人気のレビュー

ブクログで話題になっているレビューです。長文のレビュー、熱い感想を読んで好みの本に出会いましょう!

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悪寒

悪寒

伊岡瞬 2017年7月5日 Amazon.co.jpで見る ¥ 1,944

悪意は善意のフリをする。
伊岡さんの小説は、徹底的な悪意と、それに抗う「人としての思い」の対比が鮮やかだと思う。
家族ゆえのわかり合えなさと、お互いを思い合う気持ちの強さの渦に巻き込まれながら最後まで読む手を止めることができなかった。
そこでいったい何が起こったのか。なぜそれは起こったのか。何度もひっくり返る「事実」。
ひっくり返るたびにもやもやが募り、水面に落ちた一滴の墨のように広がっていく不安。家族の危うさが限界に達したと思われたその瞬間に広がる、「真実」に広がり切った墨が澄み渡っていく。いや、沈殿して見えなくなっただけなのか。消えることのない一滴の墨。それもまた一つの家族の真実なのだろう。

神社の解剖図鑑

神社の解剖図鑑

米澤貴紀 2015年12月24日 Amazon.co.jpで見る ¥ 1,728

日本各地の神様とご利益が丸わかりの1冊です。パワースポットや御朱印ガールブームなど今ホットな神社業界を分かりやすいイラストで体系的にまとめています。

神社の解剖図鑑

神社の解剖図鑑

米澤貴紀 2015年12月24日 Amazon.co.jpで見る ¥ 1,728

最近神社行きたいなあという気持ちがたかまってきたので読んでみた。取り上げてるのはメジャーなところが多いかな。入門編にいいのでは。

「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ (PHPビジネス新書)

「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ (PHPビジネス新書)

小阪裕司 2006年11月18日 Amazon.co.jpで見る ¥ 4,980

筆者の言う通り、世の感性消費行動は変化している。コトラーの時代はSTP、顧客をセグメントしてターゲットを絞り、ポジショニングを明確化することでヒット商品を出し、維持することができた。今日では商品が世に溢れ、ヒットは短命になり、何かのきっかけで面白さがウケて・・・みたいな話は多い。

そういう時代にありながら、これも筆者の言う通り、年長ボスの「オレはA案が好きだな」の鶴の一声で商品コンセプトやデザインを決めている会社は多い。

消費者の感性に着目しよう。手に取ってもらえるプロセスを考えてリピートに至る仕組みをデザインしよう。そのためには顧客とのコミュニケーションをいとわず・・・と、筆者のメッセージはわかりやすく、共感できる。

じゃあどうしたら、とまでこの新書に求めるのは酷だろう。事例としてアップル、リッツカールトン、(名は知らぬ)ディープな居酒屋と、濃い事例ばかり出てくるが、その通りのコミュニケーションがあなたの会社で展開できるわけではあるまい。感性工学という分野は筆者が言うほどにはちゃんと立ち上がっておらず、人間の感性は依然としてとらえどころがない。アンケート調査をして浮かび上がってくるほどの顕在性がないこともまたポイントだ。だからこそ、筆者のようなちょっとアーティスティックなコンサルタントに活躍の余地があるのだろう。

「納品」をなくせばうまくいく

「納品」をなくせばうまくいく

倉貫義人 2014年6月12日 Amazon.co.jpで見る ¥ 1,727

株式会社ソニックガーデンで実際に行われている
「納品のない受託開発」という新たな開発スタイルに関して、
・どんなものか説明
・どのような利点があるか
・既存の受託開発の問題点
・自社の枠に留まらない「納品のない受託開発」の展望
などについてまとめてあります。

従来のウォーターフォール・人月見積もりなど問題点の多くある
業界では、未だにそういった状況を抜けだせていない現場が多い。

アジャイルな手法を導入してみるものの失敗したりしている現場もあるが、
非効率な商慣習の縛りをそのままにアジャイルの手法を導入しているため、
うまくいかなかったり・・・。

そんなケースが多い中、「納品のない受託開発」では顧客との取引方法を
根本的に変え・取引相手も開発スタイルに適した相手に絞ることで、
アジャイル・スクラムなど有効とされる開発手法を徹底的に導入して
システム開発会社・エンジニア・顧客全てがWin✕Winになります。

紹介されている各トピックは、勉強熱心なエンジニアの方ならどこかで
聞いたことのある内容が多いと思います。
しかし、色々と既存の制約に縛られがちな日本の受託システム開発において、
これらのトピックを有効活用し、実運用に活かせるように適用する方法を考え、
実際に事業を回していることにこそ、この手法の価値があるのだと思います。

システム開発に関わるものであれば、
読んで何かしらを得られる良書だと思います。

コトラー マーケティングの未来と日本 時代に先回りする戦略をどう創るか

コトラー マーケティングの未来と日本 時代に先回りする戦略をどう創るか

今から20年近くにマーケティングという言葉を知って、その分野を少し勉強したことがありましたが、そのときから、この本の著者である「コトラー氏」の名前は知っていました。現代では、私が勉強したころの1.0や2.0でははく、4.0と進化しているとのことです。

この本ではその進化の過程が解説された後に、現代の資本主義の特徴(弱点も含めて)、アメリカと日本における資本主義の違いについて述べた上で、日本の資本主義に未来があると結論できています。この本は、前書きで述べられている様に、日本向けの書籍で、日本だけで発売される本とのことです。著者が日本人なら理解できますが、著者があのコトラーですから驚きです。

日本の強みを解説している何人かの日本人は知っていますが、最近ではあまり例を見ないと思います。この本で述べられている点を参考にして、あと10年程度になった私の社会人生活にも活用していきたいと思いました。

以下は気になったポイントです。


・日本について心配しているのは、以前に比べて日本からの留学生が少なくなっている、少子高齢化の進展・移民の受け入れに積極的でないこと(p5)

・マーケティングの考え方を体系化し、S(セグメンテーション:市場細分化)、T(ターゲッティング)、P(ポジショニング:独自ポジションによる差別化)の「STP」というマーケティングのフレームワークを構築した(p8)

・今日のマーケターの多くは、マーケティング4.0の世界になっても、いまだ、マーケティング1.0(製品中心)、2.0(顧客志向)の段階にとどまっている(p49、53)

・1986年には、従来の4Pに加えて、政治力(political power)、広報活動(public relations)という2つのPを追加している(p51)

・サービス業の場合には、3つのP(要員:people、業務プロセス:process、物的証拠:physical evidence、例として立派な制服、トレーサビリティ)を追加する、サービスには1)無形性、2)不可分性、3)変動性、4)消滅性という特徴があるので(p53)

・コモディティ(普及が進み、差別化が困難になった製品)は、新製品を生み出しても、その製品が企業の想定した消費者に簡単に届かなくなった(p54)

・他社の競合商品との違いを説明できて、マーケティング2.0の段階になる(p57)

・顧客に究極の経験を提供させるため、娯楽性(Entertainment)、美的要素(Esthetic)、非日常性(Escape)、教育的要素(Education)の「4E」が必要である(p61)

・マーケティング3.0では、感情に訴えるようなマーケティングを、精神に訴えるようなマーケティングによって補完する。この段階にある企業は、利益(profit)、人的サービスの質(People)、地球(Planet)「3P」のために働く(p64)

・マーケティング3.0の、価値主導マーケティングをもたらしたのが、インターネットであるが、まさにテクノロジーそのもの、デジタル革命に焦点を当てたものが「マーケティング4.0」であり、オンラインとオフラインが出会ったということ、ブランド確立のためのスタイルと実体の組み合わせ、IoT(センサーデバイスなどのモノが情報交換することで相互制御する仕組み)による機械と人の間のネットワークの組み合わせ=評価サイトで評判やスコアを見ることができる(p77)


・製品購入時に顧客がたどる「5A」とは、気づき(Awareness)、魅了(Appeal)、尋ね・求め(Ask)、行動(Act)、推奨表明(Advocacy)から構成され、AIDA(関心、興味、欲求、行動、A... 続きを読む

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

万城目学 2013年1月25日 Amazon.co.jpで見る ¥ 514

読み始め…17.6.20
読み終わり…17.7.11

ゲリラ豪雨が襲ったある日、ふらりと家にやってきたアカトラの猫に
"マドレーヌ"という名前をつけた小学一年生になったばかりのかのこちゃん。
元気がはちきれんばかりのかのこちゃんの知恵はある日ポコンと啓かれる。

やおらふんけー、いかんせん!ござる...(笑)

かのこちゃんが暮らす界隈は好奇心で満ち溢れ、笑ったり泣いたり怒ったり
まいにちが賑やかで、キラキラしたその輝きはなんともいえず柔らかい。

そのすぐ側らでは
人間たちに寄り添うように猫たちの世界が繰り広げられている。
なぜか外国語(犬語)が理解できるマドレーヌは
かのこちゃんちの柴犬・玄三郎と夫婦になって....

なんの偶然なのか我が家の17歳の老犬との別れがこの時と重なってしまって
心がより痛んでしょうがなかった...

猫と犬と人と。言葉では分かり合えぬとも
心では分かり合えているよね。
そう信じていたいです。
マドレーヌと玄三郎のように。
マドレーヌとかのこちゃんのように...

雪花菜飯(きらずめし) 小料理のどか屋 人情帖5 (二見時代小説文庫)

雪花菜飯(きらずめし) 小料理のどか屋 人情帖5 (二見時代小説文庫)

倉阪鬼一郎 2012年3月26日 Amazon.co.jpで見る ¥ 700

読み始め…17.7.11
読み終わり…17.7.12

小料理のどか屋人情帖シリーズ5
「雪花菜飯」

大火で見世を無くした時吉は、岩本町に場所を変え
「のどか屋」を再開。
それもようやく客がついてきたという頃に

以前(シリーズ2巻)
"味比べ"で戦ったことのある、黄金堂多助が名を変え突然現れて
「のどか屋」の近くに見世を出し、あの時の意趣返しとばかりに
あくどいことをやりだした。
「のどか屋」を潰さんばかりの無謀な振る舞いをした挙句
結局再び"味比べ"で勝負することにはなるのですが....

小料理「のどか屋」では毎回季節に合わせた洒落た小料理が出されます。
その美味しそうな小料理が次々と登場すること、今回ほど
多かったことはなかったように思うのは気のせいかしら?それとも....

生唾ゴクリとあぁビール!
何度叫んだことか。(笑) やっぱり季節のせいかな。^^
"茗荷の田楽"がおいしそうでした。作ってみよう♪

雪花菜(きらず="おから"のこと)
知りませんでした。初めて知りました。
漢字変換ですっと出てくる。驚きでした。

吾輩も猫である (新潮文庫)

吾輩も猫である (新潮文庫)

赤川次郎 2016年11月28日 Amazon.co.jpで見る ¥ 497

結構好きな作家さんが多かったので借りてみた。
赤川次郎さんは久しぶりに読んだけど、一番読みやすかった。
なんか、らしいな~って。

石田衣良さんのも良かったし、うん、みんな良かった。
どれもその作家さんの色が出てたように思う。
っていうか荻原浩さんってマンガ描くの??知らなかった。

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

伊坂幸太郎 2013年9月25日 Amazon.co.jpで見る ¥ 821

ミカンやリンゴの殺し屋の話
一部始終新幹線の中という不思議な設定
めちゃくちゃなストーリーでありながら、素晴らしい構成の物語
スムーズに読み切れた

一刀斎夢録 下 (文春文庫)

一刀斎夢録 下 (文春文庫)

浅田次郎 2013年9月3日 Amazon.co.jpで見る ¥ 724

斎藤一のひとり語り。浅田さんの文体と斎藤一の昔話。相性がいいと思う。何とも言えない苦さがある。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

湯本香樹実 1994年3月1日 Amazon.co.jpで見る ¥ 464

素直に楽しめる一冊だった。分かっていてもたまらなく切なくて、読み終えるのがこわかった。
電車で読んでいるのに思わず吹き出してしまうような笑えるところも挟まれていて、心地よかった。

下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

池井戸潤 2013年12月26日 Amazon.co.jpで見る ¥ 778

何を売って日々の糧にするか?
お金さえ入ればいいのか?

いろいろなエピソードを経営視点でまとめあげて、要所要所を気迫のこもったセリフで締める。
読後に爽やかな気持ちにさせてくれる良い小説だった。

帝国宇宙軍1-領宙侵犯- (ハヤカワ文庫JA)

帝国宇宙軍1-領宙侵犯- (ハヤカワ文庫JA)

佐藤大輔 2017年4月20日 Amazon.co.jpで見る ¥ 670

腰帯にこうある。「新シリーズ初巻にして最終巻」。まさに次巻に着手する前に、死去。享年52歳。
『征途』を除き、シリーズが完結した事がない、という点で、主に架空戦記の読み手に有名だった作者であるけれども、みんな期待していたと思う。(生きている間に)いつかは次が出るのでは、と。
しかし、その望みは全て虚しくなりました。
本シリーズは、星間航法のある意味欠陥により、地球からはなれたどこか遠くの宙域に飛ばされてしまった地球人の後裔が、いくつかの星間国家を築いているという設定。
そのなかでも主要な「帝国」と、小さくて勢力は弱いが狡猾な「ヘレネス統一体」の、いささか乱暴な政治戦からスタートする。
ヘレネスによる、ある無人星系の詐取、そして、その宙域で一触即発の事件が発生、さらにそこから近い別の無人星系における謀略のスタート。
これに、天城少佐はどう対処するのか?
自分でも知らず知らずのうちに「英雄」に祭り上げられてしまった主人公の闘いが今始まる……というところで、本巻は終わっている。
日本と韓国がモデルなのかな、と思われるこの関係にどきどきわくわくしながら読んでいると、ここでの途絶。
あまりにも残念だ。
幸い、ハヤカワ文庫では今までにも、『GUIN SAGA』や『銀河乞食軍団』を別の作家に書き続けさせるというような試みを行っている。
是非本作についても、別の作家に書き継がせてもらえないだろうか。たとえば、横山信義あたり、どうでしょう?

ブリジット・バルドー ビキニの裸女 HBX-105 [DVD]

ブリジット・バルドー ビキニの裸女 HBX-105 [DVD]

ウィリー・ロジェ 映画 2013年8月9日 Amazon.co.jpで見る ¥ 495

1952年、フランス映画。監督はウィリー・ロジエ。
DVDのジャケットにはブリジット・バルドー初主演作とあり、映画のクレジットもブリジット・バルドーが一番最初なのですが、映画の内容からいくと主演は宝探しにやってきた男子学生役のジャン=フランソワ・カルベの方かな。それに、本編86分の作品なのにバルドーの登場は40分経過頃だし。(^_^;
映画の原題にもバルドーの役の「マニーナ」って付いているんですけどね。(^_^;;
しかし、ジャン=フランソワ・カルベは何だかへらへらとしていて、主演の割には少しインパクトが薄い感じもありましたかね。
ストーリーは宝探しと男たちの駆け引きがメインであったと思いますが、ブリジット・バルドーの登場で一瞬にしてそちらの方に釘付けになってしまいました。(笑)
やっぱり主演はブリジット・バルドーということで!
この時、ブリジット・バルドーは18才。ほんとにほんとにビキニ姿が眩しかったです!さすが~!!(←何が)
その他の共演としては船長役のハワード・ヴェルノンなどがいます。

古代フェニキア人の輸送船が地中海のラベジ島沖で沈没し、その船には大量の金貨が積まれていたことを大学の講義で知ったジェラール(ジャン=フランソワ・カルベ)は、かつてその島へ休暇で訪れた際に海底にあったフェニキアの壺を拾ったことを思い出した。
その海底付近に古代フェニキア船が眠っていることを確信したジェラールは、宝探しに向かうことを決意し、船を調達するために一路タンジールへ向かう。目指すは煙草の密輸船に便乗することで・・・。

個人的には黒ビキニが良かったです!(^o^)v
白黒映画だったのでこれはちょっと残念でした。カラー映像ならさらにバルドーのビキニ姿が楽しめたかもしれませんね。
18才のピチピチギャル(←死語?)でウェストが51センチだったということで、いやはやこれは~!!悶絶状態一歩手前でした。(笑)
まあこれがこの映画の全てだったと言って良いでしょう!♪

物語としては・・・、主演の男子学生ジェラールが軽率すぎて話にならんなあ~。
宝探しを一緒に行う仲間はもっと吟味しないと~。留置場で一緒になっただけでお仲間になるなんて~。ありゃ!?ネタばれ?
このあたりの展開はとってもわかりやすいですね。(笑)
船長の目は最初からコワいし。(笑)

DVDの質ですが、マスターテープの現状のせいか一部、雑音はひどいです。
本当はリマスターすればいいんでしょうけど、ぜめて特典映像とかでバルドーの黒ビキニ姿だけでも色を付けてみて!(笑)

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