脳がクリアになるマインドフルネス仕事術 Business Life [Kindle]

著者 : 川野泰周 柳内啓司

• クロスメディア・パブリッシング（インプレス） (2017年9月19日発売)

感想・レビュー・書評

[なにがしさんの感想 · 2023年1月9日]

自分に余裕がないと、他人の何気ない行動なんかにありもしない意図を見出してしまうのが人間ですが、そういった人の習性を知ることと、そういった思考にはまっていないかと自分を監視して、はまっている場合には出来事の見方を改めるというのは、対人関係や自分の精神を良好に保つための大事なコツなんだと思ってるんですが、ほぼ同じことがマインドフルネスを絡めながら書いてあり面白かった。

上記のように世の中で言われている生き辛さを軽減するテクニックや、方法論を別の角度から紹介している本で、なかなか読み応えのある本でした。

会議前や、割り込みの依頼が入った際にはこの本に書かれていることを試してみようと思います。また、マインドフルネスによって、タスクの切り替えや、中断からの復旧が早くなる可能性があるというのは朗報でした。結構困ってたんですよね。

スピリチュアル：１
科学：３
調和：３
実用性：３
ぐらいのバランスで私にとっては非常によかったです。

著者プロフィール

川野 泰周(かわの・たいしゅう)
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。
精神保健指定医・日本精神神経学会認定精神科専門医・医師会認定産業医。
1980年横浜市生まれ。2005年慶應義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行。2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内のクリニック等で精神科診療にあたっている。
うつ病、不安障害、PTSD、睡眠障害、依存症などに対し、薬物療法や従来の精神療法と並び、禅やマインドフルネスの実践による心理療法を積極的に導入している。またビジネスパーソン、医療従事者、学校教員、子育て世代、シニア世代などを対象に幅広く講演活動を行なっている。
主な著書に『人生がうまくいく人の自己肯定感』（三笠書房）、『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』『精神科医がすすめる 疲れにくい生き方』などがある。

「2021年 『半分、減らす。』 で使われていた紹介文から引用しています。」