- Amazon.co.jp ・電子書籍 (204ページ)
感想・レビュー・書評
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これは面白い。示唆に富み、気付きも多い。
一気に読んでしまった。
やっぱり汚れ役を引き受けたインテリの
現場を知る、本質的な話はすごい。
特に印象に残ったのは
①P75「ウルトラ・オショックス」
(オショックスとは、お食事とセックスを
掛け合わせた造語)のうなぎ話
②P136「え、君の名は?」のイズミダ爺。
「森田童子のBGMがものすごく似合う男の
変貌」(「ぼくたちの失敗」を聴いた)
③『華麗なる一族』の原田美枝子と重ねた
「丸山さんのやや右曲がりなイチモツを
咥えたあどけない顔の妻の『チュバ』」(P73)
「なんかセカイって、『何をやってもサッパリ』
な男と、『何をやってもそこそこ』の男でできて
いるような気がしてならない。
そういえば「超男前で男性自身があまりに
しょぼいという男ってあんまり会った
ことがない」(P136)
「男って一個歯車が狂いだすと諸々うまく
いかなくなってフケとか出だして性格も
難ありになっていくような気がする」(P137)
人生論だろう。
P62
人間というのはポイント制なのであって、
財力、美しさ、学力、性格、筋力、コミュ力など、
どれかのポイントが上がればモテ度が上昇するのも、
気に留める女が増えるのも当然である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確実におじさんになりつつある、というかもうおじさんになっている僕にとっては耳の痛い話もチラホラ。
知らない世界を知れるエッセイは良いものですね。