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談話室「一文クイズ」出題まとめ

深川夏眠さんのまとめ

深川夏眠さんのまとめ

ジャンル : / 小説・文芸

作成日 : 2013年5月1日

更新日 : 2013年6月13日

  • 本の中から一文を引用し、必要に応じてヒントを添え、
    タイトルを当ててもらう「一文クイズ」http://booklog.jp/q/4971
    出題作品まとめ。
    制限時間は12時間で、回答が出た後、
    もしくは回答がなく12時間経過したら正解を発表するというルール。

  • 深川夏眠さんのまとめ

    毒物による死亡事件が起きた「お城」と呼ばれる広大な屋敷に
    引き籠もって暮らそうとする女の子の話。

    ■ヒント
     アメリカの小説,作者は女性,
     出題部分は序盤、物語の舞台の「時間の淀み」を表している。
     解説は桜庭一樹。
    ■正解が出るまでの所要時間=11時間10分

    『ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)』より引用

    • 引用ここから 台所の棚に載っている図書館の本は、最後に見たとき返却期限を五か月以上過ぎていた。 引用ここまで ー 7ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    出題は「眉かくしの霊」より。
    この一文はデジタル大辞泉「祟り」の例文にも引用されている、
    検索に引っかかる文章につき、ノーヒントで出題したものの、回答者なし。
    1924年に発表された怪奇幻想譚。
    男が旅の宿で名物を賞味するものの、怪事に見舞われ、料理人から昔の話を聞く。
    「饂飩の祟り」というのは本題に入る前の、言わば「枕」で、
    後の怖さを引き立てるために配置されたユーモアと解される。
    別の宿で近所からうどんを取り寄せさせたら、
    二人前のはずが丼は一つで、二膳分盛り込んであると言われ、
    「汁(したじ)がぽっちり、饂飩は白く乾いていた」という一件に由来。

    『泉鏡花集成〈6〉 (ちくま文庫)』より引用

    • 引用ここから  あの、饂飩の祟りである。鶫を過食したためでは断じてない。 引用ここまで ー 22ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    長い眠りと目覚めによって生命力をアップデートする「冬眠者」と、
    彼らを世話する使用人たちの仕事ぶりを中心とする物語で、
    引用は第一話、それらのドラマを写した銅版画を深夜営業の画廊で眺める人物の内的独白から。
    但し、文庫化に際して改稿されたそうで、単行本とは該当箇所の文章が少し違うそうです。

    ■ヒント
     国内の幻想的な短・中編連作の序盤から,作者は女性,2012年文庫化,
     2013年5月7日現在、ブクログ登録者数(単行本+文庫本)900人以上
    ■正解が出るまでの所要時間=6時間34分

    『ラピスラズリ (ちくま文庫)』より引用

    • 引用ここから  茫然とするほどひたすら眠く、ここに枕さえあればすぐにでも顔を埋めて眠り込んでしまうだろう、前後不覚に熟睡してしまうだろう、風邪の引き始めのような寒気をうっすらと感じながらそう考えた。 引用ここまで ー 13ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    上田秋成『雨月物語』より「吉備津の釜」

    ■ヒント=現代語訳版がある→古典文学
    ■正解が出るまでの所要時間=18分

    『雨月物語』は江戸時代後期の読本(よみほん)=伝奇小説で、
    「吉備津の釜」は吉備国(現在の岡山県・他に当たる)の放蕩息子・井沢正太郎が
    占いが凶と出たにもかかわらず結婚に踏み切り、浮気して、
    妻の生き霊に苦しめられる話。
    出題は正太郎を救おうとする陰陽師のセリフから。

    『新釈雨月物語;新釈春雨物語 (ちくま文庫)』より引用

    • 引用ここから この護符をば戸ごとに貼りつけて、神仏を念ずるがよい。鬼のつけいる隙を見せるな。手ぬかりして、一つしかない身をほろぼすなよ。 引用ここまで ー 83ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    阿刀田高セレクトによる国内の恐怖・幻想系短編アンソロジーから、
    小松左京「くだんのはは」を出題。

    ■ヒント=日本のSF作家が書いた短編ホラー小説で、ある人物のセリフから
    ■正解が出るまでの所要時間=52分

    語り手が少年時代に、父と共に戦争中に寄宿させてもらった屋敷の奥様のセリフ。
    少年はその後、その家の秘密を知ってしまう……。

    『日本幻想小説傑作集 (1) (白水Uブックス (75))』より引用

    • 引用ここから ……守り神っていうのは、この家につもりつもった劫なの。その劫がこの家をいろんな災難から守ってくれるのよ。考えてみたら妙な話ね。 引用ここまで ー 166ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    ■ヒント
     海外の小説から。  
     日本のマンガ家によってコミカライズもされた作品。
     作者の代表作と目される、中編と呼ばれるくらいの長さの小説。
     姉と弟を中心とする物語。
    ■正解が出るまでの所要時間=9時間35分

    ミカエルの広大な屋敷に所在なさを覚えるポールたちが、一画に集まって、
    やっと人心地がついた――という辺りを引用。
    ヒントの「日本のマンガ家」は萩尾望都で、
    マンガ版での該当箇所の描写がとても好きなので出題しました。

    『怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))』より引用

    • 引用ここから  一週間もたつと、魔法瓶がカフェ・シャルルの代わりをつとめ、そして屏風はもうこのたった一つの部屋、リノリウムで囲まれた人跡まれな島をしか作っていないのだった。 引用ここまで ー 99ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    シャーロック・ホームズ・シリーズ中、
    56ある短編の中で48番目に発表された作品「サセックスの吸血鬼」を出題。
    吸血鬼に関する調査を依頼されたホームズとワトスンがサセックスにある館を訪れ、
    事件の謎を解く話。
    但し、この本は吸血鬼をテーマに纏められたアンソロジー。

    ■ヒント=海外の有名なシリーズ物の中から短編を出題,引用はセリフの一部
    ■正解が出るまでの所要時間=1時間40分

    同じ延原謙の翻訳では新潮文庫『シャーロック・ホームズの事件簿』がメジャー。

    『ドラキュラ ドラキュラ―吸血鬼小説集 (河出文庫)』より引用

    • 引用ここから そのときあなたは、出血した傷口を吸ったのは血をのむためでなく、なにかほかに目的があるということに、お気がつかなかったですか? 引用ここまで ー 179ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    短編集から「みずうみ」を出題。
    幼なじみの少女が亡くなった湖に、成長した「かつての少年」が戻ってくると……。

    ■ヒント=海外の短編小説,日本のマンガ家によってコミカライズされた
    ■正解が出るまでの所要時間=6時間46分

    ヒントの「日本のマンガ家」は萩尾望都。
    コミックス『ウは宇宙船のウ』に、そのまま「みずうみ」のタイトルで収録されている。

    『10月はたそがれの国 (創元SF文庫)』より引用

    • 引用ここから  ひとりでいるのは、十二歳の少年にとって、新しい経験だった。だれかがいつもいっしょで、ひとりになれるたったひとつの方法は、心のなかだけだった。なんと多くの人たちが、子供はこうするもの、ああするものと、教訓ばかり下していることか! 引用ここまで ー 176ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    短編集から「秘密」を出題。
    平凡な遊びに飽き足らず、女装したり奇妙な恋愛遊戯に耽ったりする男の話。

    ■ヒント=国内の短編小説
    ■正解が出るまでの所要時間=58分

    『刺青・秘密 (新潮文庫)』より引用

    • 引用ここから 現実をかけ離れた野蛮な荒唐な夢幻的な空気の中に、棲息することは出来ないであろうか。こう思って私の魂は遠くバビロンやアッシリヤの古代の伝説の世界にさ迷ったり、コナンドイルや涙香の探偵小説を想像したり、光線の熾烈な熱帯地方の焦土と緑野を恋い慕ったり、腕白な少年時代のエクセントリックな悪戯に憧れたりした。 引用ここまで ー 87ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    短編集から「アッシャー家の崩壊」を出題。
    仮死状態によって早過ぎる埋葬に付され、蘇生したマデライン姫の鬼気迫る姿。

    ■ヒント=海外の短編小説の終盤
    ■正解が出るまでの所要時間=1時間3分

    『ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)』より引用

    • 引用ここから 白装束には血がにじみ、痩せおとろえた身体じゅうに、必死にもがいた痛ましい痕が見られた。一瞬、姫は敷居に立ち、わななき震えよろめいていたが――と、低いうめき声をあげ、兄の身体の上へばったりと倒れかかり、激しい断末魔の苦悶のうちに、兄を床の上へ押し倒した。 引用ここまで ー 361ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    日本三大奇書という物々しい肩書きが付いているが、
    要は探偵小説マニアたちが推理合戦を繰り広げて事件をややこしくするメタミステリ。
    出題は「実際の推理力はさっぱりの癖に(略)久生十蘭の作中人物を理想とする」
    紅一点・奈々村久生のセリフから。

    ■ヒント=国内の長編小説の序盤、主要な登場人物のセリフ
    ■正解が出るまでの所要時間=23分

    『虚無への供物 (講談社文庫)』より引用

    • 引用ここから あたしぐらいに良心的な探偵は、とても殺人まで待ってられないの。事件の起る前に関係者の状況と心理とをきき集めて、放っておけばこれこれの殺人が行われる筈だったという、未来の犯人と被害者と、その方法と動機まで詳しく指摘しちゃおうという試み……。 引用ここまで ー 41ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    代表作と見なされる優れた短編怪奇小説「インスマウスの影」を出題。
    旅に出た青年が恐ろしい秘密に触れてしまう話。

    ■ヒント=海外の小説,主人公が旅先で出会った老人の話より
    ■正解が出るまでの所要時間=8時間12分

    『ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))』より引用

    • 引用ここから 住民たちは、年をとって怪物の血統の徴候が体に現われ始めると、水中のほうが体になじめるようになって陸上生活をやめたくなるまで、じっと身を隠しているんだそうです。なかにはほかのよりもすぐ水に馴れるものもいれば、また水中生活ができるところまでは変化しない連中もいたということです。 引用ここまで ー 65ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    太平洋戦争末期の女学生たちの愛憎劇で、
    複数の人物の手稿が連続するノートを読み進めるという形で進行する物語。

    ■ヒント=国内の女性作家の作品,2011年文庫化
    ■正解が出るまでの所要時間=10時間58分

    『倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)』より引用

    • 引用ここから  図書室は、生徒が宿題の調べ物をするためにも使われるけれど、ひたすら本を読むのが好きでならないという常連も何人かいる。わたしもそのひとりだ。読むのが好きな者は、自分で書きたくもなる。わたしもそうなのだ。小説を書きたいと、小学生の頃から思っていた。でも、何をどう書いたらいいのか、まるで手掛かりがなかった。 引用ここまで ー 67ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    ヨーロッパに古くから点在する吸血鬼・不死者の伝説を元に構築されたゴシック小説。
    今日人口に膾炙するヴァンパイアの貴族的イメージを確立した作品。

    ■ノーヒントで正解が出るまでの所要時間=11分

    『吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)』より引用

    • 引用ここから  食堂へ出て行ってみると、朝食の支度はできていたが、伯爵の姿はどこにも見えなかった。自分はひとりで食事をすませた。ふしぎなことに、この城へきてから、自分はいまだに伯爵が飲み食いするところを見たことがない。よほど変わった人にちがいない! 引用ここまで ー 47ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    クマのプーさんシリーズより「プーあなにつまる」
    またの名を「プーがお客にいって,動きのとれなくなるお話」を出題。
    ウサギの巣穴を訪ね、身体が嵌まってしまって、
    上半身は地上、下半身は穴の中という悲惨な状況に陥ったプーに対して
    ウサギが放った言葉。

    ■ヒント=かわいらしい作品の中の無情なセリフ
    ■正解が出るまでの所要時間=2時間2分

    『クマのプーさん全集―おはなしと詩』より引用

    • 引用ここから きみの後ろ足,タオルかけにつかわしてもらっちゃいけないかしら。だって,ほら,ああいうふうにさ――なんにもしないで――つったってるんだろ? タオルかけるのに,とても便利だと思うんだよ。 引用ここまで ー 33ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    全集から短編「屋根裏の散歩者」を出題。
    「散歩」を開始する前の段階、押し入れの中で寛いでいるところ。

    ■ヒント=独特の文体,映画化された短編
    ■正解が出るまでの所要時間=9時間23分

    『日本探偵小説全集〈2〉江戸川乱歩集 (創元推理文庫)』より引用

    • 引用ここから さて、そこへ寝てみますと、予期以上に感じがいいのです。四枚の蒲団を積み重ね、その上にフワリと寝ころんで、眼の上二尺ばかりの所に迫っている天井を眺める心持は、ちょっと異様な味わいのあるものです。 引用ここまで ー 81ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    真如法師こと高丘親王という実在した人物を主役に据えて綴られた幻想小説。
    引用は終盤、天竺を目指しながら死を意識した高丘親王のセリフより。

    ■ヒント=作者の遺作(最後の小説作品)から、セリフの一部
    ■正解が出るまでの所要時間=12時間27分
     制限時間オーバーだが正解発表準備中に回答された。

    『高丘親王航海記 (文春文庫)』より引用

    • 引用ここから そもそも人間が天地から生を享け、死んでふたたび天地へ帰るものとすれば、なまじ冷たい墓なんぞへ埋められるよりも、おのれの肉をもって餓えたる虎をやしない、そのまま虎の一部となって天竺へ一路ひたばしるほうが、よほど自然の理にかなっているとは思わないかね。 引用ここまで ー 232ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    失踪した親友と主人公とを隔てる、超えられない壁。
    出題はp.202-203に跨がる部分から。

    ■ヒント=アメリカの小説,終盤から引用,三部作の一つ(一番最後の作品)
    ■正解が出るまでの所要時間=5時間27分

    『鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)』より引用

    • 引用ここから われわれを隔てているのはそのドアだけだった。われわれはたがいにすぐそばにいた。僕はまるで、頭の中に直接言葉を注ぎこまれているような気がした。それはあたかも、他人の胸に耳を当ててその鼓動を聴きとっているような、脈拍を取ろうと体をあちこち探っているような感じだった。 引用ここまで ー 202ページ
  • 深川夏眠さんのまとめ

    詩人・萩原朔太郎の幻想的な短編小説。
    参照したのは、イメージに合った写真とテクストを組み合わせた本。

    ■ヒント=短編,狐は登場しない
    ■正解が出るまでの所要時間=8時間48分

    『猫町 萩原朔太郎+心象(いめーぢ)写真 (image travel series 1)』より引用

    • 引用ここから 狐に化かされるという状態は、つまり心理学者のいう三半規管の疾病であるのだろう。なぜなら学者の説によれば、方角を知覚する特殊の機能は、耳の中にある三半規管の作用だと言うことだから。 引用ここまで ー 13ページ

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