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感想・レビュー・書評
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\2024年4月13日(土)~ 今田美桜さん主演でドラマスタート!!/
2024年7月末まで、ドラマ化記特別カバーで配信中。
その日、東京第一銀行に激震が走った。頭取から発表されたライバル行との合併。生き残りを懸けた交渉が進む中、臨店指導グループの跳ねっ返り・花咲舞は、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまう。隠蔽工作、行内政治、妖怪重役……このままでは我が行はダメになる! 花咲舞の正義が自行の闇に切り込む痛快連作短篇。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーディブルにて。
さすがにそれはないだろうとつい、突っ込みたくなってしまうようなところも多少はあるけれど、凄い取材力とテンポの良い展開につい引き込まれてしまう。
短編ですぐに決着が付くし、小気味よくて後味が良い。水戸黄門のような安心感でつい、やめられなくなる。気楽に気分転換したい時に、持ってこいの一冊だった。 -
銀行における大小様々な事件を相馬と花咲、事務臨店チームが解決していく痛快なストーリー。
最後には半沢直樹も登場する。
いわゆるバンカーそれぞれの矜持とプライドが交錯し、複雑かつ単純な人間関係の渦巻く銀行の姿を炙り出していた。 -
面白い。けど銀行には腐ったやつばかりかと誤認しそう。組織なんてそんなものかもしれないが。
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・資金調達のために銀行へ提出される出店計画情報の不正漏洩
・死亡者の口座を使用した計画倒産
・水質洗浄会社のマネーロンダリング
・銀行会長による政治家との癒着
社会常識<社内政治、出世競争渦巻く銀行の中でも常に自分らしく輝く主人公 -
面白かった!
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7つの短編集。花咲舞が活躍するが、昇仙峡玲子の活躍を描くタイトルも欲しい。
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"花咲舞が黙ってない"とその前日譚の"不祥事"そしてドラマの元ネタのひとつとして挙げられていた"銀行総務特命"
銀行総務…は花咲舞ではなく、男の見た男の社会的なところに一人女の人が特命で入っていくのですが、花咲舞ほど面白くやり込める感じじゃない -
遠慮なく意見する花咲舞を主人公とした短編小説集。純粋に面白いが、短編で終わってしまうため、1話ずつがどうしても深みがない。典型的な池井戸作品といった感じで、銀行を舞台にしていて非常に読みやすいけどやや物足りない印象。