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感想・レビュー・書評
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半七捕物帳の岡本綺堂の愛用した机とは。
思い出と一緒に柔らかく話していて、あの名作大作が書かれた光景を想像できる、かも?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
十五の時から使っていた約40年間使い続けた桐の机。大正十二年の春に、特にこだわりもなく近所の家具屋に作らせた、センでできた大きな机。そのどちらも大正12年9月の震災で灰になってしまった。新しいのはともかく、愛着のある古い机は惜しかった。その後はしばらく居候先の机を借りていたが、自分のような仕事には机が絶対に必要だ。だから震災の翌月、引っ越すついでに、机の形をしているなら何でも良いと、センの頑丈な机を買って、今もそれを使っている。
もう少し良いものをと考えないでもないが、未だに住居が定まらない身には相応かと、やはり使い続けている。
机の前に居着く習慣。
震災から2年経っても、被災した人達は生活を立て直すのに苦労していたんだな。
寺子屋の天神机http://www.neribun.or.jp/web/27_archive/detail.cgi?id=10153。
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