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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (192ページ)
感想・レビュー・書評
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多美子の入内をきっかけにその周辺のエピソード。高子姫と多美子姫、関係でいえば従姉妹にあたるのだろうか。身内の思惑はさておいて、2人の関係は悪くないものとして描かれる。健やかな姫として描かれる多美子と、政略道具として扱われる高子と、どちらが幸せかどうかは測れないが、女御たちは野心と野望を胸に抱いたり、ただただ心を砕いてお仕えしたりと人それぞれだ。高子姫は道真様の扱いを心得ている。藤原に関わってはならぬ。そう言われたものの、情を捨てきれぬのが道真様の良きところ。
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藤原良相の娘、多美子の入内
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「私が男ならば兄上のその首掻き切って大路に晒してくれましょうぞ。 私が女子でよかったと思われませ」
なんか随分前に、前の巻を読んだので話忘れてしまった。
けど、相変わらず丁寧な話作りだなあと思う。
藤原闇の深さにゾワゾワする。