セメント樽の中の手紙 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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本棚登録 : 53
感想 : 8
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感想・レビュー・書評

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  • かなり短く数分で読める。

  • 期せずして、セメント袋の中から箱を拾う。
    宿舎へ戻って中を開けて見ると ➖略➖

     手を差し伸べて、よりよい状態や改善された状態へと導いてやることが、できそうにない、もどかしいです。

  • 1回目を読んだ感想は、よくわからない。
    短くてあっさり読めたのだけど・・・。
    理解しながら読もうとしたら時間がかかるかもしれないし、
    何度か読み返さないと理解しずらいかもしれない。

    ホラーと言われてますが、
    感覚としては、現代作家 川上未映子の作品で、
    「わたくし率 イン 歯下、または世界」
    って作品を読んだ時のような理解するのに苦慮する感じですかね。

  • じっとりとした嫌な気持ちになる短編良き

  • セメント工場で起きた悲劇的な事故に関連してこの作品に言及している人がいたのを見て。内容は現実の事故とは異なり、幻想ともホラーともいえるような内容。主人公が語る男性なのか、手紙を書いた女性なのか。二人ともなのか。それとも不条理な世の中なのか。短い中に不思議な世界が凝縮されている。

  •  一週目と二週目で、違う恐ろしさを感じる作品。

     まず一週目。うん、可哀想な女性が居たもんだなあと思う。
     そして二週目。手紙をじっくりと読んでみる。
    「あなたが、若もし労働者だったら、私にお返事下さいね。」ここに注視してみると、なるほど、手紙のラスト数行がなにを意味するかが見えてくる。

     「あなたも御用心なさいませ。」果たして松戸は、手紙の主の要望に応えたのだろうか。応えて"しまった"のだろうか。

  • 労働者だったらお返事くださいってなんだよ。怖いよ。

    • after2017さん
      そこは注視してなかった…!深読みするべきか考えてしまいますね。
      そこは注視してなかった…!深読みするべきか考えてしまいますね。
      2017/11/20
  • レポートでプロ文とか重かった。
    短いし比較的書きやすかったけどね…
    口減らしとかの当時の情勢についての考察が足りんかったらしいのでそこらへん頑張る

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著者プロフィール

1894年福岡県生まれ。早大高等予科除籍。海員生活を経て、労働争議を指導。1923年名古屋共産党事件で検挙され、刑務所内で「海に生くる人々」「淫売婦」を執筆。小林多喜二と共に日本プロレタリア文学の双璧と評されたが、体制支持へ傾き満州開拓に関わる。45年、中国で死去。

「2008年 『セメント樽の中の手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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