運命の恋をかなえるスタンダール [Kindle]

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著者 : 水野敬也
  • ミズノオフィス (2017年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (290ページ)

運命の恋をかなえるスタンダールの感想・レビュー・書評

  • 最後ふいに泣いてしまった


  • 傑作。

    幼少期のトラウマからの広場恐怖症に悩む万平聡子は、恋愛はおろか友人関係の構築にすら困難を抱え、読書の楽しみだけを心の糧に生活する地味な図書館司書であったが、ある日図書館で運命的な一目惚れをして、ところが早々に自分のコミュニケーション能力の欠如を理由に状況に絶望し、絶望から逃避すべく早速いつものように自宅の本棚の本を手に取るとたまたま開かれた『恋愛論』からスタンダールの亡霊が出現し、恋愛の達人を自認するこのスタンダールから半ば強引な恋愛指南を受けると、自分を変えて世界を変えて、運命の一目惚れを運命の恋に変え、全ての絶望は幸福への伏線であったことを知る。

    良く整理されたプロットと良く整理された登場人物が織りなすストーリーが実に心地よい。
    随所随所のフランス文学の引用も気が利いているし、スタンダールの恋愛論の引用が実に美しい。

    面白く、ためになり、恋の痛みも喜びもしっかりと織り込まれた素晴らしい作品である。

    どれほどの困難の中でも世界はいつも愛を求め愛を待ち続けているのである。

  • 2017年69冊目。

    うさんくさい恋愛指南本的なタイトルと裏腹に、笑えて泣ける恋愛コメディ小説!
    (※スタンダールの恋愛論になぞらえた恋愛指南要素ももちろんあり。)
    スタンダールのキャラクターがとにかく面白い。
    また、スタンダールのアドバイスによって、精神疾患であり過去に大きなトラウマをかかえた年齢=彼氏いない歴のアラサーな主人公・聡子が変化して行く様は見ていてとても気持ちが良い。
    人はいつだって変わることができる。変わりたいと強く願い行動しはじめた瞬間に。
    それに遅すぎることなんてないのだ。
    たとえどんなハンデを背負っていたとしても。

  • 最後の方までは本当に面白くなくて、ただの恋愛how to本出せばいいのにって思っていたんですけど、最後の方はよかったです。
    「絶望は幸福への伏線である」勇気づけられる言葉だと思いました。

  • 恋愛論、心理的な男女間のやりとりが描かれてる小説

  • 流石のストーリーのうまさ、学びの多さ。
    自分が薬を飲んでいた時のことを思いだしながら読んでいました。学びは恋愛だけに留まりません。オススメです!

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