宝石の国(8) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 君たちで飾りつけた この星は美しいよ
    明かされてゆく秘密。SF(というかファンタジー?)ぽくなってきてとても楽しい。
    別個体の人間による祈りが、魂の分解には必要というのは、つまりは成仏の考え方と同じだと思うのだけれど、こういう設定がとても好き。科学と信仰は、世の中を分解して理解する方法という意味では根っこは同じという気がして。
    14-15ページと、52-53ページがとても美しくて印象的だった。

    12/8追
    よく考えてみると、つまるところ月人は解脱して輪廻の外に出た存在とも言えるのでは、とようやく気付いた。だとしたら、にもかかわらず祈りによって魂の分解を望む彼らのありようは皮肉というか、一種アンチテーゼ的でもあるような。

  • フォスはここまで来たのか
    1巻からずっと見てきたが、とうとうここまで
    ユークの言ってたとおり、成分変わりすぎて本当にフォスなの?って感じだが、根底にある想いは変わらず、その周りにいろんなものが引っ付いていったように見える
    引っ付いたのは、力としてのアゲートや金、知としてのラピス
    本質は、先生のことが好きともかつて言っていたが、それよりもずっとシンシャや連れられていった宝石の事をずっと考えていたという部分か
    そして先生のもとを離反し、更には先導すらし、自分達宝石の存在する道を模索している
    全くもってどう決着がつくのか分からん

  • いい展開になってきた。好き。

  • マジでかなり面白い、が案の定進撃チックな展開ではある。これどっちが先なんだろう。というか割とお決まりの流れなのか。敵だと思ってた側にも生活とか感情はあって、そこにいくことで価値観が揺さぶられてしまう。
    ただ祈りとか機械とか、かなりその辺の設定が哲学があって独創性がある。作者が仏教系の学校出身だとTwitterで見たけど確かに納得感がある。

  • 月に辿り着いたフォスは月の王子から、先生の正体、月人の目的、連れ去られた仲間がどうなったのかを教えられる。月人の目的が先生にあり目的が果たされれば争いは終わると知ったフォスは、先生を裏切るため一旦地上に戻る。地上の宝石たちにともに月に行こうと説得を試みる。
    「皆を早く自由にしてやりたい。楽しそうに見えるだろうが、皆無理をして疲れ果てている。〜永久にその繰り返し。永くを彷徨う我々にこの人間の野生はもう合わない。苦痛だ」

  • ドキドキしてきた

  • びっくりするほど急展開。
    今までのすべてが壊れてしまったような悲しさ
    見たくないものを直視しなければいけない苦しさ
    戦いが終わるかもしれないという希望
    思い通りに行かないもどかしさ
    色々詰まった一冊です。

  • 物語が急展開を迎えている。

  • 妹から

  • まさに、驚天動地の第8巻。
    これまで謎だった月人たちの行動原理が明かされ、そのためにフォスは敬愛する「先生」を裏切ることに。

    フォスの帰還を無邪気に(?)喜ぶ先生を尻目に、ちゃくちゃくと陰謀を巡らすフォスには、ゾクゾクするような魅力がありますね。
    そして、最後の最後で押し切られて「しょーがねーなあ……」とついてきてくれる、カンゴームがまた愛おしいです。

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著者プロフィール

投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞受賞後、『星の恋人』でデビュー。初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞。2作目の『25時のバカンス 市川春子作品集 2』がマンガ大賞2012の5位に選ばれる。両作品ともに、市川氏本人が単行本の装丁を手がけている。

「2022年 『宝石の国(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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