憲法の涙 リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2

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  • 毎日新聞出版 (2016年3月16日発売)
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東大の学者でこういう人もいるんですね。

9条
①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

護憲派には二つある。一つは、自衛隊と日米安保条約は違憲とする原理主義的護憲派。もう一つは、自衛隊は違憲ではないとする修正主義的護憲派。


井上先生の9条2項でなく丸ごと削除論
・安全保障の戦略は憲法で凍結してはいけない
 1項も安全保障の基本政策を述べている(非武装中立が違憲から集団的自衛権容認まで 解釈の幅がある可能性)
 1項を削除して非武装中立まで選択肢にいれて民主的立法過程での討議にゆだねよ
・もし戦力を持つなら「条件付き制約」を憲法に書き込んでおくべき。
=シビリアン・コントロール、開戦決定への事前国会承認、徴兵制、良心的兵役拒否。
 徴兵制は、無責任な好戦感情に政府と国民が駆られる危険性への歯止め

セカンドベスト-護憲的改憲 専守防衛の枠内で自衛隊を位置づける
サードベスト-保守的改憲発議


↓井上達夫×モーリー「護憲派と憲法の涙」
https://youtu.be/r3nr_uD5His

↓宮崎哲弥 x 井上達夫
https://youtu.be/VD6Jm29XZo0

↓田原総一朗×井上達夫×篠田英朗「集団的自衛権とトランプと国際主義の行方」
https://youtu.be/71TG5YZJKdo

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説以外★★★★★it was amazing
感想投稿日 : 2017年3月29日
読了日 : 2017年3月29日
本棚登録日 : 2017年3月29日

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