ポンコツ王太子と結婚破棄したら、一途な騎士に溺愛されました (ベリーズ文庫) [Kindle]

著者 :
  • スターツ出版
3.74
  • (3)
  • (8)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読み終わってから気付きました。タイトルが「婚約」破棄ではなくて、「結婚」破棄だということに。確かにそうでした。

    3年前の話が序章のようにあり、物語のスタートは主人公が後宮を去るシーンから。
    隣国の王太子と政略結婚したけど、愛妾にべた惚れの王太子にまったく相手にされなかった主人公。戦争が終わり、情勢変わり、暗殺されると知った主人公と侍女は、2人で後宮を抜け出します。

    1年の結婚期間はかなり酷い目に遭っていますが、本人と侍女の強さで悲惨さ皆無です。戻ってきてからの主人公は、戦争から無事帰ってきたヒーローとラブラブ。隣国と王太子に正式なざまぁを食らわすのは、主人公兄です。

    主人公側が強いので楽しく読めました。

    *****
    『わたくし、実家に帰らせていただきます!お飾りの王太子妃(スターツ出版e文庫)』を一部加筆・修正したものに、特別書き下ろし番外編が追加されたものだそうです。

  • 『わたくし、実家に帰らせていただきます!ーお飾りの王太子妃』の文庫化&加筆でした。

    知らずに楽しく読み返しになりました。

  • kindleアンリミで購入。
    面白かった!ポンコツ王太子を振る時はスカッとしたし、その後のヒロインのお兄ちゃんがまた清々しいほどダメ押しでスカッとさせてくれた。むしろヒーロー、ヒロインより印象に残ったお兄ちゃん(未婚)の話をスピンオフで読みたい。
    途中までは両片想いのヒーローとヒロインだけど、なんやかんやあってめでたくゴールイン。ヒーローはヒロインの為に生きて、戦って、戦争から生還した、見た目が良くてヒロイン一途で強い男です。文句を言うところがない。ヒロインも精神、肉体共に強くて、妖精の様に可憐で美しい少女です。文句を言うところがない。
    スカッとしたい時にスカッとするよいお話でした。

  • 「ポンコツ王太子と結婚破棄したら、一途な騎士に溺愛されました」というタイトルは、内容からすると間違いではない。
    ないのだけど、読み終わってみれば、ヒロインよりも一途な騎士よりもポンコツ王太子よりも、他の誰よりもヒロインの兄が一番目立つ。
    ヒロインは快活で暗い場面無く気軽に読める物語だが、溺愛部分よりも、むしろ結婚破棄の後始末のほうが印象に残る。
    恋愛ものとして読むと、少し違うかも。気軽にスッキリしたい時にオススメ。

  • 騎士出番は?ってくらい姫が頑張ってます。
    騎士も強いんだけど、それが霞むくらい姫がたくましくて。
    個性的な姫っぽくない姫設定好きなのでたのしかったです。
    王室系のお話は、侍女が優秀だと安心感があっていいなと。

  • Kindle版読了。

    政略結婚で他国の王太子に嫁いだが一度も顧みられる事もないまま暗殺されそうになったので離婚して実家に帰る事にした17歳の公爵令嬢ヒロインと、ヒロインの初恋相手で護衛役だった20歳の騎士ヒーローとの溺愛系ラブストーリーです。

    今作は、スターツ出版から発売された『わたくし、実家に帰らせていただきます!ーお飾りの王太子妃』のタイトルを変えて、新たに文庫版として書き下ろし番外編を加えて出版されたものです。

    ヒーローが戦地で戦っていた3年の間に、ヒロインが政略結婚で他国へ嫁いでしまったという悲劇のカップルです。

    所々、ヒーロー視点も挿入されるのですが、ヒロインの事を守りたい、生きて帰ってヒロインに「おかえりなさい」の一言を言って貰いたい一心で、地獄のような戦場でヒーローは生き抜く事だけを考えて戦っていた…と知って泣きそうになりました。
    対するヒロインも、政略結婚する事で少しでも戦場にいるヒーローの助けになれば…と健気な想いがあった事に、この純愛カップルの貴さを思い知らされました。
    そんな訳で、初恋同士で互いが初体験同士という初々しいカップルでした。
    婚礼前どころか正式な婚約前に2人が婚前交渉しちゃっても、この場合は仕方ないと思えてしまいました。
    2人が両想いになってから一緒にいるシーンは、とにかくひたすらいちゃいちゃしています(笑)。

    …しかし、ポンコツ王太子の名前が「リヒャルト」というのが、個人的に他レーベルの『身代わり伯爵』シリーズを思い出してしまい、かなり微妙でした(笑)。

    ヒロインの家族が一筋縄ではいかない人達ばかりなのが流石、血筋と思いました。
    ヒロイン兄によって隣国の王太子も「ざまあ」な結果になり、ラストはヒロインも懐妊し、王子様とお姫様はいつまでも仲良く幸せに暮らしました…というハッピーエンドで終わります。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北海道在住。2011年よりWebに北海道在住。
2011年よりWebにて小説の発表をはじめ、2013年出版デビューに至る。
特技は蕎麦打ち。ただし、蕎麦つゆは作れない。

「2020年 『婚約破棄系悪役令嬢に転生したので、保身に走りました。3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

灯乃の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×