秘密 [青空文庫]

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  • 青空文庫
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  • 「夢の国の少女たちは秘密を言ふことは禁ぜられているのです」ザ竹久夢二ワールドご開帳!
    少女の甘いかほりとクスクス笑ひで悪酔いしてバッドトリップへと誘う、シークレットオブシークレット。大正浪漫の読む合法ドラッグ。
    美少女の繰り広げるドリーミー曼荼羅に刮目すべし。

  • 少女達の夢の国は、秘密に満ちていた。
    そして問いに対する答えを持たず、誰にも犯すことのできない神の領域とも言える。
    誰でも知っているはずなのに、誰にも知られずにきた…
    そういう青春のお年頃の少女たちの世界を改めて描きました。
    という感じだと受け止めました。
    儚い時代の「秘密」のお話(遠い目)

  • 少女の世界における秘密という言葉に秘めた甘美というか何というか。

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著者プロフィール

(たけひさ・ゆめじ)画家・詩人・デザイナー・作家。1884年岡山県生まれ(本名・茂次郎)。1901年に上京し、翌年、早稲田実業学校に入学。1905年、平民社の機関誌「直言」にコマ絵を発表、その後「平民新聞」にも絵や文章を発表する。翌年には「東京日日新聞」、「女学世界」、「文章世界」などからも依頼を受けるようになり、早稲田実業学校を中退。1909年に初の画集『夢二画集 春の巻』(洛陽堂)を刊行。1914年、日本橋に自身がデザインした小物などを売る「港屋」を開業。以降、画家、詩人、グラフィックデザイナー、翻訳家、小説家として幅広い活躍を続ける。1931年から33年にかけて欧米各国を訪問。1934年、49 歳で逝去。小説作品に、「岬」(1923)、「秘薬紫雪」(1924)、「風のように」(同)、「出帆」(1927)などがある。

「2022年 『秘薬紫雪/風のように』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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