福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」 (講談社現代新書) [Kindle]

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  • - 現場が頑張らなかったわけじゃない。どう組織として教訓にするか。
    - リーダーの心構え。

  • 前作、福島第一原発事故 7つの謎の続編。
    これまた一気呵成に読み終わってしまった。
    NHKスペシャルを視聴していても食いついてしまう内容。
    我々は本当にこの事故について学び将来への教訓としなければならない。第二次大戦、地下鉄サリン事件など数多くの「失敗」(多義的につかっている)から学んだり学ばなかったりしているが、日本人の特性として「喉元過ぎれば暑さわするる」と言われるようにどんどん風化していると思う。
    私自身も3月12日からの原子炉格納容器への注水は成功しているとばかり思っていた。毎時数百ミリリットルというペットボトル一本程度しか入っておらず、その後はさらに縮小するような(後知恵ではあるが)愚を犯しているとは思いもよらなかった。
    パフォーマンスのようなヘリコプターからの散水やはしご車による注水など素人目にも効果が薄いと思われることをやって、肝心要の格納容器への注水がゴテゴテに回っていたと言うのは冗談のようで悲しい現実だ。
    危機管理体制について一企業人としても勉強になった。情報は積極的に発信するとともに取りに行かなければならないということ。

  • 著者はリスクを取って説明しろというが、その都度揚げ足を取って結論を歪めるのは、某国営放送を含むマスコミではないか。

    除染しかり、石棺しかり、処理済地下水しかり。

    返す刀でマスコミの報道姿勢も検証してはどうか。

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著者プロフィール

NHKメルトダウン取材班
近堂靖洋  一九六三年北海道生まれ NHK報道局ネットワーク報道部 部長 福島第一原発など国内の原発事故のほか、オウム真理教事件や北朝鮮拉致事件などを取材。                   
藤川正浩 一九六九年神奈川県生まれ NHK科学・環境番組部チーフプロデューサー 原発事故のほか、気候変動など環境や自然に関する番組などを制作。
本木孝明 一九七五年東京都生まれ。NHK大分放送局放送部副部長 科学文化部で原子力規制委員会などを担当し、原発事故後の再稼働の審査などを取材。
鈴木章雄 一九七七年東京都生まれ NHK大型企画開発センター チーフディレクター 「メルトダウン」「廃炉への道」シリーズを中心としたNHKスペシャルを制作。
岡本賢一郎 一九七八年香川県生まれ NHK科学文化部記者 震災当日から原発事故を取材するほか、原子力政策やノーベル賞など科学技術全般を担当。
国枝 拓
一九七九年 岐阜県生まれ。NHK科学文化部記者 松山局で伊方原発の安全審査の取材を担当後、福島第一原発の廃炉・汚染水対策などを取材。

「2017年 『福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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