炎の牛肉教室! (講談社現代新書) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (204ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本の牛肉を中心に世界の牛肉市場が良くわかった。
    A5と言ったモノサシがそもそも日本のもので、フランスで喜ばれるのは全くサシが入ってないものと言った世界から見た日本の牛肉のあり方や、うまい肉の見分け方など、普段使いできる雑学を学べた。

  • 肉牛の品種、育て方、加工の仕方、ちょっとした歴史、なかなかに勉強になった。
    スーパーでは何となく黒毛和牛を選んでしまうが、毛嫌いせずにオージービーフやUSビーフも選んでみよう思う。

  • 「A5はあくまで属性を示す要素で美味しいかどうかは関係ない」
    「スーパーに並んでいる牛肉も産地は自分で追える」
    など、身近なようであまりきちんと理解していない牛肉についての本。
    一頭買、A5など牛肉に関する言葉が増えて居るにも関わらず、これまでの酪農は黒毛牛一辺倒になってしまっている事、放牧はほとんどない、などなど、自身の肉牛を飼った経験も含め、書かれている内容は非常に明瞭で理解しやすい。
    この界隈に明るくないので、完全に理解できる良書かどうかは判別ができないが、著者の熱意にあてられて牛肉のことがもっと知りたいと感じている。その意味では、本書の目的は達成されていると考えている。

    巻末の付録もありがたい。
    構成としては全体的に散文的ではあるが、著者が先生で行ったり来たりして生徒に説明していると考えたらライブ感があり、短所になっていない。 これは、ライブ感を全面に出した「炎の牛肉教室!」というタイトルを名付けた編集者の勝利だと思う。おすすめできる一冊。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1971年、愛媛県に生まれ、埼玉県で育つ。1992年、慶應義塾大学環境情報学部在学中に、畑サークル「八百藤」設立。キャンパス内外で野菜を栽培する。同大学院修士課程修了後、(株)野村総合研究所、青果流通の(株)シフラを経て、2005年、(株)グッドテーブルズ設立。農産物流通コンサルタントとして活躍中。ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」。著書に『日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない』(講談社)など多数。

「2022年 『エシカルフード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本謙治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×