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感想・レビュー・書評
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いい巻だった。
人に想いをのせる、人と真剣勝負する、人と向き合えていなかった自分に向き合える。
素敵でほろ苦く、でも自分を成長させるコトができる「時」に満ちていた巻でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どもの頃から憧れ、仰ぎ見てきた人。
目指す先にいる現実の人でありながら、
画面の中の人、空想の世界の住人のような人。
その人が将棋盤を挟んで目の前に座る。
かつて見たシーンの中に、自分自身が存在する。
その人が本気になって自分と対峙し、
存在を認め真剣に向き合ってくれたら、
こんな嬉しいことはない。
負けてもいい、と思ってしまうかもしれない。
幸せな時間をできる限り長く楽しむには、
なんとか食い下がって善戦し、
あわよくば互角に持ち込み、
隙をついて果敢に攻め込み優勢を勝ち取る。
そして勝利を・・・。 -
あかりチャンを巡り、憧れの島田八段相手に恋の鞘当てを繰り広げる林田先生!……と思ってるのは彼だけで、結局のところ悲しい独り相撲に過ぎないのか?( ´ ▽ ` )ノ
下町の太陽だったあかりチャンがいつの間にか万人の心をとろかす絶世の美女扱いに変わってきてるのが愉快( ´ ▽ ` )ノ
そして、オールキャスト勢揃いの東洋オープン戦編( ´ ▽ ` )ノ
元気いっぱい2KDが憧れの宗谷名人とガチ対決( ´ ▽ ` )ノ
この、ゾーンに入るというか異能の者たちが別次元で丁々発止を繰り広げるさまがたまらない( ´ ▽ ` )ノ
続いては死神・滑川の家業編( ´ ▽ ` )ノ
人それぞれにドラマあり( ´ ▽ ` )ノ
ただの不気味人間じゃなかったんだね( ´ ▽ ` )ノ
ラスト、久々においなり横取りねえちゃんの登場( ´ ▽ ` )ノ
今後また話に絡んでくるのかな?( ´ ▽ ` )ノ
先崎先生のコラムなくなったのかな?――と思ってちょっと調べてみたら、この第13巻刊行の時期いろいろ(心の問題)あったみたい↓……
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56557
いずれは復帰して下さるんだろうか?……
(以下続刊)
2020/11/13
#1435 -
島田さんの恋心。香子さんの後悔。
この2つが泣けた。
ネガティブとまではいかんけど、こういうちょっと後ろめたいようなもどかしいような気持ちに凄い心を揺さぶられる。自分の中の感情の引き出しをすっと開けてそこから感情が溢れてきて涙になる。
このすっと寄り添ってくれるくれるような書き方は何が原因なのか。登場人物の中の心の声、そのシーンがすごく引き込まれる。
心がぎゅーっとなる。
黒バックに白がええんかな。闇の中一旦入るけどみんな抜け出していくのがええんかな。言い回しとかコマ割りとか構成とか、なんやらかんやら。
ハチミツとクローバーのときもそうやったけどなんか自分の経験をリンクさせやすい。だから感情が溢れやすいんかな。普遍的でありながら個人の想いに寄り添える余白がある。その余白に自分の経験をリンクさせちゃう。誰もが持っている、持ったことのある感情をうまく言語化して登場人物の個性を出しながら読み手にも寄り添ってくれる。
この人の作品が好きなのはそこか。 -
将棋にかける熱意がひしひしと伝わってきて、将棋のルールがいまいち分からなくてもどんどん読み進んでいる。
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«ーーー僕は この気持ちに
名前なんかつけない事にした
「強くないと視界に入り続けられない」
ただそれだけの事…
ここは嫉妬とかして腐る所じゃなく
強くなるために弱いトコを探して
一個ずつ修正していくだけの
あたまがヘンになりそうな作業を
正気でコツコツ繰り返すだけの
単純な話なんだ»
なんと。島田さんと先生がライバルとは。
どっちも好きなので、どっちも応援したいけど、どうなるのか。。 -
あかりの恋愛。二階堂の名人との勝負
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将棋好きなので面白い。この巻は特に大きなトラブルはなく、登場人物たちの群像劇が描かれている。まぁ平和といってよかろう。
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