空母いぶき [DVD]

監督 : かわぐちかいじ  若松節朗 
  • バンダイナムコアーツ
3.20
  • (5)
  • (25)
  • (32)
  • (8)
  • (6)
本棚登録 : 143
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569649744

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原作の漫画を全巻持っているので、何の気なしにAmazonで視聴。24時間内での"敵"との攻防が描かれている。映画開始早々に『いぶき』が被弾し、戦闘機が出撃できないのでは、"空母"の意味がないのでは?と感じたところから、興味が薄らいでしまった。原作を楽しみにしたいと思う。

  • きっとそんなに遠くない将来に起こりうることのような気がします。火種が燻っている東アジア、作品の中にあるような自衛隊、政治家の苦悩は目にみえるようです。防衛大学でライバルだった2人が艦長と副官、微妙な対立。昔観た「クリムゾンタイド」のショーンコネリーとデンゼルワシントンのような対立を期待しますが、程遠い。いいなあと思ったのは山内圭哉さんの関西弁。中井貴一さんの無駄遣いが、もったいないなあと言う感じ。

  • 戦隊モノとはまた違う 命の重さを問う?
    命の重さは どこの国も同じ重さを持つ
    人は世評に いつも惑わされるし、何か 国が揺るがせられる出来事にあうと 政府のやり方に反発 政府は政府で 国を守るということを履き違えてしまう。でも、そんな事態が起きても 何も出来ないと思うと、身を守る事で精一杯だ!
    情報の何を信じる?どう行動するかは ちゃんと最初から
    自分の信念を植え付けておかなければ…なんて思った。
    しかし、今までの作品と違った点は 自己保身だけの意識や行動と異なっていたこと SNSのあり方も また 別の角度から見えたことが、良かった!戦争なんて何の意味も持たない 命を無駄に落とすことはない それこそ 世界共通に思える日が来るのだろうか?いや、そんなふうに 一人一人の人間が願い、行動することが大切なんだろう。
    主役 艦長扮する西島秀俊 まぁ、いいんだけど、含み笑いの顔が始終で 驚きの表情と納得の表情の境目が分からなくて
    何だか、緊迫感を感じられない部分が多かった。
    内容的には、まあ面白かった。
    クリスマスイブの前に起きた事なんだぁ…
    中井貴一が必死でクリスマスのお菓子の靴に お菓子を詰めていたところが 微笑ましい 懐かしのお菓子ブーツだったね〜 ひとつ、ひとつの手描きメッセージが和みました。

    沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で実写映画化。国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るため奔走する者たちの姿を描く。世界が再び「空母の時代」に突入した20XX年。日本の最南端沖で国籍不明の軍事勢力が領土の一部を占拠し、海上保安庁の隊員を拘束する事態が発生。未曾有の緊張感に包まれる中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とした護衛艦群を現場に派遣するが……。西島が、航空自衛隊のパイロットとしての実績を買われていぶき艦長に抜擢された秋津竜太、佐々木が、海上自衛隊の生え抜きながら副長に甘んじる新波歳也を演じる。監督は「沈まぬ太陽」「ホワイトアウト」などの大作を手がけてきた若松節朗。脚本は「機動警察パトレイバー」の伊藤和典と「亡国のイージス」の長谷川康夫。「ローレライ」「亡国のイージス」などで知られる作家の福井晴敏が企画に携わっている。

  • 西島秀俊の艦長ぶりが、なんとも言えない怪優ぶり。
    空母いぶきを「おもちゃ」と言ってのけ、攻撃を基本としている。
    戦闘に入る時のニヤリと笑う仕草が、実に不気味。
    それに対して、副長佐々木蔵之介は、
    専守防衛を重んじ、戦闘で死者を出さない事を基本とする。
    現実の自衛官では、多分少数派なのではないか。
    二人の激しい論議は、意味のある踏み込んだ内容になっている。
    日本は、憲法がある事で、戦争には踏み込まないという縛りがある。
    戦闘と戦争とは違う。戦争とは、国民が犠牲になる事であり、
    自衛隊員はそれを守ることにある。
    しかし、国際ルールを無視する国が登場することで、
    日本の防衛のあり方が、問われる。
    日本の軍隊と定義されていない自衛隊は、自衛権を守るだけの存在。
    日本の飛行機が撃墜されて「防衛出動」を首相 佐藤浩市が決断する。
    ある作家から佐藤浩市の言動で「三流役者」と評価されたが、
    実に 沈着で落ち着いた首相ぶりに、素晴らしいと思った。
    高校の同級の藤田さんは、国交省の大臣で出た。いい風格だ。
    ミサイルの戦闘が、リアルに感じられる映画技術を楽しめた。
    最後に国連軍の潜水艦が出てくることに、ちょっとあっけに取られた。
    そこに持っていくのか?ということが、残念。
    まさに、自衛隊とは何か?日本の9条の精神とは何か?
    正面から 問いかけた作品であり、
    もっと真剣に問うべき時代だと痛感した。
    これは、もっと多くの人に見てもらいたい映画だ。

    東亜連邦という実在しない国を設定したのは、正しい。
    これが、中国や北朝鮮に設定するときな臭くなる。
    確かに「魚釣島」問題などがあり、歴史的な難しさもある。
    自衛隊員が、戦闘で殺されることになるが、殉職扱いになるのかな?
    首相は、安倍になれば、もっと違うだろうね。
    アメリカ依存の解決法なのかな。そちらの方が怖い。
    国連での交渉がメインになっているのは、
    それなりにスマートなのだが。

  • いろいろな事情があったのか、原作とはだいぶ違う描かれ方だった。結末にちょっとモヤモヤ。

  • うーん…たぶん原作の面白さが薄まってしまってるんだろうなと思いました。
    いぶきの艦長・西島秀俊さんと副艦長・佐々木蔵之介さんの関係とか、戦闘機乗り市原隼人さんは良かったです。そうか、空母は空と海ふたつの自衛官が乗ってるのか。。

    この映画、防衛省も自衛隊も全く協力してないのか。それでは緊迫感も現実味も薄まるな……どことなく緊迫感も現実味も薄い。
    でも、「他国に侵略されたときどう動きますか」と「ゴジラに侵略されたときどう動きますか」だと公的機関が回答出来るのは後者しかないから仕方ないか。。シン・ゴジラも、撮影許可下りないとか「再現しないでください」は言われたらしいけど。
    原作の相手には明確な国名出してるらしいのでそのまま映画化は難しいのでしょう。村上龍「半島を出よ」は映画化されてなくて本当に良かった…こんな感じになると目も当てられない。

    必要だったのかわからない中井貴一さんを始終怪しんでいたけど、一般市民なコンビニ店長でした。『亡国のイージス』のせいです…エンドロールに福井晴敏さんの名前を見て納得。


    葛城三佐……??


    追記:藤竜也さん渋い…と思っていたら序盤のいぶきへの被弾による怪我で以降あまり登場されなかったのが悲しかったです。

  • 戦闘シーンはなんだかこれが海での戦闘だって感じですごく熱かったです。
    終盤までは良かった。
    ただ今の世界情勢を見た後では帰結点にあきらかに違和感が・・・
    たぶんこのニュースで感動して戦争ダメ絶対ってなってもさして影響はなくきっと戦争は続くし、戦死者が出たこんな戦いを外交的にうやむやで終わらせるわけにはいかない。
    ストーリー的になにかもうひとつ要素がほしかったなという感じでした。もったいない。

  • 2019年 日本
    監督 若松節朗

    西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼

    久しぶりに凄い駄作を観た気がする。
    公開前とか公開中とかも宣伝を観て「凄い面白そうな映画」って思ってたんだけど、、、観始めてびっくり。ネットの評判を後でチェックしてしまった、前もってチェックしてたら観なかったかも。

    原作は超人気らしい。
    原作通りに相手国は中国で乗っ取られるのは尖閣諸島にしておけばいいのに。どこの誰だかに配慮して架空の国、架空の島にするからややこしい。おまけに架空の国は建国3年だかで日本を攻撃してくるって。何で?何のために?

    そう遠くない未来の話らしいけど、そう遠くない未来でも日本の自衛隊は何も攻撃できないらしい。そして「戦闘能力はあるけど、戦争はしない」のを誇りに思っているらしい。
    自衛隊員が死傷することは許されないらしい。
    もちろん、犠牲者なんて出したらあかんやろうけど、、、、、でも、、、、、
    実際の自衛官の人ってどうなん?腰掛で自衛隊に入る人も周りにいたけど、本格的に入る人ってやっぱりそれなりに覚悟とかあるんじゃないのかなぁ?
    知らんけど。

    また、本田翼と中井貴一の必要性が全く分からなかった。
    中井貴一は何も知らない能天気な平和な日本人の象徴ってことだったのかなぁ?

    凄い面々が出てて、凄い監督の映画で何でこうなるのか、、もったいない。
    そして、原作を読みたくなった。

    ラマンチャの男、地球が静止する日に次いで今まで観た中の3大駄作に認定されました。これにてゲド戦記が3大駄作から外れてしまいました(笑

  • 戦争は起こしてはならない。
    でも挑発してくる連中が現れる。
    戦争を起こさないために極限の状況で使命に立ち返りギリギリの判断で戦争にさせない。そんなドラマが水面化で繰り広げられる。おだやかな平和のありがたみに気づかされた。

  • 仮想敵国との交戦?戦争なのか防衛なのかいまひとつわからず、正直閣僚の会議などを見ていても実際こんなことが起きたとしても後手後手で意見はまとまらずなし崩し的になるんだろうなぁ~と

    「空母いぶき」

    原作との中国相手の戦いを東亜連邦としているが、戦争映画で開戦といえば日露戦争を筆頭に太平洋戦争の数々の作品を見てきたが、これが現代の戦闘なのか?と思うくらいに最新兵器を駆使し続けている。防衛?開戦?その境の中の緊迫感が今一つ感じられない。面白いんですけど、一番好きなジャンルが戦争映画なので物足りなさを感じてるんでしょうね

全36件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1948年、広島県尾道市生まれ。本名は川口開治。明治大学で漫画研究会に在籍、在学中の1968年「ヤングコミック」掲載の「夜が明けたら」で漫画家デビュー。卒業後は本格的に劇画作品を執筆、竹中労とのコンビでは本作のほか、「博徒ブーゲンビリア」などを描く。「ハード&ルーズ」で人気を得、87年「アクター」、90年「沈黙の艦隊」、2002年「ジパング」で講談社漫画賞を3回受賞、2006年には「太陽の黙示録」で小学館漫画賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受けるなど、五十年余にわたって第一線で活躍する。他の代表作に「イーグル」「僕はビートルズ」「空母いぶき」など。

「2023年 『黒旗水滸伝 大正地獄篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×