宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎 [未選択]

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  • 2013年5月23日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 今月末に朝日カルチャーセンターにて、著者の講演があるが、iTunes Storeで見つけたので早速買ってしまった。
    著者はIPMUの機構長、宇宙論と素粒子論について一般向けにやさしく書かれている。最近、素粒子論や宇宙論について本を読む機会が多くなったが、本書はそういう内容の一般書ではかなり読みやすいと思った。ただ、読み応えという点では少し物足りないかなという感がある。
    ヒグス場が暗黒場とあり、変なパーセントの数字が出ていたので疑問に感じたが、あとがきに2010年とあったのでCERNの話の前に書かれたものだと納得した。
    古代のウロボスの蛇を例に出して、極大の世界と極小の世界がつながっているという記述は興味深い。宇宙の果てのような大きな世界を目指していると、素粒子の極微の世界にたどり着き、原子、分子と小さな世界を探求して行くとブラックホールや高次元の宇宙といった世界にたどり着く。よく考えてみると不思議な世界だ。

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著者プロフィール

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)教授、カリフォルニア大学バークレー校Mac Adams冠教授。
1964年東京都生まれ。1991年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学助手などを経て、2007年から2018年10月までKavli IPMUの初代機構長を務めた。専門は素粒子論・宇宙論。『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)はじめ著作多数。メディアを通して研究成果を伝えることにも力を入れる。難解な素粒子論・宇宙論をわかりやすい言葉で語る。

「2020年 『そうたいせいりろん for babies』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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