営業 野村證券伝説の営業マンの「仮説思考」とノウハウのすべて [Kindle]
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2017年9月27日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (256ページ)
感想・レビュー・書評
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鬼速PDCAで有名な富田さんの書著。鬼速PDCAと同様に仮説をたてることを前提としながら、営業プロセスを分解して解説していて理解しやすいです。
仮説思考について何度も解説がはいるため、営業のみならずすべてのビジネスパーソンが成長のヒントを得られる良作。 -
10/30
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○概要
元野村証券のトップセールスがどのように思考し、行動したのかを知れる本。
営業の行動をリスト選定からアプローチ、プレゼンなどのプロセスごとに分解し、一つずつ解説してくれている。
○感想
めちゃくちゃ良かった。これまで読んだ営業本で、一番ぶっ刺さりました。kindleで読んだけど、手元に置いておきたくて紙でも買いました。
新規開拓営業で悩む全ての営業マンに読んでほしい一冊。PDCAを行動レベルで落とし込み、ぶん回します。
○メモ
・マーケティング(リスト選定とアプローチ)とセールス(商談)は7対3くらいの割合で力を入れる。確度の高いクライアントならそれだけ決定率も高まるため。
・営業は確率のゲーム。
リトマス試験紙にかけるように1%か99%かを見極めるために行動するだけ
・KGI、KPI、KDIに落とし込み、それを数字で振り返って改善していくことで確実にゴールに近づく。 -
営業を再現可能な改善可能な仕事にするためのヒント満載。
読み手を選ぶが、営業の楽しさが伝わってくるかも。モチベーションの維持は、また別の本で学ぶべし。 -
営業で成果を出すノウハウが仮説営業というアプローチで綴られた本。
本人の体験ベースで綴られているため読みやすく納得感が強い。
また、鬼速PDCAの著者でもある冨田和成さんだからこその因数分解力やPDCA力についての記載の説得力が強くあった。
営業の各プロセスにおいて仮説を持ち検証する、ただプレゼンのスキルをあげよう、などではなく一つの工程ごとにABテストをやっていく感覚。
特に受付突破(最近は飛び込みもテレアポも少ないが)の確率をあげることで、次のアポの工程の打数もあがるので、件数はもちろん大事だが意外と数でカバーしがちな最初の受付突破にこそ注力して仮説検証を実行すべき。
また、営業職のマインドセットとして『全体最適』という表現で綴られていたが、営業職はコーディネーターであるというフレーズが印象的だった。
部分最適はお客様自身でも実現可能な一方、お客様の幸せはそれでは達成されない。(部屋のインテリアの話)全体の最適を支援するのが営業マンの仕事である。
また、そのためにも主語が誰になっているか細心の注意が必要である。自分を主語にするとお願いになったりへりくだったりしてしまう。
相手のゴールを一緒に見るからこそ信頼を得ることができる。 -
2022年、14冊目。
目的:セールスイズに続いて、営業を科学したい。
Sales is cool.
何事も仮説に基づいてスピーディーに判断・行動すること
日々の営業活動を数字で追うこと
悩んだら課題を分解してみること
ボトルネックや顕在化していない課題を常に探し続けること
課題と解決策のパターンを増やすこと
営業を因数分解する。
マーケティングプロセス
リスト選定:リスト数、リスト率
アプローチ:アプローチ数、アプローチ率
面談:面談数、面談率
プレゼン:プレゼン数
検討:検討数
受注:受注数
リピート:リピート数
・アポ率を上げるための情報収集とニーズ仮説思考
・ヒアリングの質を高めるための情報収集とニーズ仮説構築
・良い提案を作るための情報収集とニーズ仮説構築
ありたい姿を明確にする動的なヒアリング
・ありたい姿はどんなものか
・現状はどうなのか
・そのギャップはどれくらいなのか
・どうやったら埋まりそうなのか
セールスプロセスで考えること
必然性
効用
実現可能性
緊急性
・仮説➡︎傾聴力
御用聞きのレベルを脱するには、顧客に会う前にニーズの仮説を準備することだ。
そこでもし仮説を一発で的中させることが出来れば、相手もよくわかったなと思って具体的な話を積極的にしてくれる。
そこから傾聴力は役に立つ。 -
いい本
営業、マーケティングのプロセスにおいて仮設思考の実践、データベースの扱いとプロセスにおける技術がこれほどまでに言語化されている
営業に立ち会う人間がこれを読めば、これほど解像度の高い本もないだろう -
営業職についたことがない自分が営業能力をつけたくて読んでみた。
営業能力はあらゆる生活において必須のスキルだと最近感じていて、だけれど理論的に学ぶ機会が少なく「向いてない」と感じてしまったり
やりたくない職種となってしまう印象がある。
営業は才能ではなく、そのパターンをどれだけ考え準備できてるかということ。
参考になる。