伊坂幸太郎 ブクログ作家特集

「マリアビートル」の発売を記念して、ブクログユーザーから伊坂幸太郎さんに質問! 新作「マリアビートル」の発売を記念して、伊坂幸太郎さんにQ&Aをお答えいただきました。ブクログスタッフからの質問に加えて、今回は特別にブクログ談話室で募集した質問も伊坂幸太郎さんに答えていただきました。
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伊坂幸太郎インタビュー

伊坂幸太郎さんの本棚を覗かせて!

学生の時に読んで影響を受けた作品はなんですか?[本・映画・音楽問わず](質問者 : 片桐せいこうさん、名無しさん)

大江健三郎「叫び声映画「トレマーズですね。

最近いいなと思った作品とその理由を教えてください。[本・映画・音楽問わず](質問者 : ブクログスタッフ)

阿部和重「ピストルズは、ただひたすら、凄い小説だと思いました。
映画「トランスフォーマーは、単純な性格なので、車がロボットが変型するだけで興奮します。

伊坂さんの作品には、よく音楽に関する話が出てくるような気がするのですが、22世紀の子どもたちに聴かせたい歌や曲を教えてください。(質問者 : ブクログスタッフ)

22世紀ですか。どんなことになっているのか想像もできませんね…
でも、今も未来も、子供たちは、ザ・クロマニヨンズの「恋に落ちたら」とか「突然バーン」を元気良く、歌ってほしい。

小説家・伊坂幸太郎さんに質問!

一番はじめに小説を書いたのは何歳のときで、どんな内容でしたか。(質問者 : spiroさん)

ちゃんと完成させたのは大学一年生か二年生の頃でした。
クリスマスのドイツを舞台にした、私立探偵の出てくる短編です。
(実は、最近、このプロットを再利用して短編を書いてみました。年末に発売予定の、河出書房のムックに掲載予定です)

小説で生きていこうと決めたのは、人生の中のいつ、どのような瞬間でしたか?(質問者 : kngsmymさん)

高校時代に、「小説を書きたいな」と思いました。
会社勤めを辞めて、小説に専念しよう、と思ったのは、二作目「ラッシュライフ」を書き上げた後、通勤中のバスの中で、でした。ウォークマンで曲を聴いていたら、当時、書きはじめていた、「重力ピエロ」を満足の行く形で完成させたいな、と強く思いました。

伊坂さんは以前エンジニアであったということが、IT業界では有名ですが、エンジニア時代にやらかした失敗談を聞かせてください。(質問者 : low1さん、omu_rice72さん)

たくさんあったのですが、なかなか思い出せません。嫌な思い出過ぎて、無意識が記憶を封印しちゃったのでしょうか。とにかくたくさんバグを出して、迷惑ばかり、かけていた気がします。

新作「マリアビートル」について質問!

伊坂さんの作品は、よく登場人物が作品をまたがって登場することでファン心をキュンとさせてくださいますが、今回は単に登場人物だけでなく、以前発表された「グラスホッパー」と全く同じ世界の続きを書いていらっしゃいます。なぜ敢えてグラスホッパーと同じ世界で新作を書こうと思われたんですか?(質問者 : ブクログスタッフ)

六年前、「グラスホッパー」を発売した時には、不評の声ばかりが聞こえてきたので、その悔しさから、「同じ世界観で、今度は面白いと言わせたいな」と思ったのがはじまりです。

なぜ新幹線という空間を選んだのですか?(質問者 : ブクログスタッフ)

ある時、ふと閃いただけなのですが、たぶん、「暴走特急」や「暴走機関車」などの映画が好きなのと、普段、よく乗っていたからかもしれません。

すべてを自分の思い通りに行う冷徹な中学生・王子のような中学生に大人としてどう接したらいいんだろうと思いながら読みました。伊坂さんなら大人としてどういった態度で王子に接しますか?(質問者 : ブクログスタッフ)

逃げます。関わらないように、どうにか距離を取りたいです。

伊坂さんがもし殺人を依頼するとしたら、蝉、槿、鯨、健太郎&孝次郎、木村、檸檬&蜜柑、七尾、王子、大藪、チクタク、令嬢、スズメバチ、の誰に依頼をしますか?(質問者 : egasira250さん)

安心感があるので、槿ですかね。僕が言うのも何ですが、あとの人たちには頼まないほうがいいですよ。

殺し屋・檸檬は機関車トーマスが大好きですが、伊坂さんも電車やトーマスがお好きなんですか?また、檸檬のトーマスと同じように大好きで隅々調べてしまうようなものはありますか?(質問者 : ブクログスタッフ)

トーマスは子供の影響で、たくさん観たので、好きです。今回の小説で使っているエピソードなどもほとんど調べずに書けました。
あまり凝り性ではなく、隅々調べるほど興味のあるものはありません。

今回の登場人物で一番伊坂さんに似ているタイプの人物はだれですか?(質問者 : marowsさん)

弱気な感じは、七尾に似ているのかもしれません。僕もついてはいませんが、あれほどではありません。

ブクログユーザーに一言お願いいたします。(質問者 : ブクログスタッフ)

どれくらいの人たちが感想を書いてくださっているのか、まったく見当がつかないのですが、本を読んで感想を書いてくれているなんて本当にありがたいです。
自分の作品の感想を読むのは怖く、このサイトをじろじろ見ることができません。ですので、(当たり前ですが)みなさんは自由に書いていただければと思います(「不評じゃありませんように」とお祈りしておきます)。
みなさんを、はっとさせるような小説を今後、書ければいいな、と思います。

『マリアビートル』

酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。 物騒な奴らを乗せ、北を目指し疾走する!『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。

酒浸りの元殺し屋「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた悪魔のような中学生「王子」に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線<はやて>に乗り込む。
取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」は、車中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも紛失してしまう。
そして、その身代金強奪を指示された、ことごとくツキのない殺し屋「七尾」は、奪った身代金を手に上野駅で新幹線を降りるはずだったのだが……。

みんなのレビュー
  • 五股主人公といい、繭美といい、けっして好感の持てる人物ではないはずなのに。妙に魅力を感じます。
  • バイバイっていうのはしんどいけど、また会えたらいいねって思う。なんて、甘いかしら?
  • 伊坂ワールドを堪能できました。装丁もステキ。
  • 思わず笑ってしまったり、目頭が熱くなってしまったり。凄くツボにはまる作品でした。
  • 第2期に突入した伊坂さんだけど、第1期を彷彿させる文体。
  • 魅力的なキャラが織り成すテンポの良い会話に魅了された。
  • 主人公たちのやりとりがあまりに愉快で一人で読みながら笑ってしまいました。
  • どこからこんな話を思いつくんだろう。感服。
記念すべきブクログ作家特集の第一弾は、2008年本屋さん大賞を受賞した『ゴールデンスランバー』が2010年1月に映画化される伊坂幸太郎さんです。
デビュー10年目にして、今回の映画化はなんと自身の作品、8作品目であり、ブクログでも、13作品が1000人以上に登録されるという、今もっとも私たちが注目している作家のひとりです。
今回はブクログユーザーさんによって登録された情報をもとに、伊坂幸太郎作品の魅力を余すことなくお伝えしてまいります!

最終更新日:2010年7月13日 ※ランキングデータは2010年1月25日現在のものです。ランキングページを見る»

伊坂幸太郎作品 ブクログによるランキング

総合評価ランキング1位 映画の公開も楽しみな『ゴールデンスランバー』

映画化が決定した『ゴールデンスランバー』が、3割以上の人が満点★5つをつけ、単行本・文庫を合わせた「評価ランキング」1位になりました。
本作は、'08 本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞を獲得したブクログ外でも大変に評価の高い作品ですが、直木賞にノミネートされるも辞退をしています。
単なるミステリーというには惜しいくらい、息つく暇のないスリリングな展開と魅力的な登場人物に誰もが引き込まれます。

みんなのレビュー
  • 次が気になって気になって目が恐ろしいスピードで行を追っていく。
  • 「そうくるかー!」っていう展開に、もう振り回されっぱなしで。
  • 誰が正しくて、誰が正しくないのか。
  • 続きがどんどん気になって、何が起きてるのーーって感じだった。
  • 読み終わったあと、必ず気づくはず。自分を信じてくれる人のありがたみが。
  • ビートルズの「アビィ・ロード」が聴きたくなった。
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映画 ゴールデンスランバー
監督:中村義洋
ゴールデンスランバー

堺雅人、竹内結子出演の大ヒット作

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総合ランキング1位[評価+登録数] 『重力ピエロ』

評価+登録数を合わせたブクログ総合ランキングでは、『重力ピエロ』が1位になりました。
旬の俳優、岡田将生、加瀬亮を迎え'09に映画化された作品も好評でした。配役の良さが原作ファンには嬉しかったのですが、特に特に父親役の小日向文世の演技の評価が高かった作品です。
DVD化もされブクログでも多くの登録と高い評価を受けています。

みんなのレビュー
  • 家族の形は一つじゃないんだなあと思いました。
  • 目に見えない絆とはこういう事を言うんだろうな。
  • 殺人を肯定してしまいそうな、背景の悲惨さ。
  • 血のつながりより 心のつながり。
  • 残酷で怖いことも書いてあるけど、優しかった。
  • そこには重力を超える愛が存在していました。
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映画 重力ピエロ
監督:森 淳一
映画「重力ピエロ」

出演:加瀬亮 岡田将生 小日向文世 鈴木京香 吉高由里子

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初心者にまず読んでほしい作品 『オーデュボンの祈り』

伊坂幸太郎作品の中で、何を一番初めに読んで欲しいかを、ミニブログTwitter,ログピで質問してみました。1位はデビュー作であり、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した『オーデュボンの祈り』でした。伊坂幸太郎作品は、作品間で登場人物や設定がつながっていることが多いため、「デビュー作から順を追って読んで行くのがおすすめ」という意見が多かったです。

みんなのレビュー
  • この本に出逢えて良かったです。
  • 勧善懲悪であり、美しい終わり方がすがすがしく、心温まった。
  • これ以降、文庫になったら迷わず作家買いするようになりました。
  • 「これ本当にデビュー作なの?!」と驚かされるくらい素晴らしい。
  • 心臓がシュンてなる。名探偵が事件を防げないってのは真理だなぁと思う。
  • 読んでいる時に、人生の短さを感じました。
木村哲也による漫画版『オーデュボンの祈り』

単行本登録数1位 『死神の精度』

「単行本」と「文庫」で分けた場合、17作品の「単行本」の中でもっとも登録数が多かったのは、『死神の精度』でした。'08に金城武主演で映画化された影響もあり、2005年刊行以来現在も多くの方に読まれています。'04日本推理作家協会短編部門受賞、第134回直木賞候補、'06本屋大賞3位という輝かしい成績も残しています。

みんなのレビュー
  • こういう死神なら会ってみたい気もするかも。
  • こんな話が創造できる人って天才だと思う。
  • なんかいいことを知ったような気がする。
  • 『死』が沢山登場しているんですが、最後は何故かさっぱりした気分になっていました。
  • 伊坂幸太郎の作品にはミュージックが流れている。
  • 雨が降ってると死神がいるのかなーって思う◎
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映画『死神の精度』
監督:筧 昌也
映画『死神の精度』

出演:金城武 小西真奈美 富司純子 光石研

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文庫評価ランキング1位 『陽気なギャングの日常と襲撃』

こちらも映画化もされた『陽気なギャングが地球を回す』の続編です。映画では、大沢たかお、佐藤浩市、松田翔太、鈴木京香など豪華メンバーが顔を揃えています。
伊坂作品の中でも笑える作品として有名です。続編ではありますが、この本から読んでも何の支障もなく楽しむことができます。

みんなのレビュー
  • 全部が繋がっている! 登場人物の個性が良い!
  • くだらない会話でもいっさいムダがありません。
  • 相変わらずバカバカしい流れだが、それがいいよね。
  • 読んでいてストレス発散にもなる作品
  • 相変わらず伏線回収がお見事。
その他の順位を見る:文庫ランキングの詳細»
映画『陽気なギャングが地球を回す』 監督:前田哲
映画『陽気なギャングが地球を回す』

出演:大沢たかお 鈴木京香 松田翔太 佐藤浩市 大倉孝二

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評価が最も分かれた作品 『あるキング』

ほとんどの作品が圧倒的に★1より★5が多いのに比べ、『あるキング』のみが★5と★1の比率がほとんど変わりませんでした。
つまり、『あるキング』が最も評価が分かれてた作品だと言えると思います。伊坂氏自身も、「いつもの僕の作品とも雰囲気の違うものになりました」とあとがきで語っているだけに冒険した作品なんでしょうね。あなたは好きでしょうか?苦手でしょうか?

★1,2の人のレビュー
  • なんか…伊坂さんっぽくない…
  • 伊坂ワンダーランドを認めない?人たちへの抗議?
★5の人のレビュー
  • 三人称の語り部とか伊坂さんっぽくない伊坂さん。面白かった。
  • 「自分が読みたいものを自由に書いた」というだけのことはあります。
その他の順位を見る:評価が分かれた作品の詳細»
マクベス
シェイクスピア
マクベス

モチーフになっているシェイクスピア四大悲劇のひとつ。

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伊坂幸太郎 (いさかこうたろう)

1971年5月25日千葉生まれ。元システムエンジニア。
2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した後、'02の『ラッシュライフ』でさらに注目を集める。
映画化もされた'03『重力ピエロ』で直木賞にノミネートされ、その後も幾度となく候補にあがるが、執筆に専念することを理由に'08『ゴールデンスランバー』がノミネートされた際に辞退をしている。『ゴールデンスランバー』は同年本屋大賞や第21回山本周五郎賞も受賞している。
単行本化された17作品中、映画化された作品は8作品、コミック化5作品、単行本・文庫合わせ13作品がブクログで1000人以上に登録されている、まさに今最も注目の作家。
※2010年1月現在の情報です。