ノンフィクションということもあり、沢木作品ということもあり、やはりと言うべきか読後感にカタルシスはなくある意味消化不良満載だが、それこそが人生というものだろう。
絶えず選択を迫られ、それにつき自問自答を繰り返す。
「勝たなければ」と思う時もあれば、それだけではないと思い返す。
濃密に普遍的な人生を描き出しているこの作品に爽快感など求めてはいかんでしょうな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月17日
- 読了日 : 2012年11月17日
- 本棚登録日 : 2012年11月17日
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