- Amazon.co.jp ・雑誌 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159230974
感想・レビュー・書評
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なるほどー!人間の当たり前が他の生き物たちには
通じないのかー
とても、哲学的で面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
月刊たくさんのふしぎ の、2017.9号。
なんて素敵な概念の説明。絵も可愛らしくてすてき。
なぜだか、肩の力が抜けていく。 -
自身をアリにして、数について考察しようという、普通はちょっと思いつかない視点で書かれた絵本。またアリを選ぶところが、森田さんらしいなぁと思った。うちの子が文字を読めるようになったときに、そっと本棚に置いておこうと思う。
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ある日、アリになった数学者の作者が、アリの視点で数について考える。人間が普通に使う1という数字をアリは使わない。そこにあるのは人間から見ると感覚的な、理解できないようなものの見方。
数字は数を操ることではなく、数がどのようなものか考えるもの。
哲学的で、どこかロマンチック。
考え方を考える本。
捉え方の広がりを知る本。
数字だけではなく、自分が見てる世界が限られたもので、まだまだ世の中には知らないことがあるんだろうなと思った。
児童書では勿体無いくらい。
大人や中高生にも。
脇阪さんの絵が、柔らかく鮮やかで世界観にぴったり。
眺めているだけで落ち着く。 -
また、いい本に出会った。もう5年近くも前に発行された月刊たくさんのふしぎ2017年9月号第390号。アリになる前、普通の人間の数学者だったぼくの話。知るということ、わかるということは、自分ではない相手の心と、深く響きあうことなのだ〜。もっと前に出会うべき本でした。
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数学とは何か、を若き数学者が語る。なかなか哲学的で、読んだ人は(子どもは)どういう風にとらえるのだろう。数学嫌いにならないように…
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数学が美しいという言葉の意味が感覚的にどうしても理解できなかったのだが、絵本のアリが語る言葉で少しだけ分かったような気がする。
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この本を書いた森田真生さんの著書『数学する身体』の続編に思えた。
「1」という例を使って数学の理解とは何かを説明している。
数学科を卒業して、少しは数学を理解できたと思っていたが、やっぱりまだまだ勉強不足だな。 -
私は数学が分からない。でも、数学のことを数学の気持ちになって分かろうとすることは可能なんじゃないだろうか。数学者がアリのことを分かろうとするように、世界もまた別の生き物の意思で思考を分かろうとする気持ちは必要なんだ。