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感想・レビュー・書評
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今月末に朝日カルチャーセンターにて、著者の講演があるが、iTunes Storeで見つけたので早速買ってしまった。
著者はIPMUの機構長、宇宙論と素粒子論について一般向けにやさしく書かれている。最近、素粒子論や宇宙論について本を読む機会が多くなったが、本書はそういう内容の一般書ではかなり読みやすいと思った。ただ、読み応えという点では少し物足りないかなという感がある。
ヒグス場が暗黒場とあり、変なパーセントの数字が出ていたので疑問に感じたが、あとがきに2010年とあったのでCERNの話の前に書かれたものだと納得した。
古代のウロボスの蛇を例に出して、極大の世界と極小の世界がつながっているという記述は興味深い。宇宙の果てのような大きな世界を目指していると、素粒子の極微の世界にたどり着き、原子、分子と小さな世界を探求して行くとブラックホールや高次元の宇宙といった世界にたどり着く。よく考えてみると不思議な世界だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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