悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記― [青空文庫]

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著者 : 中島敦
  • 青空文庫 (1999年2月9日発売)
  • 新字新仮名
  • 青空文庫 ・電子書籍

悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記―の感想・レビュー・書評

  •  沙悟浄を主人公にするという発想も面白いし、描かれている内容も面白い。
     下手すれば二番煎じのパロディやお笑いになってしまいかねないテーマですが、本作品はなかなか深く考えさせられます。
     よく考えれば、私も沙悟浄のような頭の中で無駄に考えてばかりで行動が伴わないタイプなのだった。
     もっと若い時代に読んでおきたかった。 
     中島敦の『わが西遊記』、完成して頂きたかった。読みたかった。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170417/p1

  • 『悟浄出世』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/7/002521のその後。
    頭でっかちで動けない悟浄からみた仲間3人の分析。
    ネガティブにしてぐだぐだな考察独り語り。

    ああなんか、うん、そういう感じ。
    師匠への軽蔑と尊敬、まじりけなしのヒーロータイプ、悟空に対する憧れと劣等感、単純なだけでない八戒への警戒と信頼、とか。
    並はずれた人たちのそばにいてあくまで秀才どまりの努力家の、卑屈な自負に先日読んだ『駆け込み訴え』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/B009IX8IZ4を連想した。

    この鬱陶しさスキスキ。

  • 悟浄から見た西遊記。
    悟空への憧れ、三蔵への敬愛の原因究明、八戒への憧れ。
    そして、何も特徴のない、行動の情熱を持たない自分への叱咤。

    夜の星を見ながら考える。
    彼は、三蔵の一番の理解者なのかもしれない。悟りに、近い男。

  • 冒頭の「竜に変化しようとする!」やりとりが、いきいきとしていて好き。思索的な沙悟浄……ほんと、三者三様だねぇー。

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