- Amazon.co.jp ・電子書籍 (206ページ)
感想・レビュー・書評
-
一度は紙で購入し手放したものの、もう一度読みたくなって電子で購入し直した経緯。
特にこれ!っていう推しポイントがあるわけではないのだけど、するすると引っかかりなく読めてしまうのどごしの良い作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆる受けのシンデレラストーリー?みたいに感じた。そして大きな事件や衝突もなくさらっと読める。そういう受け、そういう話が好きな人には良い……と思う。
-
ボナペティ!の感想記事(SSブログ)へのリンクです。
https://yuri-hyky-dia-issho.blog.ss-blog.jp/2019-01-09 -
自分のせいではない不幸により、無気力で毎日生活するだけで精一杯な受けと、フレンチレストランのシェフとの話。
もしかしたら現実にありえそうな受けの環境で、ある意味怖いですね。
沖縄旅行はイキイキとした様子が伝わってきてよかった。 -
レストランオーナーシェフ×薄幸の男の子
癒しと再生の物語でした。
冒頭からすでに幸薄そう。天涯孤独、中卒、貧乏、労働環境劣悪な居酒屋でのバイト。客から浴びせられる暴言。そんな疲れた帰り道に、気持ちをふわっとさせてくれるレストランの柔らかな明かり。
ある日仕事中に指を骨折してしまい、バイトをクビになってしまいます。誰にも必要とされない自分の現状に絶望した受け。身の回りを整理し、最後に憧れのレストランで食事をしようとしますが店内で倒れてしまいます。
結局攻めに拾われる形になり、住み込みで店を手伝うことに。まじめに健気に頑張る受け。木下さんの健気受けはわざとらしさが無くて、マジで涙を誘う。受けの幸せを読者は祈 りつつ読み進めるのです。
受けが色々名言をつぶやいていました。ほんと、月村さんの著作は癒しです。ご自身はいつも同じ作風の金太郎飴作家などと自虐的ですが、それがいいんです。変わらないで欲しい!
イラストは木下けい子さん。今まで同様月村さんのお話に合った柔らかな絵で、今回の表紙もすごく素敵。しかし、木下さんの絵は顔がみな同じなので髪型と髪色とメガネで見分けなくてはいけない。今回の攻めも外国人ぽい端正な顔とあるが、貧乏で瘦せぎすで絶望感漂う受けと同じ顔。違和感ありすぎィ!