赤いくつ [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだが、これまた怖い童話です。アンデルセンの童話はみな寓話だが、読み解く側の解き方で印象が変わるので大人になって読むと意味合いがガラリと変わる。

  • 同タイトルの映画を観ながら気になって。
    不穏な物語であることは漠然と知っていたが、具体的に読むとまた感慨深い。
    大天使ミカエルによって見捨てられた少女が、同じ天使により死を幸福として迎えられる。その間を描かれないのが、どちらからも異文化に生きる俗人として理解できず気持ち悪い得体の知れないままの物語でした。

    赤い靴に魅入られたこと=悪
    足を捨てたこと=善

    なんてとても容易できない。

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著者プロフィール

編者 楠山正雄 (くすやま まさお)

1884(明治17)年、東京生まれ。大正・昭和期の児童文学者、演劇研究者。早稲田大学英文科に入学し、広くヨーロッパの諸文学を学ぶ。島村抱月、坪内逍遥に師事。大学卒業後、早稲田文学社、読売新聞を経て、冨山房に入社。雑誌や辞典の編集、「規範家庭文庫」全24巻の編集など多くの本に関わり、児童文芸雑誌「赤い鳥」などに古典や昔話の再話を発表。『アンデルセン童話集』や本書など、編著作多数。1950(昭和25)年、逝去。

「2023年 『源氏と平家 最新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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