The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ・P40 :DevOpsは、工業生産とリーダーシップの分野でもっとも重視されている原則をITのバリューシステムに応用した結果である。
    ・P41 :ITバリューストリーム=製品管理、開発、品質保証(QA)、IT運用、情報セキュリティ
    ・P85:リーダーの役割は、配下のチームが日常業務で偉大なものを見つけ出してくる条件を整えることにある。
    ・P97:ブラウンフィールド変革の成功例(CSG, Etsy)
    ・P99:ブラウンフィールドの改善に乗り出すときには、複雑さを緩和し、信頼性と安全性を改善することだけでなく、早く、安全で、変更しやすいシステムも目指さなければならない。
    ・P99:目標は、DevOpsの原則と実践の必要性をすでに確信し、プロセスを革新し、向上させていく意思と実証された能力を持つチームを見つけることである。
    ・P101:次のリストは〜で、改革派が同盟者と支援の基盤を作り、広げていくための理想の展開を示している。
    ・P109:イノベーションのためには、日常業務を進めるほかの部門から独立して仕事を進められる専任の変革チーム(=「パフォーマンスエンジン」,「専任チーム」)を作る必要があると説いている
    ・P177:継続的デリバリーとDevOps文脈からは、継続的インテグレーションとは、本番に近い環境での実行と受け入れ、インテグレーションテストでの合格を義務付けることでもある(Jez Humble&David FarleyいわくCI+)。
    P178:デプロイパイプラインは、Jez HumbleとDavid Farleyの「継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化」で初めて定義されたコンセプトで〜

    ・P197:

    P329:トヨタ生産方式の中心的な考え方の一つは、「問題にもっとも近い人間がもっとも問題をよく知っている」知っているということだ。
    P330:図41 ピアレビューを重視する組織の方が、変更の承認を重視する組織よりもパフォーマンスが高い
    P333:コードレビューのガイドラインをまとめておこう。
    (以降、複数行に渡ってガイドライン列挙)
    P341:プルリクエスト全体、あるいは本番インシデントに関連するプルリクエストのなかから適宜どれかを選んで検証すれば、ピアレビュープロセスの有効性を評価することができる。

    ・P443:巻末で様々な「マネジメントの運動」がDevOpsによって収束したと述べられており、それを「DevOpsによる収束」と表現している。取り上げられている運動は以下の通り。
    - リーン運動
    - アジャイル運動
    - Velocity Conference運動
    - アジャイルインフラストラクチャ運動
    - 継続的デリバリー運動
    - トヨタのカタ運動
    - リーンスタートアップ運動
    - リーンUX運動
    - Rugged Computing運動

  • DevOpsについて体系的に書かれた書籍。同概念について、けっこう実践していることは多いけれど、一度体系的に知りたいなと思ってメモしながら読んだら半年くらいかかった。
    そうやなー。せやなーと読みながら思った部分はデプロイパイプライン周りの整備だったり、そのアジリティの計測、モニタリング周りの部分。コードの共有とかバージョン管理はGithubがかなりやってくれているなと思うので、こういう周辺分野への進出が今後の課題になりそうですなぁと思った。
    あとはバリューストリームの大事さね。


    ◆目次
    序章 DevとOpsがDevOpsになる世界を想像してみよう

    第1部 3つの道
     第1章 アジャイル、継続的デリバリー、そして3つの道
     第2章 第1の道:フローの原則
     第3章 第2の道:フィードバックの原則
     第4章 第3の道:継続的な学習と実験の原則

    第2部 スタートのための糸口
     第5章 最初に手を付けるバリューストリームの選択方法
     第6章 バリューストリーム内の作業を理解し、それを可視化して、組織全体に広げる
     第7章 Conwayの法則を念頭に置いた組織とアーキテクチャの設計
     第8章 開発の日常業務に運用を統合してすばらしい成果を生み出す方法

    第3部 第1の道:フロー改善の技術的実践
     第9章 デプロイパイプラインの基礎の構築
     第10章 高速で信頼性の高い自動テストの実現
     第11章 継続的インテグレーションの実現と実践
     第12章 自動化とローリスクリリースの実現
     第13章 ローリスクリリースのアーキテクチャ

    第4部 第2の道:フィードバックの技術的実践
     第14章 問題の可視化と解決のための基礎となる遠隔測定データを作り出す
     第15章 遠隔測定データを分析して問題の予測と目標の達成に活かす
     第16章 フィードバックループを実現して開発と運用が安全にコードをデプロイできるようにする
     第17章 日常業務に仮説駆動開発とA/Bテストを組み込む
     第18章 レビューと調整プロセスによって現在の仕事の品質を上げる

    第5部 第3の道:継続的な学習と実験の技術的実践
     第19章 日常業務での学習の実現と日常業務への学習の注入
     第20章 一部門の発見を全社的な進歩につなげる
     第21章 組織的な学習と改善を生み出すための時間を確保する

    第6部 情報セキュリティ、変更管理、コンプライアンスを統合するための技術的実践
     第22章 すべてのエンジニアの毎日の職務として情報セキュリティを位置づける
     第23章 デプロイパイプラインを防御する

    行動提起:DevOpsハンドブックの締めくくりに

  • 読みにくかったけど、なんとか読み切った。
    %C/A、CI/CDツール、セキュリティ関連ツールを使う目的、注意が書かれていて呼んでよかった。

  • DevOps関連の本を読んだ事が無かったので読んでみた。
    理由は、この本が一番総論的な話がありそうだったから。
    その目的は果たすことが出来て、DevOpsが目指すべき概念や事例については豊富な記述があったと思う。
    ただ、事例の事実関係の記述が特に多く、読み物としてはそんなに面白くないので、読み通すのは辛い。
    手元に置いておいて、「この場合はどうだっけ?」ってなったら引っ張り出してくる、まさしくハンドブック的な使い方が良いと思う。

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著者プロフィール

『ウォールストリート・ジャーナル』ベストセラーの著者、研究者で多くの賞を受賞している。1999年以来、大きな成果を収めている技術組織を研究しており、1998年にトリップワイヤを創設してから13年間CTOを務めた。2014年に大規模で複雑な技術組織のITトランスフォーメーションを研究するDevOps Enterprise Summitを創設し、オーガナイザーを務めている。コンピューター業界における優れた業績とリーダーシップから、2007年にはコンピュータワールド誌で「40歳未満のイノベーティブなITプロフエツショナル40名」に選出され、パーデュ一大学からコンピューター科学科の傑出した卒業生として表彰された。

「2020年 『The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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