自分の時間―――1日24時間でどう生きるか (三笠書房 電子書籍) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 90分ほどで読み終わる本だが、この本はそれ以上の時間を私達に与えてくれる。
    これを読んで実行すること↓
    毎朝30分、2日に一回は夜90分の自分が心からしたい勉強(自分を耕す時間)をする
    帰り道は今日の時間の使い方を内省する
    なにかでやる気が起きなかったり、恐怖があったりするときの最大の解決方法は、ただそれを「今」やるだけ

  • 100年前となんらかわらんな。
    詩ねー

  • ・あなたのエネルギーは仕事より前にプライベートに使う
    ・24時間は短い。この中で充実した時間を過ごすことは難しく大きな努力が必要
    ・早朝の他人の邪魔が入らない時間は貴重なもの。無駄遣いするな
    ・仕事が終わった後の時間は1日1時間半、投資する。疲労をとるのは寝るので十分。
    ・1週間のうち、1日はきまぐれに思いついたことをやる日にする。
    ・習慣はささいなことから始めて成功を積み上げる。
    ・自らの理想と行動が一致していない人生は無意味だ
    ・小説は娯楽

  • 訳者による序文と末尾の解説両方がついていて、著者がストイックな思想家などではなく金満家で派手な生活を好んだ多作の流行作家だということを踏まえて読むようにできている。自己啓発本として内容を真に受けるより、アーノルド・ベネット論として読むと興味深い。


    P021 睡眠というのはある程度は習慣の問題であり、怠惰な生き方のほうにこそ問題があるからだ。たいていの人は、他に楽しみ方を知らないので、できるだけ長く眠っているのだと私は思う。

    P023 仕事以外の何かをやるという点に関しては、朝の1時間は夜の2時間に匹敵するのだ。

    P031 明日の時間を今、浪費することもできない。なぜなら、それは「明日のあなたのために取っておかれている」からだ。

    P037 人々がとりつかれている時間に対する思いを分析してみると、それは主に焦り、期待、願望、欲求のようなものであることがわかる。これが原因となって、人々は絶えず不快な思いをしているのだ。

    P049 なに、ただ始めさえすればいいのだ。何もことさら魔法のような始め方があるわけではない。

    P129 精神を統治する際の最も重要な要素の一つは、まさにこの努力感なのである。一方ではやり遂げたいと思い、他方ではやりたくないと思う。心の中の葛藤が大事なのである。よい小説を読むときにはこういう葛藤はまず起こらない。想像力豊かな詩を読むときには、小説を読む場合よりもはるかに頭を使うことが要求される。

    P146 ひとつの日課から他の日課へわざと時間をかけてゆっくりと移ることが、結構いい一時しのぎになる。5分間くらいは何も考えずにぼんやり過ごすのだ。言い換えるなら、時間を無駄にしていると十分意識しつつ、5分間を無駄に過ごすのである。

  • 世の中に誰もそう思う『”絶対”面白いもの』はない。面白いと思う自分がそこにいるかどうかが問われる。いろんなものが面白いと思える自分になりたいものだ。

  • リピート無し
    読みにくい

  • 時間の無さに苦しんでいるこの2年間の生活を立て直すべくKindleで購入。
    この分野の古典らしいが、さすがに時代背景が違いすぎて自分の生活への応用が難しい。強いて言えばこのあたりか。
    「やってほしいのは、「家を出たらひとつのことに思考を集中してみる」(初めはそれが何であってもかまわない)ということだ。」

  • これからこの本の内容を日々の生活に摺り合わせられるようにじっくり噛み砕いていきたい。

  • ・睡眠というある程度は習慣の問題
    ・仕事以外の何かをやるという点に関しては朝の一時間は夜の二時間に匹敵する
    ・バランスの取れた賢明な一時間を過ごせるかどうかは、ふだんとは違う時間にたった一杯のお茶を飲めるかどうかにかかっているかもしれない
    ・朝目覚めるとあなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。これこそ最も貴重な財産
    ・24時間の中で不滅の魂を向上させていかなければならない。時間を正しく用いること、最も効果的に利用すること、これこそ最も差し迫った切実な問題である。人生のすべてはこの時間の利用の仕方次第で決まるのだ
    ・一日24時間という小さく限られた範囲の中で充実した快適な生活をする
    ・それぞれが自分の世界に閉じこもっている朝の通勤電車の中ほど人が完全に何かに没頭できる時間は他にない
    ・我々は自分のことを振り返って考えることをしない。つまり自分の進もうとする道、人生が与えてくえるもの、いかに理性的に決断して行動しているか、自分の生活信条と実際の行動の関係など本当に大切な問題について、自分というものを見つめることをしていない
    ・幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自分の生活信条にかなった生き方をするところにあると悟ることによって、幸福を自分のものとしている。
    ・一日に一時間、自分の理性、生活信条、行動を深く振り返る
    ・絶えず自己を磨くことによって得たこのような真の洞察力ほど、人に恒久的な満足感を与えるものはない
    ・人生とはすなわち好奇心であり、この好奇心を満たすものは日常の習慣や生活の場にあふれている。そして好奇心を満たすということは、「ものをわかる心を持つ」というこに他ならない
    ・よく読むと同時によく考えよ。多くの本を読みながら、そのことがバターつきパンを切るのと同じ程度にしかその人の人間性にプラスになっていない例を私は知っている
    ・読書は要するにどんどん先に読み進めてはいけない。時間がかかることなど気にすることはない。終着点のことは忘れて現在自分のいる周囲の景色のことだけに注意を払えば良い。
    ・自分の計画したことに然るべき重きを置くこと、つまり尊重しすぎることもなく、おろそかにすることもなく、中庸を心得て生きることは経験のない者が考える程簡単なことではない

  • 忙しい日々を送っていると内省が疎かになる。
    毎朝30分と1日おきの夜の90分を使って、良書を読んで思索を深めたり、興味ある分野の研究に勤しんだりして、自分を見つめ、自らの生活信条と行動の一致を目指す生き方を勧める本。
    最初から気合いを入れず、無理なく始めるよう忠告しているところが良い。

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著者プロフィール

イギリスを代表する作家。代表作に、20世紀英国小説の最高傑作といわれる『二人の女の物語』(岩波書店)がある。

「2016年 『最強の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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