投資家のルドはイギリス行きの列車で出発を待っていると、切符をなくして困っていたナタリーを思わず助ける。
イギリスまでの話し相手として助けたつもりが、彼女の魅力に惹かれ、ディナーの約束をする。
兄を亡くした悲しみと忙しさをナタリーで紛らわそうと思っていたが、買収するホテルの持ち主の娘がナタリーだった。
悲観するナタリーに、一緒に故郷のギリシャに仮のフィアンセとして来れば、父親が困らない当分の金を上乗せしようと持ちかけて…。
契約婚約と家族の和解モノ。
素直なヒロインに惹かれるヒーロー感がヒシヒシで、最後買収相手と結婚はと言っていたのはどこへ行ったんだー?となった。
でもまあいいかというくらい、ひどい男感もなく、ヒーローの兄の死によるわだかまりに重きが置かれ、ヒロインも純心爛漫だった。
いい年の男と若い女感は時折チラチラしたが。