丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 (角川文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2017年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (262ページ)
感想・レビュー・書評
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3.5
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気軽に読めるし面白かった。
主人公は次郎のこと呼びまくって頼ってるけど巻が進めば変わってくるのかな? -
事件そのものは悲しいけれど、全体としてほわっと温かい感じです。この作者さんの持ち味ですね。
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ここ数日,非常に読み辛い,読むのに時間のかかる長編に取り組んでいて,あまりの読み進みの遅さに辟易して,ちょっとライトな作品が読みたくなり,Kindle unlimitedのリストでよく見かけて気になっていた本作を読んでみた。やっぱりこの手の作品はスイスイ読める。
本社ビルを見て魅了された一流大手企業グループの吉原不動産の最終面接後奇妙な現象に遭遇した澪は,最終面接官の一人・第6物件管理部長の長崎次郎という男に助けられる。澪は長崎から自覚していなかった強い霊感を見いだされ,その力を活用できる仕事のために吉原不動産の内定を得る。入社後長崎の下で働くことになった澪は,第6物件管理部が霊障で問題の発生している吉原不動産の管理物件の調査と問題の排除を担当していることを知る。長崎のもとには,長崎の幼馴染で霊感は強いものの霊障の体制がなくすぐに気絶してしまう高木によって日々,霊障物件の対応依頼が持ち込まれる。部員は見お一人であり,澪入社以前は長崎一人で対応していたらしい。澪は長崎に命じられてさほど危険はないと判断されたらしい物件の調査を行うことに。というお話。
描かれる怪現象そのものはそこそこ不穏なのだけど,ホラーと言うほどには怖くはない。しかし霊の主が死んだのがだいぶ前のことだったりして,その霊の持つ無念さなどは今更解決できないとあって,真実がある程度明らかになってそれで終わりという形が多く,今ひとつスッキリしない感は残る。それでも,途中で登場した子犬(マメ)の霊が澪になついて連れ帰ったりした話は微笑ましい。 -
サラッと読むにはちょうどいい。再読はなし気味。キャラクターが良いので2巻も読もうと思う。にしてもイケメン設定に違わぬイラストが綺麗~