短い小説を読む会

短編小説やショートショートで、好きな作品を教えて。
  • 投稿日時 : 2017-02-22 22:57:19
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蜜柑がとても好きです。あの夕焼けの描写、美しすぎて惚れ惚れします。

  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 22:18:13
この出来事は、芥川の実体験かそれに近いものなのでしょうか?

こういう古い文章って、あんまり読んだことなくて、読みにくかったけど、短いから最後までちゃんと読めました。

少女の髪が「銀杏返しに結って」ある、と言う状態が分からなかったけど、ウィキペディアで調べたら絵が載ってました。

「萌黄色の襟巻き」も分からずネットで調べたらすぐ色の見本が出てきて分かりました。

やっぱネットで小説読むって便利。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 22:30:10
青空文庫って、ほんと、素晴らしい。

「隧道すいどう」という言葉も分からず調べたら、トンネルのことだった。

pcで小説読むと、分からない言葉がすぐに調べられるし、図解入りだったり、具体的な色で確認できるので、ほんと、便利だー。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 22:40:41
読後の、感想としては、この主人公の男性は、温和な性格だと思った。

ふつうは、不快な少女が前の席に座ったら、三等の赤切符を持っているのを見つけた時点で、ここは二等客車だから、三等に移るように告げるはず。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 22:43:33
なにもかもイヤになって、眠ろうとしてうつらうつらしているときに、いきなり、少女が、自分の隣の席に移ってきて、窓を開けようとし始めたら、「なにをしやがる」って思うし、窓を開けたせいで、どす黒い煙が顔面を直撃して、もともと喉が悪いのに、苦しそうに咳き込んでいても、少女はまったく気遣いもしていない時点で、「やめろ!」とブチきれるはず。

でも、この男性は、怒鳴りもせず、最後まで成り行きを見る。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 22:48:37
小娘は、恐らくこれから奉公先へ赴こうとしていて、ふところに持っていた蜜柑を、わざわざ踏切りまで見送りに来た弟たちのために、投げてやったのだと分かると、ほがらかな気持ちが湧き上ってきて、別人を見るように小娘を注視して、「云ひやうのない疲労と倦怠とを、さうして又不可解な、下等な、退屈な人生を僅に忘れる事が出来た」と言う。

ようするに、この人は、優しいんだよね。
相手を思いやる気持ちがある。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 22:57:49
え?
夕焼けの描写が美しい?

オレが読んだときには、夕焼けの印象はなかった。

短いから、もう一度読み直してみると

『暮色を帯びた町はづれの踏切りと、小鳥のやうに声を挙げた三人の子供たちと、さうしてその上に乱落する鮮《あざやか》な蜜柑の色と――すべては汽車の窓の外に、瞬《またた》く暇もなく通り過ぎた』

ここのことかな?

だんだん暗くなっていく風景と、あざやかな蜜柑の色が対比されてる。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 23:06:12
古い文章を、ふだん読んだことないから、新鮮な印象だった。

古い文章が何ページも続くと、とても読み通せなかったけど、短いから、読めた。

読み終わってみると、なんとなく、面白かったような気もする。

なにしろ短いから。
古い日本映画のワンシーンを見たような。

日常的な風景の中で、人と人が交わるワンシーンを切り取って、映像ではなく小説だから、人の感情の揺らめきを表現している。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-29 23:07:56
もし、この同じシーンの中にいたのが、芥川龍之介ではなく、三島由紀夫だったら、どう反応しただろう?
太宰治だったら?
川端康成だったら?

そんなことを、思ったりした。
『朝日のようにさわやかに』


の中の「ご案内」とか。
とても短いですがブラックなのが苦手でなければ。
「冷凍みかん」も好きでした。
  • はいねさん はいね さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-28 00:29:16
「ご案内」と「冷凍みかん」、何年も前に読んだのによく覚えています。
この短編集はバラエティ豊かな作品が揃っていて、しかもスッキリと終わっているので、読みやすいほうですよね。お気に入りの一冊です。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-01 12:30:03
今日、ひさしぶりに時間がとれて、図書館に来て、今、この本を借りました。

『ご案内』読了。
みじかいー。たった3ページ。
まさに、こういう短い小説が読みたかった!

短いけど、皮肉、アイロニーが効いてて、良いですね。
自由の国へようこそ!

ほんと、こういうカンジって、ありますよね。
  • 末期ー。さん 末期ー。 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-04-01 20:40:06
はいねさん、lacuoさん同意ありがとうございます^^
お口に合ったようでほっとしました。
この本はホントどれも捨てる話がなかった印象で
購入しないまでも(買ってももう置いておくスペースがなくて;;)何度も図書館で借りてしまいます。
lacuoさんもう読了してそうですがお楽しみくださいませ!
少し古いのですが,
パトリシア・ハイスミス(「太陽がいっぱい」の著者)の,「11の物語」だったかな~
ちょっと,奇妙なテイストの短編もOKであれば。
あと,これはご存じかも,ですが,ロアルド・ダールの「あなたに似た人」
こっちも,どちらかというとミステリー風味なものですが,原本もわかりやすい英語で書かれていて,その中のいくつかは面白かった覚えがあります。


  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-11 10:23:12
図書館でロアルド・ダールの「あなたに似た人」を借りました。ロアルド・ダールの本って読んだことなかったので、読むのはじめてです。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-17 21:11:39
『あなたに似た人』の中の「おとなしい凶器」読了。
おもしろかったー。ちょっと星新一ぽくて好みにビシッとハマりました。

警察官が血を流して死んでいる事件の現場で、その妻が料理を出し、同僚たちが食事をする、という設定はあり得ないけど。

でも、凍った子羊の腿で頭を殴って殺す、という唐突な展開には笑った。証拠隠滅の仕方もすごい。
推理小説あんまり読んだことないんだけど、これは、おもしろかったなあ。
  • nyanko222さん nyanko222 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-21 19:30:06
『あなたに似た人』の中で,賭け事を辞められない男の話があって,(「西部から来た男」?だったか・・・)私はそれが,けっこうおもしろかったというか,ある意味,不気味で怖かったです。
そういえば、と思い出したのが漱石の夢十夜。

40年近く前、模試の出題で出会い、へ~、漱石にこんな作品があるんだと知って、手に取りました。
物語つながりで。
学生の時に見つけて読みました。
知らない自分に出会った感覚になりました。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-06 21:32:36
図書館に予約してます。来たら、読みますね。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-10 22:45:14
読みましたー。
寺山修司って、短歌は読んだことあるけど、小説を読むのは初めてかも。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-10 22:46:10
P(^∀^)P さんは、この本の中で、どの短編が一番好き?
  • P(^∀^)Pさん P(^∀^)P さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-14 00:19:06
lacuoさん、早速読んで下さったんですね。
一番好きというか、記憶に残ったのは消しゴムのお話でした。それと、意図しない言葉を書いてしまう自分の身体に閉じ込められた少女の話。lacuoさんはどれが気になりましたか
40年ぐらい前に読んだ本を思い出しました。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-05 15:38:31
今、読了しました。
稲垣足穂の本はイロイロ持ってたので、コレも読んだことある気がしたんだけど、家で探しても見つからないので、図書館に来て、ちくま日本文学の文庫本で読みました。
読み始めると、
月や、オペラハットや、流星や、シガレットや、外国語がイロイロ出てきて、童話的なイラストが目に浮かぶ短いシーンの連続で、全部同じトーンなので、途中でちょっと飽きてきて、思ったより長く感じた。
全60ページ。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-05 18:15:43
『一千一秒物語』読んでまず、たむらしげるのイラストが浮かんだ。神戸生まれの佐々木マキのイラストも。
稲垣足穂を好きな人はどこまでも好きだ。
あがた森魚とか。
稲垣足穂は神戸で育ったから、異国情緒というか、外国のものを好んだり、自分の名前もInagaqui Taruphoとサインしたり。
三島由紀夫は彼のことを「昭和文学のもつとも微妙な花」と評してる。
オレが持ってたのは『少年愛の美学』など。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-06 21:31:47
『一千一秒物語』は稲垣足穂的な世界を端的に現した作品だと思います。
この世界は、思いっきりハマってしまう人と、そうじゃない人に別れる気がします。
yuu1960さんは、どちらですか?
オレは、初めて稲垣足穂を知った多感な時期に、思いっきりハマってしまいそうになりつつ、しかし、なんとかハマらずにギリギリ通過したカンジ、です。
  • yuu1960さん yuu1960 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-06 22:07:22
たむらしげるさんの短編マンガは、似た感じがありますね。
月と喧嘩する足穂の方がガラが悪いかな。

若い頃に読み、喚起されるイメージに強烈な印象は残っていますが、それ以上深入りすることは有りませんでした。
  • yuu1960さん yuu1960 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-06 22:18:55
クラフトエヴィング商會も似た感じがあるような。

  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-10 22:40:55
クラフト・エヴィング商會の『すぐそこの遠い場所』図書館で借りて読みました。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-10 22:43:22

図書館で借りて読みました。
ちくま文庫より、こっちの本のほうが遥かに読みやすかった。
字も大きいし、見開きのページに、副題と文章がいっきに広がってるところが見やすい。
稲垣足穂の文章を、詩的な断片として捉えることができる。

稲垣足穂って、縦書きより、横書きのほうが読みやすいことに気づいた。

良い本でした。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-10 22:53:05

オレが所有してる稲垣足穂の本。
もう、ずーっと昔に買った。
この表紙好きだなー。
誰の絵だろ?


月に向かい、想像に遊ぶ。
短いけれど、ゆっくりアンデルセンにお付き合いしましょう。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-03 22:20:35
yuu1960 さん、ありがと。
今、ネットで図書館に新潮文庫の本を予約しました。
本が手に届き次第、読みますね。
  • 回答No.7430-082378
  • この回答は削除されました。
短い小説を読む会。
ショートショートなど、3分間で読めて、しかも深い作品を読みたい、と思っていたのですが。

nyanko222さんに『キリマンジャロの雪』を紹介していただき、今日、さっそく図書館で借りて読みました。

私が読んだのは『ヘミングウェイ短編集』西崎憲(ちくま文庫)でした。

短いから、すぐ読めるけど、内容は、難しかったなあ。

足を負傷して、死が迫ってくる話。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 20:33:13

翻訳者によって、読みやすさや、リズムが変わってくると思うのですが、一番読みやすい訳は、どれでしょ?

ネット上に、個人の翻訳も載ってました。
http://f59.aaacafe.ne.jp/~walkinon/kilimanjaro.html
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 20:38:15
原文も読めます!

The Complete Short Stories of Ernest Hemingway

https://theteacherscrate.files.wordpress.com/2014/03/the-complete-short-stories-of-ernest-hemingway-ernest-hemingway.pdf
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 20:42:47
「通りかかったカフェでは、アメリカの詩人が自分の前に、空けたグラスの受け皿を前に積み上げ、ジャガイモづらにバカのような表情を浮かべて、ダダイズムの話をしていた。相手のルーマニア人はトリスタン・ツァーラという名前の、いつも片メガネをかけ、頭痛に悩まされている人物だった。」

ヘミングウェイは、パリで、トリスタン・ツァラに会っていたのか?
パリのカフェで?
モンパルナスのカフェかなあ?

  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 20:45:25
And there in the café as he passed was that American poet with a pile of saucers in front of him and a stupid look on his potato face talking about the Dada movement with a Roumanian
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 20:45:38
who said his name was Tristan Tzara, who always wore a monocle and had a headache,
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 20:52:44
『ヘミングウェイ短編集』西崎憲(ちくま文庫)
p.241

この部分を読んでウッディ・アレンの映画
Midnight in Paris(2011)
を思い出した。
あそこには、ダリとか、シュールリアリストとか、いろんな芸術家がヘミングウェイと交流してたけど、
トリスタン・ツァラは、いたかなー?
思い出せない。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:08:31
この小説は、アフリカのキリマンジャロにいる、足を負傷して死に掛かった男が、ヤケになって酒を飲み、酩酊した頭で回想するんだけど、

その回想シーンが、
◆カラガッチの駅(トルコ)p222
◆シュルンツ(オーストリア?)p223
◆パリ
◆コンスタンティノープル(トルコの都市イスタンブールの全身)p238
◆トリベルク(ドイツ?)p246

などなど、アッチコチに飛ぶので理解しにくい。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:15:26
飛行機で飛んで、空から、キリマンジャロの頂を見るシーンも出てくる。p259

アルーシャには向かわず、機体は左に向きを変えた・・・なんとか嵐を抜け出したところでコンプトンが振り向き・・・・そこには視界一杯に、まるで世界全体がそこにあるかのように、広く、大きく、高く、陽を浴びて信じられないほど真っ白に輝く、キリマンジャロの四角い頂きがあった。ああ、自分はここに行こうとしているのだ、とわかった。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:21:14
And then instead of going on to Arusha they turned left, .........all he could see, as wide as all the
world, great, high, and unbelievably white in the sun, was the square top of Kilimanjaro.
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:26:54
And then he knew that there was where he was going.

このシーンって、ベッドの上で死にそうになってる人が、脳の中で、幻想を見てる、ってこと?
夢を見てる?

飛行機に乗って、上空から、キリマンジャロの頂上の美しい光景を見る、という夢。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:40:24
主な登場人物は、ハリーとヘレンだけだよね?
あとは、脇役のモロ。

この話が分かりにくいのは、
いきなり男と女の会話から始まるんだけど、2人の名前が、なかなか出てこない。

ハリーは、5ページめに初めて出てくる?p219

でも、ヘレンの名前は、なっかなか出てこない。
付き人のモロの名前のほうが先に出てくる。p219

ヘレンの名前が初めて出てくるのってp257 ?
ほとんど終わりのほう?
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:44:29
現実の登場人物は、キリマンジャロにいるんだけど。

回想シーンで、アチコチの場所に飛ぶし

時間軸も、アチコチ飛ぶし

主な登場人物であるヘレンの名前は、終わりのほうになって初めて出てくるし。

回想シーンの文章は、改行が少なくて、文章がズラズラ並んでいるので、読みにくい。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:53:23
飲んでる酒は、ウィスキー・ソーダ。

全部で4箇所?に出てくる。

①“Bring whiskey-soda.”
②“We’ll have one together. Molo, letti dui whiskey-soda!” she called.
③Molo bring whiskey-soda.
④“I would like a whiskey-soda.”
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 21:57:33
うーーーーん・・・・・死にそうになってる人間の回想シーンや、妄想シーンが、行ったり来たりして、

ハリーがウィスキー・ソーダを飲みながら、ヘレンに八つ当たりして、

最後にハリーが死体になってるのを、ヘレンが見つけて悲鳴をあげる、という・・・・・・・。

・・・・・・・・ちょっと、待ってね。

この話、どこが、どう、面白いの??????
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 22:07:35
うーーーーん。

この作品は、どう味わえば良いんだ?

オレにとっては、難しい作品だったなあ。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-25 22:23:23
死にゆく作家が、もっとああいうことも、こういうことも、書くべきだった、と悔いてる、のかな。

戦争で戦ったこと
パリの思い出
アフリカで冒険したこと
彼女と射撃したこと
スコッチのソーダ割を飲んだこと

世界中のアチコチで、戦場で、カフェで、いろんな経験をしたのに、それを十分小説にできなかったことを、悔いてる?
  • マヤさん マヤ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 10:19:59
lacuoさんこんにちは。私も同じちくま文庫の西崎さんの訳で読みました。初っ端からハゲワシらしき鳥が群がっていて不吉な予感しかしません…。
ハリーは小説家で、ヘレンはパトロン兼恋人?ヘレンの名前がなかなか出てこないのは、ハリーにとって女が「ヘレン」であろうが誰だろうがどうでもよかったからではないでしょうか。「もしも、彼女でなかったら、ほかの女になっていただろう」(p231)。
  • マヤさん マヤ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 10:41:17
ハリーの回想はどれも、これまでに書こうとして書かなかったことのようですね。書かなかったというより、書けなかったのかなという気がしました。とてもいい思い出とは言えなさそうですし…。それらが書けなかったから、「おれは生きていくための手段として、ペンや鉛筆以外の何かを選んだ」(p231)。金持ち女たちのヒモになったということでしょうか?
  • マヤさん マヤ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 10:49:03
「才能っていうのはおれがこれまでしてきたことじゃなかった。やろうと思えばできるはずのことだった。」とあるので、やはりlacuoさんの言う通り書かなかったことを悔いる気持ちはあると思います。ヘレンに口述筆記できるかと聞いていますし。
p256「朝だった」からp259「その時かれは自分が向かっているのがそこであることを知った」まではハリーの最後の意識?というか夢?「そこ」というのは作品の冒頭にある、
  • マヤさん マヤ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 11:01:08
「マサイ族の言葉でヌガイエ・ヌガイ、「神の家」と呼ばれている」ところを指すのでしょうか。
なんだか悲しい小説ですね…。戦争で人の生き死にを目前にして、いろんな人間たちを観察して、それを書き留めなきゃ、描いておく価値がある、と感じながらも書くことができなかったハリー。
日本でも戦争や大震災の記憶を薄れさせてはいけないと誰もが思うけど、体験者にとってはつらい記憶を思い出して語るのは簡単なことではない。
  • マヤさん マヤ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 11:19:17
語彙力がなくて恥ずかしいのですが、作家って苦しいのだなぁ、と思いました。この間『暗夜行路』読んだ時も同じこと言ってたな…。
ものを書く、というのは人を観察することもそうだけど、自分と向き合うことでもあると思うので、ハリーは自分と向き合うことから逃げていたとも取れるのかな。この人自分のこと嫌いだったんだと思います。
長々と失礼しました。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 19:31:28
>初っ端からハゲワシらしき鳥が群がっていて不吉な予感しかしません…。

ですよねえ。

>ハリーは小説家で、ヘレンはパトロン兼恋人?ヘレンの名前がなかなか出てこないのは、ハリーにとって女が「ヘレン」であろうが誰だろうがどうでもよかったからではないでしょうか。

マヤさん、ナイス。
ヘミングウェイはモテまくってたし、結婚と離婚を繰り返してたから。
だからかー。
納得。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 19:56:13
p231
it was strange that when he did not love her at all and was lying, that he should be able to give her more for her money than when he had really loved.

ヘレンは作家ハリーのパトロンで恋人だけど、ハリーにとってはヘレンでなくても良かった。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 20:10:10
ハリーは、お金持ち女性のヒモ状態になって贅沢し、お酒好きだから飲みすぎて感性を鈍らせ、怠け、才能をすり減らしてしまった。
p233
ヘレンは、夫を失い、酒を飲み、いろんな恋人とつきあい、息子を一人飛行機事故で亡くした後は、作家ハリーの作品に惚れて、恋人になった。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 20:17:06
>ハリーの回想はどれも、これまでに書こうとして書かなかったことのようですね。書かなかったというより、書けなかったのかなという気がしました。

だんだん分かってきました。
ヘミングウェイは、戦争に行って散々危険な目にあったし、いろんな冒険もし、飛行機にも乗り、モテたから恋もして、作家として書くべきことはいっぱいあったのに、思うようにかけなかった。
それで、最後は、猟銃で頭をぶち抜いて自殺した。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 20:25:22
そういう彼の作家としての焦りやもどかしさを、表現した小説なんですね。

最後に
「マサイ族の言葉でヌガイエ・ヌガイ、「神の家」と呼ばれている」ところ
に向かって行くところは壮大なイメージですね。
冒険を愛した作家のワイルドさが出てる。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 20:36:36
>ものを書く、というのは人を観察することもそうだけど、自分と向き合うことでもあると思うので、ハリーは自分と向き合うことから逃げていたとも取れるのかな。この人自分のこと嫌いだったんだと思います。

ヘミングウェイは自殺したし、自分が嫌いだったんでしょうね。

話を単純化しすぎかもしれないけど、お酒呑みすぎでは?とも思う。戦争のPTSDもあったと思う。アフリカ冒険中も赤痢で死にそうになってるし。
  • lacuoさん lacuo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-02-28 20:51:01
ハゲワシで始まり、ハイエナで終わる、という、憂鬱なお話だけど・・・・。

作家の冒険や戦争や恋人や芸術や酒や狩猟や飛行機や雄大な自然や・・・・・そういうヘミングウェイ的な要素が全部出てきて、作品の中では、書きたいものが書けない作家のもどかしさを描きながら、しかし、この時点で、ヘミングウェイは、ハリーが書けなかったものを、自分はしっかり書いてから死のう、と思ってたのかもしれない。
  • マヤさん マヤ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2017-03-02 09:03:32
そうか、ヘミングウェイは自殺だったんですね。これを読んだ後ではすごく腑に落ちます。ハリーに自分を重ねてたんですね。PTSD、不眠症、酒浸り…何重苦だったんだろう。
この短編集を読み終わりました。「キリマンジャロの雪」以外では「清潔で明るい場所」「この身を横たえて」が好きです。
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