペーン。
キャンペーンに応募するつもりはまったくないが、刊行に至る改稿過程でどれくらい完成度が上がるのか、そこに興味があって読んでみた。
新潮社の編集者ともあろう者が「すごすぎてキャッチコピーが思いつかない」というほど凄くはないが、なかなか面白そうな設定とプロットではある。
ただ、まだ作品の背景となる設定とプロットを書簡小説風に書き留めたにすぎない段階ではあるので、これがどこまで面白くなるのか、刊行を待ちたい。買って読むべき完成度に達したか否かは最初の数ページに目を通すだけでおそらく一目瞭然だろう。 -
キャンペーン版をKindleで。短いのでサクッと読めた。SNSのメールによる男女の往復書簡から、過去に何が起きたのかを想像していく。男の視点からのストーリーが、女に焦点を当てるとガラリと変わる。まるでルビンの壺のように。不穏な展開が面白かった。