ブクログ談話室

言語の面白さを教えてくれるような本を教えてください

    未回答
  • 回答数 22件
  • おすすめ教えて
欧州語が男性名詞/女性名詞を持つ文化的背景とか
日本語が動詞を最後に持ってくる背景とか、
そういう「言語と歴史背景」みたいなのをテーマや副テーマに
書いてる本ってありますかね。雑学系でも、物語系でも。

単純に興味に過ぎないんですが
言語自体が思考・思想に与えた影響や文化形成
ってあるだろうな、って思うんですが
どうも自分だけで考えてても消化しきれなくて・・・

例えば、宮城谷昌光さんが漢字を甲骨文字の観点から
論理的に組み立てて説明する手法なんかは好きでした。
そういう本筋とは違うけどちらっと出てくる
みたいのでもいいです。
(舟を編む、はちょっと違った・・・)

分かりにくい説明ですみません・・・
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<追記です>

自分が生まれる前から言語は存在してて、
自分の意思・思考をまずは母語というツールで表現して生きて、
自分が死んだ後も次の生命体がまた同じ言語というツールを使うって、なんというか素晴らしいですね。

皆様にご紹介頂いた中で自分の興味というか疑問点が
フォーカスされてきた気がします。

例えば日本語でいうと、方言であっても変化のない発音てありますよね。

・「この列車は、名古屋と京都に止まります」

・「こん列車さ、名古屋と京都ば止まるでよ」


ってどちらも日本語ですけど、「と」は使い方も発音も一緒ですが
「に」と「ば」は使い方は一緒ですけど発音が違いますよね。
文章(というか口語?)的には「に」でも「ば」でもOKですよね。

でも「と」が、例えば「ゆ」とか「ろ」とか、なんでもいいんですけど
「と」以外の発音だったら意味わかんないですよね?

並列助詞の「と」が全国共通で「と」でなければならなかった理由って何なんだろうとか。

さらに、
英語だったら「and」で、発音的に「d」を略しても2音要しますけど
日本語だと「と」は1音ですよね。

英語の台詞やスピーチを聞いてても、andって結構明確に言ってる気がするんですが、
日本語で普段喋ってて「と」を意識したことあんまり無いんですが、
そうすると英語圏の生活において、
「並列を表す発音」を明確に伝えないと、
なんか、例えば死ぬとか、切迫した事情があったんだろうか、とか。

そういう、それぞれの言語に発音・文法において、
それに至った理由って何なんだろう、
そしてそのルールで続けなければならなくなった生き方って
言語によって違うのかな、というような疑問ですかね。

皆様の教えてくださった本に、それぞれ書いてありそうで、
本当にここで質問してよかったです。
さっそく今週末にでも図書館で集めてきます。

ご紹介くださった皆様、ありがとうございました。
(ちょっとづつ調べていこうと思うので、まだまだご紹介いただけるとありがたいです・・・)
質問No.5630
みんなの回答・返信

  • 名無しさん 名無しさんの回答 2014年01月09日
昔テレビで、わずか2~3人の絶滅危機部族と、それに伴い亡びゆく言語について研究する学者を追ったドキュメントを観ました。記録も残されていない言語が消えるという事象に不思議な感覚に陥りました。
1
回答No.5630-064884
コメント 1件
名無しさん 名無しさん 2014/01/09
あと研究的でも質問に沿ったものでも全然ありませんが、世界を一つの言語のみに統一させたという背景をキーに物語を進めていくこちらのラノベが中々面白かったです。
鈴木孝夫先生の本は他の方が既に紹介していらっしゃいますが、こちらもついでに。

ジャンルで言うと言語社会学。
雑誌連載を再構成した本で、日本語独特のややこしさや、
欧米の言語との様々な違いについて、わかりやすく書かれています。
ギリシア語で「蛾」と「鯨」を表す語が同じなのは何故か、等々、
興味深い話題が登場します。
0
回答No.5630-063530
コメント 1件
七月さん 七月さん 2014/01/06
ありがとうございます!

引用を見ると「ことばと文化」より、日本語へのフォーカスが強い印象を受けますが、欧米言語についても記載があるのですね。
鈴木孝夫先生は何冊も出しておられるようですので、
まずはオススメいただいた、この順に読もうと思いました。

そして言語社会学というジャンルもあるのですね。
私が興味を惹かれてるのは歴史言語学だけではないようですね・・・

ありがとうございました。
人工言語をテーマにしたSF小説で、サイバーパンクでスパイもの。古い作品で新刊入手は無理かと思いますが、言語が思考に与える影響を扱った作品の代表作だと思います。


同じく言語テーマの『星の、バベル』は南太平洋の架空の小国を舞台にしてますが、これも入手困難。

1
回答No.5630-063511
コメント 1件
七月さん 七月さん 2014/01/06
ありがとうございます!

フィクションの小説のご紹介は初めてで、それだけでワクワクしました。
入手困難とのこと、図書館で探します。
とても楽しみです。

ありがとうございました。
もう一つ、こちらは言葉がもたらしてくれるものについて、非常に緻密な感覚で書かれた一冊。前提にあるのは、言葉を正確にとらえる、ということです。ご質問をふまえますと、こちらも興味深いのではないでしょうか?

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回答No.5630-063292
コメント 1件
七月さん 七月さん 2014/01/06
もう1冊、ありがとうございます!

こちらは引用から、言葉についての概念とか思想とかの印象を受けますね。読んでみたら違うのかな。
名無しさまにご紹介いただいた「言語が違えば、世界も違って見えるわけ」
に類する期待を持ちました。
楽しみに読もうと思います。

ありがとうございました。
ご質問の文にありますような、厳密な言葉の定義あるいはニュアンスの違いを生み出すものの背景にある人間の感覚について、興味深い内容のある一冊です。とてもわかりやすい文章です。



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回答No.5630-063291
コメント 1件
七月さん 七月さん 2014/01/06
ありがとうございます!

母語の思考とは逆の説のようで、一辺倒に思い込むところへブレーキが掛かった思いです。ぜひ読もうと思います。

今更のコメントで申し訳ありません、ご紹介ありがとうございました。



タイトルまんまですが、日本語の辿ってきた歴史がわかります。
ずぶの素人の私でもわかりやすく面白い本でした。
0
回答No.5630-063263
コメント 1件
七月さん 七月さん 2013/11/09
ありがとうございます!

引用でいくつも同調したい文が出てきてワクワクしました。

下記ご紹介いただいてる「ヤマトコトバの考古学」や、
たっちさまにご紹介いただいてる「日本語の起源」と
同じ線で読めそうですね。
ぜひ読みます。楽しみです。

ありがとうございました。

私も今読んでいる途中なので、お探しのテーマに合っているかどうかわかりませんが・・・
対談形式なので、内容はわかりやすく、とっつきやすいです。
0
回答No.5630-063240
コメント 1件
七月さん 七月さん 2013/11/09
ありがとうございます!

なるほど、日本語でも他言語でも、言語の発生自体は
必然だったのでは、とは確かに思います。
生物学の観点からの分析があるのですね。
興味深いです。というか新鮮です。
ぜひ読みたいと思います。

ありがとうございました。


先日、図書館で見つけた本です。まだ読んでいませんが、借りてみました
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回答No.5630-063229
コメント 1件
七月さん 七月さん 2013/11/09
andyさま、またまたありがとうございます!

後出しの情報にお付き合い頂いているような、
申し訳なく、また大変ありがたいです。

必然があって発生して、必然を重ねて
今の言語になっていると仮定するなら
確かに起源なり、より古い位置での言葉が
ヒントになりそうですね。
日本においては漢字より古いことばですね。
面白そうです。

ありがとうございました。
私も興味のある分野で、紹介されている本を読んでみようと思いました。

追記を拝見すると、あまり一致しない内容ですが、言葉の面白さ、難しさがわかる本です。
(既読かもしれませんが…)


日本人の知らない日本語

蛇蔵 / メディアファクトリー / 2009年2月18日
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回答No.5630-063167
コメント 1件
七月さん 七月さん 2013/11/07
ありがとうございます!

はい、読みました!
無意識に使い分けている言葉について
判断基準の説明などが見事で感動しました。

これを読んだ後「なるほどなあ。でもなぜそうなの?」
がさらに気になるようになったのかもしれません。
与えられた何故の理由に対して、新たに何故が発生する感じですね。

この本は確かに今回の疑問のきっかけのひとつに
なったことを思い出しました。

ありがとうございました。
  • 名無しさん 名無しさんの回答 2013年11月04日
ご質問内容とちょっと違うかと思われますが、真っ先に思い出したのが・・・

にほんご (福音館の単行本)

安野 光雅 / 福音館書店 / 1979年11月30日


古い子供向けの本ですが、日本語の言葉遊びやリズムを楽しめる本です。
今で言う、NHK教育の「にほんごであそぼ」みたいな本ですね。

こういう本から質問者様のように日本語に興味を持ちますよね。
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回答No.5630-063143
コメント 1件
七月さん 七月さん 2013/11/07
ありがとうございます!

日本語が母語な人が幼少期に読むとよさそう、
というのをレビューから察しました。

一体どんな本なのかドキドキします。
読んだら益々「なぜそうなのか」に興味が沸きそうですね。
楽しみです。

余談ですが谷川俊太郎さんの詩は
あんまりピンとこんなあと思っていた私ですが
スヌーピーの和訳があまりに見事で
びっくりした思い出があります。

ありがとうございました。
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