献本企画「どつぼ超然」町田康

今回も事前にブクログユーザーさんにプレゼントして読んでいただきました。
「クラクラした」「ニヤニヤした」「ほほほ。善哉善哉。」などと、
これまでにない奇妙なレビューが並ぶ今作品。
芥川賞作家をはじめ、華麗な経歴を持ちながら、
人気ロッカーという一面をもつ作家・町田康の新境地はいかに・・・!?
[最終更新日 : 2010年11月17日]

『どつぼ超然』のあらすじ

爆発する自意識!死のうと思っていた男の、あまりにもとりとめのない妄想の連続。

田宮に居を移し、自らを「余」と名乗ることにした主人公は、海辺を超然と散策しはじめる。お紺の松を過ぎたあたりで浴衣姿でキャッチボールに興じる娘さんを目撃した余は、突然死にたくなってしまい、離れ小島に渡って死に場所を求めさまよい歩く。ところが首をくくる縄と松がなかったりして、余はなかなか思うように死ねないでいる。

「もはや死神にも見放されたか」田宮の温泉町を舞台に、数々の経験、出会い、気付きを経て、人間として、超然者として、成長してゆく「余」の姿を活写した長編小説。
▲町田康さんの直筆コメント[クリックで拡大]

読み進めていくうちにこの世界にどっぷりつかっていました。意外なくらい骨太なSFでした。

  • ブクログユーザーのレビュー・感想

  • 一体なんなんだこの人は?奇怪なものを見るように読み進むうちに、主人公というか著者の人間観察力とシュールな着眼点にニヤニヤしてしまいました。 117uresujiさんのレビュー全文»

  • 被害妄想による脳内からの反論に、時に論理的に、ほとんどは詭弁で返し、さらに広がる妄想ドライブに読んでるこちらの脳もぐらんぐらん揺さぶられ、にへらにへらと笑みがこぼれ、ファミレスで読み始めたことに大きな後悔を覚えさせてくれる。 beatkicksさんのレビュー全文»

  • 久しぶりの町田節全開はやっぱり心地よくて、くねくねぐにゃぐにゃする主人公の思考回路も、だんだん麻痺してくるのか妙に面白く感じちゃったりします。 dogu-nekoさんのレビュー全文»
  • 語りのうねりに流されながら読みすすめていくうちに、「余」の自意識に飲み込まれてクラクラ。
    しかし、そのクラクラの最中にもたまにぐっと心をつかまれて泣きそうになってしまう時があったりする。 gura-gurariさんのレビュー全文»
  • 人生、苦しいこともあるだろう、腹の立つこともあるだろう、でも大丈夫。そういう時は『どつぼ超然』を読みましょう!すると人生『頑張るぞー、頑張って、死ぬぞー』って気になりますから! 姫さんのレビュー全文»
  • 文学って、そうだ、こういうものだった! と思った。 howakkoさんのレビュー全文»
  • 大して中身はない。ほほほ。善哉善哉。
    あらためて氏の文体のリズムが自分と合ってるんだなぁと実感。 inehitoさんのレビュー全文»
  • 町田節、炸裂!!!最高です。小心者の(?)町田某氏が小心者の私に代わって世間をたたっ斬ってくれました。 jyunko6822さんのレビュー全文»
  • このリズム感とくだらなさ(笑)にハマりました。 kakisachiさんのレビュー全文»
  • この主人公は極端に見えるけど人間誰しもそんなものなんじゃないかしら。
    無意識に考えている日々の自意識や妄想を丁寧に言語化したら誰しもこれくらい滑稽なんだろうな。 kobakanaさんのレビュー全文»
  • 人間の不完全な部分の可笑しさがたっぷり詰まっていた。
    パンクロッカーが気にするような事とは思えない、とてつもなく些細な「変な所」に目を付けて、ずるずると彼の思索の世界に読者を巻き込んでいく力に感動した。 magic215さんのレビュー全文»
  • とにかく、その自意識が生み出す妄想が本当にくだらなく、瑣末なことからどんどん飛躍していくのだが、自分自身もこのようなくだらない妄想に囚われて何も起こらない日常を過ごすことが多いので、ホトホト身につまされる。 marhearさんのレビュー全文»
  • とどまるところを知らない妄想に笑わさせられる。 matsuba526さんのレビュー全文»
  • 超然として見える人は、何かその人の道を究めることに集中していて、ある意味どつぼに入っている。
    そう思うと、この本は、「死」のどつぼに入らんと超然を目指した主人公が、最終的には「生」のどつぼに入り超然を得る、という話なのかもしれない。どつぼ超然。善哉。 nightsheepさんのレビュー全文»
  • なんだ?!なんなんだ?!これは妄想か、はたまたただの心配症か。
    人の脳みそはパカッとあけて見られないのが残念だ。ほほほ。善哉善哉。 pocchi826さんのレビュー全文»
  • なんというか、読んでも人生の役には全く立たない本でした(笑) poppenjpさんのレビュー全文»
  • 帯の背にある「爆発する自意識」とはよく表現したもの。これには深く感心しました。 word24さんのレビュー全文»
  • 一人突っ込みの連発、といった内容でした。 yinghua19さんのレビュー全文»
  • 世俗に流されないって難しい。まさに、どつぼにはまるのだ。 yumyum37さんのレビュー全文»
『どつぼ超然』のレビュー・口コミ

どつぼ超然

明るすぎるし、見晴らしがよすぎる。 どうも死ににくい。飄然から超然へ。世界を睥睨する町田文学の新境地。

  • 著者:町田 康 /
  • 出版社:毎日新聞社 /
  • 発売日: 2010年10月15日

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